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MT4失敗例その1:優秀な成績のEAで失敗・・・MT4の使い方2016 第3回

まずは、私のMT4運用失敗例をご紹介します。これまで、何度か似たような失敗を繰り返しているのですが、大体この5つのパターンに集約される気がします。

 

では、始めましょう。

罠とわかっていても動かしたくなるEA

現在優秀な成績を出しているEAを動かしけど思うように利益がでない、あるいは損失になっているなんて話はよくあります。私も、何度も経験しています。これは、MT4運用で多くの方が陥る失敗の一つかもしれません。特に、自作EAから始めた方は必ず陥るのではないかという気がします。

MT4 失敗例

EAの簡単な作り方は、過去の連載でもやらせていただきました。

 

参考:MT4EA作成編 第1回

 

EA作成技術がまだまだ未熟なので、本当にわかりやすいかどうかの自信はありません。でも、連載記事通りにやっていけば、簡単なEAは作れるようになると思います。

 

こんな作り方でも、過去の値動きに対して優秀な成績を出すEAがどんどん作れます。出来上がったEAを最適化するだけで過去の値動きに合わせた数値調整ができるからです。

 

参考:MT4最適化手順とマイナス結果表示の意味

 

この最適化結果を妄信してはいけないことは、頭ではどなたもわかっています。

 

でもですね。凄い好成績のバックテスト結果をみてしまうと、使いたくなってしまうんですよね。

 

なぜか「このEAだけはうまくいくのではなかろうか」という都合の良いことを考えてしまうのです。

 

そして、実際に動かしてみると成績がそれほどよくない事実に遭遇してしまうわけです。でも、いきなり調子が悪くなるわけではないんです。

 

最初は、調子が良い時もたまにあります。そんな時は、「遂に良いEAが出来たようだ」という気持ちになり、ポジション数を増やしてしまいます。これが最悪のパターンです。

 

その後に、お決まりのように調子を崩してきます。ポジションを増やした後で不調となると損失額もそれなりに膨らんでしまう訳です。

 

ここまで読むと「おいおい!学習効果が無さすぎるぞ!」と突っ込むを入れたくなるかもしれません。

 

全くもっと、その通りです。

 

「わかっているけどやめられない」とでもいうべき世界がここにあります。

 

最初の頃は、このパターンで何度もやられました。

商用EAでも似た傾向

MT4運用で、実際に利益を軌道に乗せてきているという話はあまり聞きません。読者の方から時折いただくメールを読ませて頂くと、自作EAの時と似たような失敗パターンが存在することがわかりました。

 

  • 現在好成績のEAを購入
  • 最初はお試し稼動、この時は好調に利益をだす。
  • リアルマネーで本格稼働、調子がだんだんと崩れだす。

こんな感じです。最初に好成績のEAに目がいくのはしょうがないところもあります。1本数万円の高額な金額でEA購入検討するわけなので、「出来るだけ好成績」なものを選ぼうというのは普通の心理だからです。

 

「VPS代だけでも利益を出そう」なんてのも最初はちょっとしたプレッシャーになります。これも数万円の出費なので、どうしても気になってしまうところです。

 

詳細は連載後半で書きますが、私は商用EA購入の目安として「高PFは外す」ことを原則としています。PFは、プロフィットファクターの意味で利益と損失の割合を数値化したものです。

 

参考:MT4 PF(プロフィットファクター) 私の見方

 

数値が高ければ高いほど「現在利益が出せているEA」の目安となります。でも、この「現在」が曲者なんですよね。将来を保障するものではないので、「ここまで好調であればここから調子を崩す可能性」を考慮しなければいけません。

 

でも、成績ランキングあるいは人気ランキング上位のEAって当然のようにPFが高いですよね。

 

実際、高PFのEAは半年もすると調子を崩してしまうものがほとんどです。なので「絶好調のときは手を出してはいけない」と肝に命じています。私は、ランキング上位のEAはほとんど見ません。商用EA探しは、別の視点でやっています。

 

どのような視点かも、連載後半で書かせていただきます。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/05/25


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