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PF(プロフィットファクター) MT4商用EAで留意するポイント

商用EA選び、第二のポイントは「PF(プロフィットファクター)」です。PFは、以下の計算式で求められます。

 

PF = 総利益 / 総損失

 

総利益が40万円で総損失が20万円であれば、PFは2となります。一般的にはこの数値が高ければ高いほど、大きな利益を出してくれるEAの目安とされます。商用EAの紹介ページでも、PF値が高いということはよく強調されます。

 

私も、商用EA選びでPFを重視します。ただ、その見方は一般的なものとは違うかもしれません。

 

商用EA選びで重視しているPFの見方についてまとめました。

高PFは高リスクとみなす

EA プロフィットファクター PF

PF3やPF4といったEAも時折あり、この数値が高いことはかなり気分を盛り上げてくれます。PFには、一般的に以下の傾向があります。

 

参考:PF(プロフィットファクター)は1に収斂する

 

私の自作EAの結果ではありますが、「売買回数が増えれば増えるほどPFは1に近づいていきます。こういう記事は、他のブロガーも書いていて数学的な見地からの説明もあります。

 

つまり、PFが高すぎるEAは「今絶好調でピーク」の可能性が高いということでもあります。高PFを維持し続けることは至難の技です。どのようなEAにも好不調の波があり、絶好調のEAにもいずれ不調期が訪れます。

 

ほとんどのEAは、理論的にはその好調と不調を繰り返しながら、PFは1に近づいていくことになります。

 

この視点でいくと、ネット上で話題になっているEAの取扱いには充分に注意せねばなりません。話題になるほどのEAは、「短期で大きく稼いでいる高PFのEA」であることが多いからです。

 

現在PF3のEAであれば、その利益水準を維持していくのは難しいと考えるのが妥当です。PF3のEAがPF1まで下がるには、最大ドローダウンを更新するくらいの損をする時期がいずれ到来せざるを得ません。

 

確かに、そのままの勢いで稼ぎ続ける可能性はあります。

 

でも、私は基本的にこのタイプは利用対象からは外します。前回書いた、損益グラフの形が良くても高PFのものは除いていきます。


PFの目安

PFの目安をどれくらいにするかは、厳密には決めてはいません。今の基準はこれくらいです。

 

「PF1.5未満」

 

この基準も、いろんなEAを使う中で段々と下がってきました。高PFは高リスクだと思ってはいても、やはり欲には勝てずについつい使ってしまうからです。

 

使って損をして、「やっぱり間違いだった。もっと基準を下げよう」ということを何度か繰り返してきました。

 

どうしても高いPFを選んでしまうのは、人間の欲がなせる性のようなものです。私も欲をからしているつもりではあるのですが、なかなか抜けません。

 

それで、数々の失敗をしてきました。MT4運用も同様で、PFの基準を下げてくればくるほど収支は安定してきています。

 

私の基準が正しいかどうかはわかりません。ただ、高すぎるPFは要注意であることは意識しておくべきです。

 

皆様の商用EA選びの参考になれば幸いです。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/08/15


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