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MT4安全運転7原則 その2

1つのMT4で動かすEAは、今のところ1つです。こうすることによるメリットについて書かせて頂きました。

その2:1MT4 1EA

「MT4安全運転 7原則」のその2は「1MT4 1EAの原則」です。基本的に1つのMT4で動かすEAは一つにしています。これには2つの理由があります。

 

  • 管理がしやすい。
  • 他EA乱調の影響を受けにくい

 

EAの成績は1か月単位くらいで把握するようにしています。1口座で複数EAを稼働させていると成績集計に手間がかかりがちです。

 

1EAの方が資金管理もしやすく、100万円スタートで現在130万円であれば「このEAが30万円稼いでくれている」と簡単に成績集計も確認できます。

 

手間がかからないだけでなく、もっと重要な理由があります。

他EA乱調の影響を受けることがない

同じMT4内で複数稼動のときには他EAの乱調が好調なEAにいろいろな悪影響を受けることがあります。

 

  • 強制ロスカット執行による資金不足により好調なEAも稼働ストップ
  • 乱調EAがストレスとなり好調EAも一旦ストップ
  • 乱調EAの損失を取り返そうと好調EAの売買ルールを変更する

 

これらのうち後半の2つは、私も実際に経験しています。「乱調EAがストレスになって好調EAも一旦ストツプ」というのは、「そんなバカな」と思う方もいるかもしれません。

 

でも、私はありました。

 

EAがあまりにも乱調だと自動売買自体が嫌になるのです。同口座内で一緒に動いているEAが目に入ると「気持ちも整理したいから、一旦止めてしまおう」なんてことになります。

 

本来であれば、そばのEAが乱調気味でも、好調なEAはそのまま稼働させておくべきです。実際、黙ってそのまま稼働させておけばそのまま稼いでくれるものでもあります。

 

でも、全体としてボロボロの口座は全てが悪いように見えてしまうもので一旦清算したくなってしまいます。私も何度かこのパターンで止めました。

 

この現象は、一般社会でいうところの「人間不信」のような感じかもしれません。何かの原因で人が信じられなくなり、本来信じても良い人に対しても不信感を持ってしまうような状況です。

 

こういう形で好調なEAを止めてしまうと当然自動売買運用自体がおかしくなります。

 

この後に「乱調EAの損失を同口座内のEAで取り戻そう」という気持ちが出てくることもあります。こういう気持ちで動いて良い結果は得られません。

 

好調なEAの売買数量を一気に増やして無理をしてみたら、その後に好調なはずのEAが損きりを連発して裏目にでてしまうなんてことはザラです。

 

自動売買が運用者の心の乱れを察する訳ではないのですが、1MT4内での複数EA稼働は1度悪手をうつと連鎖してしまう傾向にあります。

 

別口座で稼働させておくと、こういう衝動的な失敗はかなり防げます。だからといって、口座開設を沢山行う必要はありません。

1口座で複数MT4インストールで対応

OANDAJAPANでは、1つのMT4口座で5つのサブアカウントが作れます。1口座ごとに資金管理やEA管理も別となるので完全に独立した管理が可能です。

 

でも、これが出来るのは今のところここだけです。他のMT4口座では別の方法を使います

 

他のMT4口座でも、複数のMT4をインストールする方法があります。これは、グーグルで「MT4 複数インストール」などで検索すると見つけることができます。

 

こうすると、MT4口座は同じなのですがMT4毎に別々のEAが動いている状況となります。

 

ただ、VPSのメモリには注意が必要です。1MT4で2EAを動かすよりも、2口座で2EAを動かす方が大きなメモリが必要となります。

 

私の方法では、3EA以上動かすようになったら1Gではメモリ不足を心配せねばいけないかもしれません。この方法は、稼働EA数が増えてくると堅持していくのは難しいところがあります。私も5EAくらいまではこのやり方でやっていくつもりでいます。

 

こんな感じで1EAごとに他EAの影響を受けない管理をしています。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/09/14


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