当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

その5:EAに期待し過ぎない

1つのEAに期待しすぎるとうまくいかないことが多いです。EA間で調子の良さがバラバラになるようにしておくと安定した運用ができます。

EA総崩れを防ぐ

好調な成績を出しているからといって、そのEAの売買数量を極端に増やすと大体うまくいきません。

 

私は、「1つのEAに期待し過ぎない」ようにしています。1つのEAで年間50万円くらいの利益を出してくれれば良いという感覚でやっています。

 

自動売買で年収1000万円を目指すのであれば、20本のEAを稼働させるようなイメージです。年間50万円×20本で1000万円という感覚でやっています。これには、以下の効果があります。

 

  • EAがちょっと調子を崩しても余裕をもってみていられる
  • 1部EAが調子が悪くても全体としてはまあまあの成績を保てる。

 

1EAの売買数量は、最高10万通貨です。それで年間50万円の利益は少ないと感じるかもしれません。

 

実は、昨年までこの期待度は100万円くらいでした。これでも、「ちょっと控え目かな」と思っていたのです。これには私の使っているEAが短期売買中心ということも影響しています。

 

翌日にポジションを持ち越さないEAが中心なので、1回で取れる利益幅はそれほど大きくはなりません。これに、1年間の好不調の波を加えると年間100万円というのは、ちょっと厳しいというのが昨年の反省点でした。

 

なので、今年は半分の50万円にしたわけです。

 

1本のEAの期待度を50万円程度にしてから、EAがちょっと調子を崩しても「ああ、今は調子が悪いんだな。頑張れよ!」という具合に余裕を持ってみていられます。

 

そして数本動かしていることで、一部EAが調子を崩しても全体としての成績が大崩れすることも無くなっています。これには、他の原則との相乗効果もあります。

 

 

短期で大きくやられるのを防ぐいくつかの工夫が、良い結果に繋がっていると感じています。当面は、この原則を維持してやっていきます。

 

ただ、この原則は今後も守っていけるかどうかは微妙です。MT4業界の環境変化が主な理由です。

MT4業界の環境変化

  • 日本国内のMT4業者は減少傾向が続く。
  • 海外FX口座は税制が異なるので使いにくい。

 

アルパリジャパンさんが業務終了をした頃から、日本のMT4業者は漸減傾向にあります。仮に最終的に20EAを動かすとして「1MT4口座 1EA」の原則も守っていくとすれば、10〜20口座前後のMT4口座が必要となります。

 

取引条件の悪いMT4業者もあるので、口座はどこでも良いという訳にもいきません。それなりの好条件のMT4業者で運用をするという前提もあります。

 

こう考えていくと、ちょっと無理があるんですよね。

 

VPSは8Gに増やすとしても、好条件のMT4口座を10口座も作るのは難しいかもしれません。海外FXを使えば20口座も可能なのですが、「税制が違う」という問題があります。

 

日本国内のFX口座であれば申告分離課税一本でできるのですが、海外FXはいまだに総合課税扱いです。

 

大きく利益を出せば税率がどんどん上がっていきます。自動売買で1000万円クラスの利益をあげるつもりであれば、海外FXでは所得税+地方税合計で300〜400万円の税金を覚悟せねばなりません。

 

日本国内のFXであれば、一律20.315%で済みます。

 

この辺を考えると海外FX口座を作る気にはなれないのです。

 

今のところ、動かしたいEA数が少ないので問題はありません。でも、順調に稼働EAが増加していったら、どこかでルール修正をせねばならないことになる時期がくるかもしれません。

 

とはいえ、この悩みは今の運用ルールで軌道に乗るようになってから考えれば良いことです。

 

「売買数量の最高を10万通貨から増やす」というのも検討対象の一つです。この場合、OANDAJAPAN口座でスプレッドが変わってくるという問題もあります。

 

OANDAJAPANには、取引通貨量を基準として口座が3つに分かれています。10万通貨を超えると「ベーシック」⇒「プロ」へと変更になります。変更になると、なぜか米ドル円などの主要通貨スプレッドが広くなってしまいます。

 

これって、なかなか悩ましい問題なのです。スプレッドが広くなったことで売買シグナルパターンも変化する可能性があり、これまで使えたEAの調子がおかしくなるかもしれないからです。

 

ただ、最近「OANDA Japan FX(TY3 サーバー)」という新しいコースが新設されています。スプレッドの狭さがある程度維持できる口座のようなので、検討してみる予定でいます。

 

OANDAJAPOANのように時間とともにMT4業界にも変化がでてくるかもしれません。焦らずに、基本原則を守りながら、自分のMT4運用の基盤を作っていきます。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/09/26


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ