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EA絶不調 夜明け前が一番暗いは本当なのか?

前回記事:その6:絶不調時にEAを止めない MT4安全運転7原則の続きです。このやり方で今のところ大怪我はありません。ルールを守りながら、やっています。

「絶不調時にEAを止めない」メリット

私が、こうまでして「絶不調時にEAを止めない」のにはメリットもあります。それは。過去の運用から以下のことが言えるからです。

 

「絶不調時で売買をやめたくなるときは大体大底圏」

 

これ、経験のある方も多いかもしれませんね。

 

  • 大きな含み損を抱えている。
  • まだまだ下がりそうだけど、我慢しよう。
  • そうやって我慢していたらさらに含み損が増えた。
  • もう我慢できない、損きりだ!

 

こんな感じでかなり我慢した後に損きりするとそこが大底になって、相場が好転し始めるという現象です。ブログなどでも「買えば下がり、売れば上がる」と嘆いている記事も時折みかけます。

 

私も、こういう傾向のある一人です。

 

面白いことに、EAの売買を観察していても同様のことを感じます。連敗が続き、「我慢できないから停止しようかな」などと思っているときが一番調子が悪い。

 

それからちょっと我慢すると好転しはじめるのです。

 

なので、自動売買ではこの傾向を利用しています。

裁量トレードでは損きりすべき・自動売買ではもっと柔軟に

MT4 EA 絶不調

絶不調期の対応は、自動売買と裁量トレードで違ってくる部分です。

 

裁量トレードでは、こういう時期は「一旦損きり」すべきです。なぜなら、絶不調期で追い詰められている状況では「心」がすでにやられていて理想的な売買判断ができないことが多いからです。

 

この心理は最悪の場合、更なる大損への道へと繋がっています。

 

例えば「大損を取り返すため、売買数量を一気に増やして勝負に出る。」などです。

 

この部分、苦い経験をお持ちの方も多いと思いますが、この勝負はかなりの確率で裏目にでます。正常な売買判断を維持できればこんな無謀な勝負はしません。

 

裁量トレードで、こういうことを避けるための最善の判断は「損きりして休みを入れる」に尽きます。

 

でも、自動売買では、状況が違います。

 

なぜなら、売買判断の元となる「心」がないからです。

 

自動売買は、好調であろうと不調であろうといつも通りの売買判断をしてくれます。

 

「今日は調子が悪いからとことん酒を飲んで寝よう」なんてことは、自動売買にはありませんからね。

 

そして、「大損を取り返すために売買数量を上げて勝負」というこを勝手にやることもありません。こういう人間的なところがないからこそ、自動売買では絶不調時でもEAを止めなくてもリスクはそれほど高くはないと思っています。


絶不調時でもいつもの売買が出来れば負けない

実は、裁量トレードで一時的に絶不調に陥ってもいつもの売買が出来れば最終的には勝てます。無論「正しい投資法を正しく実践している」という大原則を守っているという前提での話です。

 

でも、現実にはこれはできません。出来るようになるには、それなりの鍛錬が必要となります。

 

先程も書いたように、絶不調時には心が追い詰められて正常な売買判断が狂ってしまいがちだからです。

 

ここは、かなりの熟練トレーダーでも同じです。

 

昔の相場師達の盛衰の物語を読めば、多くの方がちょっとした失敗をきっかけに破滅していることがわかります。それは彼らの運用技術が未熟だったからではありません。ほとんど例外なく、いつもの売買判断ができない追い詰められた心理状態で大勝負にでたことが破滅の原因となっています。

 

裁量トレードで稼ぎ続けるために、この部分は常に意識しておかねばならないところです。

 

でも、自動売買はそこまで心配する必要はありません。

 

たとえ、絶不調時でも「いつもの売買」を機械的に続けてくれます。一時的に調子が悪くなってもいずれは取り戻してくれる可能性が高いです。

 

今のところ、口座資金が枯渇するまで損を出したことはありません。無論、今後そういう事態は起こりうるかもしれません。もしもそうなった時は「そのEAを信じた自分に落ち度があった」と考えるようにしています。

 

裁量トレードでいつでも絶対に勝てる投資法が存在しないのと同様に、自動売買でも完璧な運用・管理方法は存在しません。ただ、成功者のやっている事というのは共通するとことが多いものでもあります。

 

試行錯誤を繰り返しながら、安定した利益を出せる方向に近づいていくことにしています。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/10/03


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