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MT4失敗例その2:データ不足のバックテストで失敗・・・MT4の使い方2016 第4回

こんなミスしないだろうという方がほとんどかもしれません。初歩的すぎるミスすみませんが、もしかすると私のような方もいるかもしれませんので記事にさせていただきます。

MT4使い始めたころのミス

失敗の2つ目は、MT4を始めた頃に気づかずにやっていた事例です。

MT4 為替データ

「データ不足のバックテストで失敗」

 

MT4では、過去の値動きで成績検証できるバックテストという機能があります。

 

参考:5分でできるMT4バックテストの手順

 

でも、この検証に使う為替値って普通にやると揃っていないのが普通なんですよね。それを知らないままにバックテストを行って、それを信用して売買をしてしまうということをやっていたのです。

 

このミスは、MT4をしっかり勉強してから始めた方が聞けば「そんなミス、普通しないだろ」と感じるだろうと思います。でも、その現実を私が知ったときの感想はこうでした。

 

「え? 値が揃っていないのはMT4業者の責任じゃないの?」

 

通常のFXツールで「値が抜けている」なんてのは聞いたこともなかったせいか、MT4運用でも過去の為替値は揃っているのが当たり前だと勝手に思い込んでいたんです。当然、こういう不揃いの為替データでやったバックテスト結果は不正確なものになり、売買には到底使えないということになります。

 

それを自信を持って使って、その結果を信用してEAを動かしていたのですから、運用成績が悪くて当然でした。

 

でも、全く抜けのない為替データの入手はなかなか難しいという現実もあります。MT4からのヒストリカルデータ入手方法で、いつでも抜けのない為替データを入手するのはほぼ不可能です。

 

私は、外部データを使うようにしています。今一番使うのがここの為替データです。

 

参考:FXDD社 メタトレーダーのヒストリカルデータ

 

私は口座は持っていませんが、低スプレッドで評判の良い業者さんです。国内業者ではないので、税制や入出金方法などが違います。

最適化結果はマイナス成績も表示する方が良い

バックテストとともによく使われている「最適化」についても内容を理解しておかないとその結果を正確に把握できないことがあります。MT4をインストールした最初の状態で「最適化」をするとプラス成績分しか表示されないことがあるからです。

 

  • 最適化計算結果 100
  • プラス成績    30
  • マイナス成績   70

この場合に30のプラス成績となる組み合わせのみが表示されてしまうということです。100パターンのうち70パターンは、マイナス成績という現実が見えにくい訳です。

 

30のプラス成績だけ表示される場合と、100の全成績が表示される場合では、そのEAの評価がかなり変わってきます。

 

「30もプラス成績がでている」とみるのか「組合せの70%がマイナス成績となっている」とみるのかでは、そのEAに対する評価が全く違うからです。。

 

最適化でマイナス結果を表示するのは簡単な操作でできます。

 

参考:MT4最適化手順とマイナス結果表示の意味

 

私は、最適化結果のプラス成績とマイナス成績の割合を「EAの基礎力」の目安としています。

 

仮にプラス成績100%となれば、そのEAは為替変動の環境変化にかなり柔軟に対応できる可能性があるという見方もできるからです。

 

無論、それでも100%儲かるという訳にはいきません。

 

為替データをしっかりそろえて各種検証を行うというのは当然のことでもあります。しかしながら、MT4ではそれを実現するために一工夫必要なのだということを最初の頃はわかっていませんでした。これからMT4を使い始めようという方は、私と同じ間違いをしないようにご注意下さいませ。

MT4使い方2016 目次

「MT4使い方2016」の目次です。

 

 

 

2016/05/30


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