MT4シグナルを使用した半自動売買
こんな簡単な方法で儲かるはずがないと言われることもあるのがこの方法です。その考え方から書かせて頂きます。
意外に稼げるやり方
MT4を利用した半自動売買は、自作EAを利用して行っています。EAを作り始めると気づくのですが、通貨ペアによって単純なテクニカル指標がそのまま使えるものがあります。
前回連載で扱った南アフリカランド円もその一つです。
参考:ZARJPY売買概論
また、MT4ではないのですが外為どっとコムで私がやっている売買も似たようなパターンです。
前回シグナル:ユーロ円売り転換
4月末にユーロ円売りシグナルがでていて、そのまま変更有りません。私もポジションを乗せてあって、ユーロ円売りポジションをそのまま保有中です。
当時は「ここから売るなんてちょっと無茶じゃないかな」と思っていました。最初のうちはユーロ円上昇により含み損となったので「今回は損きりかな」と覚悟していたのですが、2週間くらい前からは流れが変わって利益を伸ばしてきています。
そして、最終的に利益決済となっています。
参考:ユーロ円 買い転換
このシグナル、かなり強力です。リー万級の大暴落などが起きれば大きく負ける可能性はあるものの、米国利上げ程度であればチャートに織り込んで利益に繋げてくれます。
英国離脱問題やら米国利上げで為替相場は、かなり想定外の動きをしているように見えます。でも、相性の良いテクニカル指標は、この程度は織り込み済みのようです。
このやり方「そもそも売買シグナル通りの売買が有効なのか」というテーマがあります。そこから書かせて頂きます。
売買シグナル通りで本当に儲かるのか?
- 売買シグナル通りにやって儲かった
- この通りやれば貴方は大儲け
- シグナル会員になればあなたも大金持ち
ちょっと怪しげな投資商品などでこういう宣伝文句はよくあります。
私は「投資の世界に絶対はない」ので、この手の有料投資教材には近づきません。そんな甘いものではないというのは、20年以上の投資人生で嫌というほど思い知らされてきています。
でもですね。これまで株式・商品先物・FX・CFDといろんな投資分野でやってきて感じるところが3つほどあります。
- 投資で儲ける方法は大きく2つある。
- 絶対はないが相性の良いシグナルは存在する。
- その真贋は長期間続けることでしか証明できない。
投資で儲ける方法が3つというのは、2種類しかないということではありません。利益を出す流れは、大きな流れとして2つに分かれるという感じです。
メルマガでも繰り返し書いているように、FXで儲ける方法は無限にあると思っています。ただ、その中にはその人にしか出来ないような特殊なものもあり、天才的センスなどを必要とするものもあります。こういうのは、誰にでも真似ができるものではありません。
ここでの「2つの方法」とは、誰にでも成功できる可能性を持つやり方として大きく2つの源流にたどり着くということを意味します。。
このメルマガ・ブログ自体も、その信念に基づいて書き続けています。公開口座としている口座も、誰にでも成功できるやり方であるからこそ、公にして運用成績もまとめながら記事を作り続けています。
MT4使い方2016 目次
「MT4使い方2016」の目次です。
- 第1回:MT4 成功と失敗 3年間の振り返り
- 第2回:MT4に不可欠VPS 無料と有料とメモリの話
- 第3回:MT4失敗例その1:優秀な成績のEAで失敗
- 第4回:MT4失敗例その2:データ不足のバックテストで失敗
- 第5回:MT4失敗例その3:スプレッド拡大時に刈り取られる
- 第6回:MT4失敗例その4:ポジションを増やすタイミングを誤る
- 第7回:ミラートレーダーで得たMT4教訓
- 第8回:MT4 VS ミラートレーダー比較
- 第9回:MT4失敗例 その5:自作EAの可能性と壁
- 第10回:MT4 完全自動売買と半自動売買 2つの使い方
- 第11回:MT4シグナルを使用した半自動売買
- 第12回:投資で儲ける2つの方法 裁量トレードで勝つための鉄則
- 第13回:MT4自動売買の勝機 20年以上前から抱き続けた夢の実現
- 第14回:MT4で検証 その2:絶対はないが相性の良いシグナルは存在
- 第15回:MT4の落とし穴 勝率100%の魔力
- 第16回:MT4最適化の呪縛と利用法
- 第17回:MT4商用EA 2つの基本事項
- 第18回:MT4 長期運用の原則
- 第19回:MT4自動売買 利益期日目標はなぜNGなのか?
- 第20回:MT4商用EA選び 4つのポイント
- 第21回:MT4商用EA損益グラフ 2つの理想形
- 第22回:PF(プロフィットファクター) MT4商用EAで留意するポイント
- 第23回:MT4自動売買隠れコスト スワップポイント差コストへの対応
- 第24回:自動売買スワップポイント差負担軽減 2つの策
- 第25回:MT4で多頻度売買EA 体験談
- 第26回:MT4 理想のエントリーパターン2016
- 第27回:MT4 EAに休みは必要なのか?
- 第28回:MT4EA 個別売買ルールの中身
- 第29回:その1:1000通貨スタートの原則 MT4安全運転7原則
- 第30回:その2:1MT4 1EA MT4安全運転7原則
- 第31回:その3:稼働EAを一気に増やさない MT4安全運転7原則
- 第32回:その4:資金を限定する MT4安全運転7原則
- 第33回:その5:EAに期待し過ぎない MT4安全運転7原則
- 第34回:その6:絶不調時にEAを止めない MT4安全運転7原則
- 第35回:EA絶不調 夜明け前が一番暗いは本当なのか? MT4安全運転7原則
- 第36回:その7:売買数量を増やすタイミング MT4安全運転7原則
- 第37回:売買数量増加 留意している4ポイント MT4安全運転7原則
- 最終回:MT4長期利用者たちの共通点と感じること