MT4EA作成編 第1回
今回よりES作成編に入ります。実際のチャートを元に私がやっている手順をご紹介しますので、一緒にやっていきましょう。
- チャートをみながら合いそうなテクニカル指標を決める
- EAの売買ロジックを考える
- 基本EAを加工して簡単なEAを作ってみる
- バックテストして成績向上させられるポイントを検討する
- 再びバックテスト→以下繰り返し
大体この手順でやっています。まずは1からです。
テクニカル指標を決める
まずはEAを作ってみたい通貨ペアを表示します。今回は「AUDCAD」日足でやってみます。
これを見てテクニカル指標を表示しながら使えそうかどうかを考えて見ます。まずは、移動平均線です。
25本と75本の移動平均線を表示してみました。
ダマシは少なそうなのですが、売買も少なすぎる感じがしますね。ここで期間を変えてやってもいいのですが、練習なので別のテクニカル指標も使って見ましょう。
次はOBVを表示してみました。
なんだかよくわからない感じですね。次へいきましょう。
ボリンジャーバンドです。これは、なかなか良さそうな気がします。
もう一つRSIを表示してみました。これも悪くないですね。30を割ったら買い、70を超えたら売り、のRSIの基本パターンで出来そうです。
遊び感覚で沢山やるのがオススメ
こんな感じでいろんなテクニカル指標を合わせてみてください。この作業は沢山やればやるほど基礎力のようなものがつきます。
先入観をもたずにやると思いがけない組合せがみつかります。
ある程度やると、通貨ペアの値動きをみるだけで「これはボリンジャーかな」とか「ウィリアム%Rとか面白そうだ」とか検討がつくようになってきます。MT4では、簡単にEA化できるテクニカル指標関数だけでも数十種類あります。これらの指標はどれも特徴があるので通貨ペアや時間足によって使い分けていくのが有効です。
この作業は、その練習になります。
今回は、私の独断でRSIを採用したいと思います。
次回は、RSIのロジックについて考えてみます。
MT4EA作成編目次
EAを手軽につくるやり方をまとめました。
- 第1回MT4EA作成編 RSIEAの簡単な作り方
- 第2回手順その2 EAの売買ロジックを考える
- 第3回手順その3:EA加工前の準備 EAコピーの仕方
- 第4回基本EAの変更箇所確認
- 第5回30分でできるRSI MT4EA作成編
- 第6回MT4組み込みテクニカル指標関数の使い方
- 第7回MT4でRSIEAを作る 売買シグナル部分
- 第8回決済注文プログラムはたった1行
- 第9回マジックナンバーとRSIEA検証行
- 第10回パラメーターと変数化の効果
- 第11回RSI設定使い方 3つのパターン
- 第12回RSIエグジット戦略とは
- 第13回RSIスキャルピングにも使えるこの応用形
- 第14回RSI20 RSI80の検証
- 第15回RSIの使い方 3つのポイント
- 第16回過剰最適化(カーブフィッティング)の話
- 第17回最適化はカミソリ 大怪我しないためのポイント
- 第18回RSIEA無料配布と留意点
- 第19回決済を値幅指定
- 第20回ブレイクアウトMT4無料EA検証
- 第21回EA作成早期習得のための2つのポイント
- 第22回プログラムを短くする関数化
- 第23回「Breakout1SL1.mq4」をRSI値幅決済EAへ書換え
- 第24回コメントアウト MT4でも大切な理由
- 第25回EA解説後半 EA作成上達のコツ
- 第26回RSI値幅決済EA 短期売買向
- 第27回改造EAの面白いところ
- 第28回Breakout1TS1.mq4 1粒で三度おいしい無料EA
- 第29回大量売買防止方法
- 第30回MT4運用失敗の必然性に気づく
- 第31回最適化して最高成績を選ぶ愚
- 第32回MT4 PF(プロフィットファクター)
- 第33回MT4バックテスト 私の使い方
- 第34回MT4ファンのMT4口座比較方法
- 第35回裁量トレードの方が優秀に見える理由
- 第36回MT4最初の壁「夢の過剰最適化」
- 第37回MT4で儲からないことで目覚めた