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RSIをMT4自作EAでつくる手順その2 MT4EA作成編 第2回

単純なEAは、大体このパターンでできます。基本部分を押さえていきましょう。 

 

前回手順1:テクニカル指標を決めるでは、通貨ペアにチャートを重ねながら使えそうなテクニカル指標を選ぶところまでやりました。今回はその続きです。

 

手順2:EAの売買ロジックを考える

 

では、始めましょう。

手順2:EAの売買ロジックを考える

売買ロジックといっても難しいことはありません。大体パターンが決まっていますので、まずはそのパターンを使いながら覚えていきましょう。

 

  • どこで買ってどこで決済すれば良さそうか。
  • どこで売ってどこで決済すれば良さそうか。

 

前回記事のRSIの画面をみながら決めます。RSIは、30と70を売買基準にするのが標準的な使い方です。この画面でも30と70に白い線を入れてみました。このまま使えそうですね。

 

  • RSI30割れたら買い
  • RSI70超えたら売り

 

ポジション作成ロジックは、こうしておきます。次は、決済ポイントをどこにするかです。30割れで買って70超えるまで待つというのも良さそうなのですが、途中段階でかなりの含み損を抱えるケースがかなりありそうです。

 

腹八分ということで50を基準に決済ポイントを設定してみましょう。

 

  • 買いポジション:RSI50を超えたら決済
  • 売りポジション:RSI50を割れたら決済

 

これで売買ロジックは出来上がりです。次はこれをプログラム用の言葉に翻訳します。

MT4のプログラムに翻訳

まず買いポジションを作るプログラムです。「RSI30割れる」をプログラムで書くとこうなります。

 

  • 2本前のRSI値 >= 30
  • 1本前のRSI値 <  30

 

*”>=”はMT4プログラムのルールで「以上」、”<”は「未満」を示します。

 

1本前のRSI値だけで充分な気もするのですが、これだけでやると大変なことがおきます。RSIが30を割れている間、ポジションを沢山作ってしまうなどの現象がおきたりするのです。

 

作るポジションは1本だけです。そして「RSIが下がってきて30を割れた時」に作りたいので、2本前のRSI値は30以上でなければいけません。

 

「2本前と1本前の2つの値で売買判断」

 

このパターンは、システムが苦手な方は最初は意味不明なところがあるかもしれませんが、EA作りでは定石のような考え方です。少しづつ慣れていきましょう。

 

売りポジションも同様に考えます。

 

  • 2本前のRSI値 <= 70
  • 1本前のRSI値 >  70

 

2本前までのRSI値は70以下で、1本前で70を超えるという意味になります。このロジックをポジション作成プログラムで置き換えれることになります。これで仕掛のロジックはできあがりです。次は決済のロジックです。

決済のロジック

買いポジションの決済は以下のルールでした。

 

  • 買いポジション:RSI50を超えたら決済
  • 売りポジション:RSI50を割れたら決済

 

では、買いポジションからです。30割れで買いポジションを作ってからRSIが上昇を始めて50を超えたところで決済をします。プログラムにするために翻訳するとこうなります。

 

  • 2本前のRSI値 <= 50
  • 1本前のRSI値 >  50

 

2本前は50以下だったのが、1本前で50を超えたという意味です。ここで決済判定がされます。同様に売りポジションの決済はこうなります。

 

  • 2本前のRSI値 >= 50
  • 1本前のRSI値 <  50

 

売りポジションはRSI70超のときに作ります。その後RSI値が下がってきたら決済を検討することになります。これでEAの基本部分ができました。

 

次回は手順3です。

MT4EA作成編目次

EAを手軽につくるやり方をまとめました。

 

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2014/04/03


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