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MT4で儲からないことで目覚めた MT4EA作成編最終回

前回MT4最初の壁「夢の過剰最適化」の続きです。私のMT4運用初期は損の連続でした。自作EAだからということではなく、もっと根本的な欠陥のあることに気づけなかったためです。前回、そこに気づいてからやっとMT4で利益をだしていく道がみえてきた気がします。

夢を捨ててみえてきた利益

MT4 儲からない

そこからのMT4作成と運用は、やり方をガラリと変えました。その効果もあり、現在は利益を増やすステップが見えてきています。

 

「夢を捨てた先に利益が見えた」

 

こんな書き方もできると思います。こういう点も、自動売買も裁量トレードも同じなんですねぇ。

 

誰もが、FXや株を始めれば短期で大儲けを夢見ます。でも、いきなり安定して大儲けなんてできない。技術を身につけるにはそれ相応の日月が必要です。短期で大儲けしたとすれば、実力よりも運の強さを意識すべきです。

 

裁量トレードの利益を産み出す力は技術を磨き続けてその蓄積により安定していくものだからです。実はMT4の自動売買も似たようなことがいえます。「夢を捨てろ」と簡単に書いてはいますが、これはなかなか出来ないからです。

 

短期で大儲けできないFXなんてやっている意味ないよ!

 

こういう方も多いですからね。そのため、どうしても過剰最適化したEAに夢を託してしまうことになります。これだって強運の持ち主であれば、過剰最適化した絶好調状態が続き、大儲けする可能性だってあります。

 

幸いなことに私はありませんでした。

 

短期で大儲けできなくて”幸い”なんてひねくれた言い方に聞こえるかもしれません。でも、そうではないんです。短期的にでも利益がでるというのはうれしいことです。でも、最初に大儲けの成功体験をすると真実に気づくのが遅れる原因にもなるからです。。人間というのは誰もがうぬぼれ屋さんです。運で成功してもそれは実力だと思い込むのが普通です。なので、少しくらい失敗してもその失敗原因が「自分の考え方が間違っているせいだ」とはなかなか気づけません。

 

そして、気づかないままに運用を続けていって儲けた分を吐き出していつの間には損を増やす道を歩いていたりするものです。

 

だから、最初からうまくいかない方が損も少なくて済むし、軌道修正も迅速にできます。

 

間違った運用法であれば、最初からうまくいかない方がいいと思っています。

 

「短期的大儲けに重要なのは運、長期間成績を安定するのは技術」

 

投資分野の違いに関わらずこれは共通事項です。自動売買でもこれは同じだったんですよね。

 

自動売買でも高度なプログラミング技術は重要であることは議論の余地がありません。でも、もっと大事なのはまずは過剰な夢をすてることです。そして、堅実なEAで着実に利益がだせる体制をつくることだと感じています。


現在のEA稼動基準

私の現在のEA開発は、「年間1000pipsだせるEA」を目標としています。

 

最初の頃は「年間5000pips出せるEA」が目標だったので大分現実的になってきました。年間1000pipsでも10万通貨で動かせば年間100万円の利益をだしてくれます。

 

そして、こういうEAを10本動かすことで安定した運用利益を自動売買だせるようにするのを目標に取り組んでいます。

 

でも、「年間1000pipsだせるEA」というのもまだまだ過剰最適化しているのかもしれないという不安もあります。もう少し下方修正して安定度を優先すべきかもしれません。この辺も意識しながら、これからもEA作成と運用を続けていくつもりでいます。

 

今回の連載は、私がEAの勉強会を学んだことをもとに自分の言葉でまとめさせていただきました。わかりにくい部分やくどい部分も多かったと思います。

 

ごめんなさいね。

 

まだまだ勉強中のことも多く、申し訳ないと思っています。でも、豊嶋先生の本を読みながら、この連載記事も参考にしていけば、簡単なEAは作れるようになるはずです。

 

私のようなシステムが苦手な者でもEAは作れるようになりました。EA作りはシステムが得意な人のためだけの運用分野ではありません。誰でもEAを買わなくても、自分でEAを作り自動売買を楽しむことができるのです。

 

そして、簡単なEAといえども、運用で利益をだせるものは作れます。

 

でも、販売されている商用EAにも優れた点がたくさんあります。そういう理由で商用EAを使う方も多いかもしれません。無料EAだって沢山あります。

 

参考記事:MT4EAだれでもできる無料入手法

 

どのEAを使うにしても、稼動させるときには過剰最適化されていないかどうかをしっかりと見直してください。商用EAであっても、5年くらいの長期間で最適化やバックテストをすることである程度の基礎的優位性のようなものは見えてくるだろうと思います。

 

この連載で書いた視点で、堅実なEAを選び稼動させていけば、想定以上の大損の可能性はかなり薄くなります。そして、長期間動かしていくことで徐々に利益が積みあがっていくだろうと思います。

 

最後になりますが、私に勉強会を通じてMT4のプログラミングを教えてくださったsaruさんに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

MT4EA作成編目次

EAを手軽につくるやり方をまとめました。

 

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2014/08/06


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