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谷川浩司棋士から学ぶFX大損防止法  | FX自動売買 私の基礎編 その14

 

ミスの連鎖が大敗を招く 〜 谷川浩司

 

FX 致命的な損はミスの連鎖で起きる

「ミスの連鎖」は、私が自動売買運用でもっとも注意していることの1つです。

 

谷川棋士は、「ミスの連鎖」についてこう説明しています。

気が緩んだときのミスが怖いのは、ミスを重ねてしまうことだ。プロの将棋ではとんでもない大ポカで負けるよりも、小さなミスが積み重なって負けるケースが多いのである。

将棋とFXは、負けパターンまで似ていますね。

1つのルール破りで全体のバランスが崩れて総崩れになるときがたまにあります。これが、私が自動売買で大負けするパターンの1つなのです。

 

1回の売買で運用資産が半分に減ったりするような「大ポカ」は、自動売買ではあまりありません。その代わり、小さなミスが重なることがあります。この小さなミスの連鎖が怖いんです。

  • 含み益が大きくなってきた。
  • 自分のルールでは、自動決済まで待つつもりだったけどここは手動決済しよう。

こんな小さなルール違反をした後に・・・・

  • ポジション残しておいたらもっと含み益が伸びるはずだった・・・・・。
  • うわっ、失敗したよ。

こういう気持ちになり・・・・

  • よし、このストラテジーで損を取り返してやろう。
  • 今度は含み損だ。
  • ルール上はまだ我慢しないといけないけど不気味だから手動決済しよう。

こういうルール違反を重ね ・・・

  • 相場回復
  • うわっ、また失敗だよ。

熱くなってしまい・・・

  • こうなったら、いつもより稼動させるストラテジーを増やそう。

こうなってくると、想定外の損益となり・・・

  • ちょっと待て、含み損が増えてきたぞ。

こうなるともうダメで・・・・

 

管理できない。一旦撤退しておこう。

 

だいたいこういう結果になります。

 

この流れにはまると、大体数十万円の損失が自動売買全体で発生してしまいます。

 

この「ミスの連鎖」をどうやって止めるかは、予め考えておく必要があります。

谷川棋士に学ぶミスの連鎖の止め方

谷川棋士は、ミスの連鎖についてこう続けています。

次にどこで踏みとどまれるかが大きなポイントになる。

 

「しまった!」という思いを引きずってしまうと焦ってミスを重ねるという悪循環にはまってしまう。

 

プロゴルファーのウッズのように、最後まで集中力を切らさないのは難しいことだが、ミスをしても「二秒間だけ腹を立て」て素早く次に集中力を切り換えることは、心がけ次第で可能だろう。

 

自分なりの「気持ちを切り換えるルール」を決めておけば、予想のつかないミスに対しても集中力を回復し、冷静な対応が可能になるのだ。

自動売買でミスしたときやルール破りをした時は、この「気持ちを切り換えるルール」を決めておくと良いかもしれません。

 

私自身も運用でミスが続いたときの「気持ちを切り換えるルール」はいくつか決めています。

  • 散歩に出る。
  • 車で適当にドライブする。
  • 読書(相場本以外)
  • パソコン切って寝る。

この中で私にとって一番効果があると思うのが「読書」です。ミスが続いたときは「計算式が沢山あって頭を使って考える本」「空想の世界に入れる本」を選んで読みます。

 

つまり、FXのことを忘れさせてくれるほど集中できるような読書をします。

 

具体的には数式を多用した経済論文や歴史小説です。例えば、長宗我部元親の小説を読みながら「自分ならこの豊臣秀吉との交渉はこう持っていくだろうな。そうなれば歴史の流れが変わる」などと空想の世界に入りながら本を読むことで気分転換をします。

 

長期の相場運用では、失敗もあればルール破りもあります。なかなか完璧な運用は出来ないものです。

 

それでも、利益を出していけるようにはなります。

 

「気持ちを切り換えるルール」をうまく活用して少しづつ成長していけばいいのだと最近の私は考えるようにしています。

 

次回へ続く

FX自動売買 私の基礎編目次 | FX自動売買比較

FX自動売買で大切にしている考え方をまとめているのが私の基礎編です。

 

 

これからFX自動売買を始めようと思っている方は以下の体験談も参考になるかもしれません。

FX自動売買の実践 私の苦労談

FX自動売買2012 システム紹介編 目次

2013/01/19


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