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羽生善治棋士に学ぶ自動売買ストラテジー欠点対処法  | FX自動売買 私の基礎編 その8

 

欠点は裏返すと長所でもある。〜羽生善治

 

欠点のない自動売買ストラテジーはない

将棋のプロといえど欠点は必ずあります。技を磨いていけば欠点は消えると私達のような素人はついつい考えてしまいまうのですが、それは所詮「素人の浅はかさ」にすぎません。

 

羽生善治棋士はこう説明しています。

  • 欠点を消せば長所が消えてしまう
  • たとえ欠点を消せても別の欠点がでてきてしまう

プロとなれたのは長所を伸ばしてきたお陰であり、その長所と表裏一体の欠点を消すことは難しいのだそうです。

 

自動売買でも欠点のないストラテジーはありません。どんなストラテジーにも必ず「苦手な相場展開」があり、それにはまると損切りを連発することもよくあります。

 

そんな自動売買でストラテジーの欠点をいじるときに意識したい言葉です。

自動売買ストラテジー 欠点と長所

よく欠点をいじる対象となるのが「利益確定幅」や「損切り幅」がほぼ決まっているストラテジーです。例えば、こんな感じです。

  • maloma:損切り幅 −200前後
  • ThirdBrainFx:利益確定277前後 損切り160前後

ミラートレーダーでは、この値を私達が簡単にいじることが出来ます。例えばThirdBrainFxの利益確定幅を200に修正するといった具合です。

 

この修正は、自動売買の調子が悪いときなどには必ずといって良いほどやりたくなります。

 

これをやる時に先程の羽生さんの言葉を思い出して下さい。

 

「この修正は、欠点を消すつもりで長所を消すことになっていないか」

 

例えば、ミラートレーダー共通ストラテジーの「ThirdBrainFx audjpy」で考えてみましょう。このストラテジーも前回同様、オートFX・シストレ24などミラートレーダーを採用している業者さんであればどこでも使えます。

 

シストレ24 詳細

 

このストラテジー「ThirdBrainFx audjpy」には以下の長所と欠点があります。

  • 長所:大きなトレンドの出ている相場に強い。
  • 欠点:往来相場になると損切りが続くことがある。

利大損小の性格上「方向性のある相場に強い」という長所がある反面、「往来相場に弱い」という欠点があります。

 

この「ThirdBrainFx audjpy」は、ここ1年で約10000pipsの成績を叩き出しています。

 

ただ、9月から10月の中ごろまでは不調で8連敗でー1286pipsくらいの損失を出しています。

 

そして、10月末くらいからは+1234pipsくらいの利益を出しています。

 

多くの方がよくやるのが、9月〜10月の不調期にストラテジーを作った人が設定している利益確定幅や損切り幅の数値をいじることです。

  • 利益確定幅を270⇒200や100くらいに小さくする。
  • 損切り幅を160⇒100や200と変更する。

これが成功するケースもあります。ただ、私自身の経験上、長い目でみて成功したと思えるケースはあまりありません。

 

「往来相場が続くと思って数値をいじったのに。いきなり上昇相場に入り儲けそこなった」

 

こんなことがよくあります。

 

このいじり方がうまければ勿論利益が増えることになるのですが、多くの場合うまくいかないようです。

 

結局は、相場の流れをそこまで的確には読めないのです。「往来相場が苦手」といってもいろんな形があります。ほどほどの往来をうまく立ち回ることもあるのです。

 

全ての往来相場が苦手なわけではないのでそれに応じて使い分けるのは至難の業なのです。

 

皮肉な書き方になりますが「それだけ適切に相場が読めるなら裁量トレードの方が儲かる」ってことにもなります。

 

私は、調子が悪くなったらそのストラテジーをそれ以上は使わずに単純に停止させるようにしています。

 

数値をいじるのではなく、その流れに合うと思われるストラテジーを新規稼動させるということです。

 

ただ、この辺の数値をいじるのが得意な方もいるかもしれません。その場合は、私の言葉など気にせずに今のやり方を続ければよいと思います。

 

私がヘタなだけかもしれませんので・・。

FX自動売買 私の基礎編目次 | FX自動売買比較

FX自動売買で大切にしている考え方をまとめているのが私の基礎編です。

 

 

これからFX自動売買を始めようと思っている方は以下の体験談も参考になるかもしれません。

FX自動売買の実践 私の苦労談

FX自動売買2012 システム紹介編 目次

2012/12/13


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