ミラートレーダーウォッチリスト　焦り防止活用法 | ＦＸ自動売買　私の基礎編　その１１

勝ちたいという焦りが集中力を失わせる　～　谷川浩司

自動売買でも「焦り」は禁物

この勝負だけはなんとしても勝ちたい。勝負事でその気合はとても重要です。でも、気持ちが強すぎるとそれは「焦り」へとつながり逆効果となります。

自動売買でも勝ちたいと焦るような時期が必ずあります。

自動売買口座開設して入金したのですぐに利益を出したい。
負けがこんでいて次は絶対に勝ちたい。

いろんな理由があります。私自身、こういう気持ちを持って動かしたストラテジーはなぜか成績が悪いようです。裁量トレードで「焦りは禁物」というのは当然なのですが、自動売買でも同じようです。

私が焦っているときに、よくやりたくなる事があります。

「良いストラテジーだと思うとすぐに稼動させたくなる」

いつもは稼動まで慎重なのに、なぜかすぐに稼動させてしまうときがあります。あとで思い出してみると「あの時は焦っていたようだ」と反省したりするのです。

こういうのは、ストラテジー稼動するときにわかりそうなものですが、自分ではわからないんですよね。

その時は、「このストラテジーだけは今稼動させないといけない」と本気で思っているのです。

人間、後にならないとわからない事ってありますね。

でも、この悪い癖はなおしていくように努力は続けています。

焦っているときほど、いろんなＨＰやブログで「おすすめストラテジー」のような記事を読んでいるとすぐにストラテジーを稼動させたくなります。

記事を書いている人は気合を入れて書いているので読んでいる側も心が動いてしまうのは当然かもしれません。

でも、このやり方は「絶好調の罠」のようなパターンに嵌り易いので注意が必要です。

参考ブログ記事：絶好調の罠についての具体例

そのストラテジーの評判が高ければ高いほどこのリスクは高く、実際に私も何度か経験しています。

そういうこともあり、私の上記ブログ記事上ではこの稼動はオススメしていません。

この組合せに関しては、動かす旬の時期は過ぎた気がしていました。翌月に新しいのが発表されるのでそれまで待てばいいだけなんですけどね。

ちなみに、上記売買システムは記事を書いた数日後に停止させています。

こういう焦りへの対応策として私がやっているのが「ウオッチリストの活用」です。

ウオッチリスト　私の活用法

「選んだストラテジーはまずはウオッチリストに入れる」

どんなに良いと思っているストラテジーもすぐには稼動させないようにしています。焦りの気持ちを冷やす意味でも、まずは「ウオッチリスト」に入れておきます。

これは、私の自動売買の基本ルールの１つです。たまに稼動させるものもありますが、大体のストラテジーは選んだ後数週間～数ヶ月は様子をみます。

これは、「稼動候補リスト」として私は使っています。他の自動売買でも「ウオッチリスト」とほぼ同様の機能があります。

エコトレＦＸ　「お気に入り」
アルゴトレード　「ＭＹページ」

絶好調で今すぐ稼動させないといけないようなストラテジーでもできるだけ一旦ウオッチリストに入れて様子をみるようにしています。

なんか、勿体ない気がする時もあります。でも、ウオッチリストに入れて様子をみるメリットも大きいと感じています。

一番大きいのは、冷静になれる事です。。

例えば、実際にこういう事が起きます。

数日したら「そんなに良いストラテジーではない」ことに気づいた。
ルールを作ったが、その通りにはいきそうにない事に気づく。

良いストラテジーを見つけた心理というのは、誰でも熱い気持ちでちょっと興奮したりするものです。

その気持ちが、数日もするとかなり冷めてきます。冷静になることで、そのストラテジーが本当に使えそうかということをもっとシビアにみることが出来るようになります。

負けにくい心理を保つ

「冷静な判断力と集中力があるときはあまり負けない」

これは、裁量トレードでも自動売買でも「負けにくい心理」では共通のものです。

運用法を問わず、落着いているときは損が少なく利益がでやすい傾向にあります。自動売買でも、「急がないと儲けそこなう」的に焦り気味に稼動させたストラテジーはうまくいかないことが多いのです。

この「一旦ウオッチリストで管理」というやり方は、「負けにくい心理」を保つための私の工夫でもあります。

堅実にコツコツやっていくためには、大切なことです。

ＦＸ自動売買　私の基礎編目次 | ＦＸ自動売買比較

ＦＸ自動売買で大切にしている考え方をまとめているのが私の基礎編です。

これからＦＸ自動売買を始めようと思っている方は以下の体験談も参考になるかもしれません。

ＦＸ自動売買の実践　私の苦労談

ＦＸ自動売買２０１２　システム紹介編　目次