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FX自動売買 韓非子にまなぶ理論と運用技術 | FX自動売買 私の基礎編 その2

 「理論は重要であり有益である。しかし、技術があってこそ理論は活きる。」〜韓非子

 

韓非子は、中国春秋戦国時代の思想家です。その思想は、世界初の帝国である秦を作った始皇帝に大きな影響を与えました。現代社会における法による統治に近い考え方を数千年前に考え出した人物です。

 

自動売買でも理論の重要性は変わりません。でも、それだけではなかなか儲からないのも事実です。今回は、どうやって儲かる形に変えていくのかについて書かせて頂きます。

自動売買理論をまず覚えた後が大切

ネット上を検索すると自動売買成功のための理論や考え方がいくつもみつかります。

  • 複数ストラテジーを使ってリスク分散
  • 性質の違うストラテジーを組み合わせる
  • 資金管理:リスクマネジメントの考え方
  • 好調なストラテジーを選ぶメリット

その記事を読む限り、大体の考え方は正しいという気がします。そして、これらの理論は重要で有益なものです。

 

この理論を自動売買の機能に組み込んでくれている業者さんもあります。先日書いたアルゴトレード365の「リスクマネジメント機能」などがその好例です。

 

リスクマネジメント機能の活用法

 

これらの理論や機能は、まずは頭で理解しておくことが重要なので有益と思えるものはどんどん吸収し利用してみるべきだと思います。

 

でも、理論を覚えるだけでは、自動売買の利益には繋がらないかもしれません。

 

覚えた後が大切です。

 

これらの理論を活かせるかどうかは、それをどう利用していくかという運用技術にかかっています。

 

裁量トレードでの運用技術は「売買判断の仕方」となりますが、自動売買では売買判断はシステム任せですので意味合いがちょっと違ってきます。

 

「ストラテジーの選び方と活用法と資金管理のやり方」等が自動売買での運用技術となると私は感じています。

 

運用技術は、理論を実践に移し現実の売買をしていくことで磨いていきます。

理論そして実践

例えば、資金管理です。教科書的にやれば、ストラテジーによって「1万通貨あたり10万円の証拠金を用意すべし」てなことが書いてあったりします。

 

でも、それは一例に過ぎません。

 

なぜなら、投資家の許容できるリスクは、投資家それぞれで違います。

 

教科書の理論よりも大きなリスクを取っても心理的に大丈夫な方もいれば、教科書よりも充分に資金を入れて小さなリスクにしてもダメな方もいます。

 

私自身は、自動売買では、レバレッジ6倍くらいを上限目安としていますが、10倍くらいでやっている方はザラにいます。

 

理論としてストラテジーの必要証拠金を参考にするのは大事ですが、自分に合うようなリスクのとり方を見つけていくのはもっと大事です。

 

前述のアルゴトレード365のリスクマネジメント機能でも、そこで算出されるストラテジーごとの必要証拠金は理論から導かれた数値ですので、使いながら自分に合う形を作っていくのが理想です。

 

無論、「これでいい感じ」と思えば特にいじる必要はありません。

 

この「自分に合うように適応させいく過程」が、裁量トレードでの「運用技術を磨く過程」と同じようなもので一番大切な部分だと感じています。

 

具体的には、基本的な考え方は一通り覚えておけばいいと思います。あとは、やりながら無理のありそうなところは修正していくという感じで私はやっています。

 

ある程度考え方をまとめたら、あとは現実の売買で磨いていきます。

 

それじゃあ、損がつみあがるんじゃないの?

 

こういう懸念をされる方もいるかもしれません。でも、その理論が原因で損がつみあがるということは少ないと思います。自動売買でうまくいかないパターンは大体決まっているからです。

  • 最初から沢山のストラテジーを動かして裏目にでる。
  • 資金量に比べて大きめのポジションを作って重くなった。
  • リスク分散のつもりだったけど、同じ性格のストラテジーを複数動かしてしまい裏目にでた。

これら3つについてはだいたいの理論で「注意すべきこと」に入っていると思われます。

ルールが固まるまでは1万通貨売買

ちなみに、私はいつもこうやっています。

  1. 理論を頭に入れる。
  2. それらを元に仮ルールを作る。
  3. 実践しながら仮ルールを実践用の正式ルールに進化させる。

上記が、自動売買に限らず新しい運用法に取り組むときの私の手順です。このやり方で私が注意しているのは、「ルールが固まるまでは1万通貨売買」ということです。

 

つまり、ルールが固まるまでは最低単位の通貨で売買をしていくということです。

 

例外として、純ドルコスト平均法での運用などがあるのですが、これは最初からリスクをかなり低めにしてあって長期間コツコツと増やす運用法だという理由があります。

 

また、FX業者さんの最低単位というと1000通貨というところも多いのですが、この場合の私の最低売買単位は1万通貨にしています。

 

実は、過去に1000通貨売買でやったことがあるのですが、どうも緊張感が足らず運用が雑になってしまうのです。

 

1000通貨で100pips損をしても1000円の損です。逆の場合は、利益も1000円です。正直、儲かった気分も少なければ損した気分も少ないのです。

 

気楽に出来るのは良いことなのですが、気楽すぎるのはよくありません。損したときに「くそっ、やられた」という悔しさや含み損を抱えたときに僅かでも緊張感が持てるくらいの売買量が望ましいです。

 

私の場合、緊張感がでてくるのが1万通貨くらいなのです。

 

参考までに、私の一般の裁量トレードは大体10〜30万通貨単位で行っています。

 

この辺は人それぞれです。

 

ここまでをまとめると・・・

 

仮ルールを作って、ある程度自信がつくまでは売買量を抑えてやるようにしています。その時の売買量は「最低限の緊張感が保てる数量」にしていて、私のケースでは1万通貨です。

 

自動売買に限らずマットFXTFバイナリーシグナル小林芳彦さんのマーケットナビなどの売買シグナル実験なども最初は1万通貨単位でやっているのは、これと同じ理由です。

 

慣れてきたら売買量を増やします。

 

現状私の自動売買では、最高でも5万通貨です。ストラテジーごとに運用売買量を決めています。

 

来年くらいには10万通貨で運用するストラテジーもでてくるだろうと思います。

 

ちなみに5万通貨で稼動させるようにしているストラテジーの一例としては以下のようなものがあります。

 

オートFX 独自ストラテジー

  • MattOllinger ユーロ円

シストレ24などミラートレーダー共通ストラテジー

  • DBSwing ユーロドル
  • TokyoRangeTitan ユーロドル

最初は1万通貨、ルールが固まるに従い2万⇒3万⇒5万⇒7万または10万という具合でやるという手順で増やしているところです。

FX自動売買 私の基礎編目次 | FX自動売買比較

FX自動売買で大切にしている考え方をまとめているのが私の基礎編です。

 

 

これからFX自動売買を始めようと思っている方は以下の体験談も参考になるかもしれません。

FX自動売買の実践 私の苦労談

FX自動売買2012 システム紹介編 目次

2012/11/22


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