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EA解説後半 MT4EA作成編第25回

前回記事コメントアウト MT4でも大切な理由のEA解説の続きです。

EA解説 後半部分

売買シグナル部分 33行目

 

int ret = 0;
// 買いシグナル
if(pos <= 0 && Close[2] <= HH2 && Close[1] > HH2) ret = 1;
// 売りシグナル
if(pos >= 0 && Close[2] >= LL2 && Close[1] < LL2) ret = -1;

 

変更後

 

int ret = 0;
// 買いシグナル
//if(pos <= 0 && Close[2] <= HH2 && Close[1] > HH2) ret = 1;
if(pos <= 0 && Rsi2 > 30 && Rsi1 < 30) ret = 1;//....3
// 売りシグナル
//if(pos >= 0 && Close[2] >= LL2 && Close[1] < LL2) ret = -1;
if(pos >= 0 && Rsi2 < 70 && Rsi1 >70) ret = -1;//....3

 

まずは、元の文章をコメントアウトしておきます。

 

if(pos <= 0 && Close[2] <= HH2 && Close[1] > HH2) ret = 1;

 

               ↓

 

//if(pos <= 0 && Close[2] <= HH2 && Close[1] > HH2) ret = 1;

 

コメントアウトして文章を無効にしておき、RSIEAの売買判断のプログラムを入れます。

 

if(pos <= 0 && Rsi2 > 30 && Rsi1 < 30) ret = 1;//....3

 

実は、この文章は1回目の自作EAである「テクニカル指標を目安に決済するRSIEA」と全く同じです。

 

参考記事:テクニカル指標を目安に決済するRSIEA MT4EA作成編第7回

 

売買シグナル判断は、「テクニカル指標を目安に決済するRSIEA」でも「値幅を決めて決済するRSIEA」でも同じ条件なので同じ文が使えます。売りシグナルも同様のやり方で書換えます。

 

最後にマジックナッバー部分です。

 

マジックナンバー 12行目

 

// マジックナンバー
#define MAGIC 20094071

 

変更後

 

// マジックナンバー
//#define MAGIC 20094071
#define MAGIC 20140609//....4

 

いくつものEAを稼動したときにダブらないようにするのが一番の目的です。この部分に疑問を持たれた方はこの過去記事が参考になると思います。

 

参考記事:RSIが似合う通貨ペア検証とマジックナンバーの意味

 

これで解説終了です。

 

コンパイルして無事に動きましたでしょうか?

 

もしも、動かないとすればプログラムを勉強するチャンスなのでこの連載と豊嶋先生の本を読み返しながら正常に動くようにデバックに挑戦してみてください。この連載に沿って1回目のEA作成もして頂いている方はこう感じているかもしれません。

 

なんか、前回1本目 MT4基本EAの変更箇所確認と同じところが多い!

 

はい、そうなんです。実は、それがとても重要なんです。

EA作成上達のコツ:同じこの大切さ

「千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす」

 

これ「鍛練」の語源とされる文章です。宮本武蔵の五輪書に書かれています。五輪書で宮本武蔵は、「私の境地に辿り着くことは誰にでもできる。基礎をしっかりやればよいだけなのだ」という意味のことを何度も書いています。

ここで「鍛」は基礎作りを意味します。

 

「単純な事あるいは簡単な事を繰り返して基礎を身につける」

 

これは、どの分野にも通じる技術習得法の重要な奥義のようなものです。奥義と書くと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、読者の皆様の人生を振り返ってみて頂ければ納得する部分が必ずあるだろうと思います。

 

仕事にせよ、勉強にせよ、人よりも抜きん出た技術を身につけた経験はどなたでもあるはずです。そのときの成功体験を思い出していただくと「基礎をしっかりとやった事」にいきつくはずです。

 

裁量トレードだっておなじです。1日1分でも基礎をしっかりと身につけていく作業があるからこそ利益がだせるようになります。EA作りで基礎技術を身につけていくのも同じ過程をたどればよいと私は思っています。

 

こういうちょっと書き換えて出来てしまう簡単なEAでも何度もやっているといつの間にかいろんな技術が身についてきます。

 

こんな簡単にできてしまうEAでも十分に使えます。

 

半信半疑の方も多いと思いますので、次回はここで作ったEAをバックテストしてその検証をしてみます。

MT4EA作成編目次

EAを手軽につくるやり方をまとめました。

 

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2014/06/26


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