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RSI設定使い方 3つのパターン MT4EA作成編第11回

前回まででMT4EA作成編の手順3まで終了しました。ここからは手順4と5を繰り返して完成度の高いEAに磨いていくことになります。参考までに、実際に私がRSIESを作るときにやった流れをご紹介します。

 

RSIは、一般的には以下の使い方をします。

 

  • 30目安に買い
  • 70目安に売り

 

通常チャートでRSIをみるだけでも、これを変形して使うことは不可能ではありませんがあまり革新的なことはできません。

 

MT4でEAが少しでも作れるようになるといろいろと面白い検証ができるようになります。最適化の機能を利用することで過去の値動きに合わせせた検証がかなり自由にできるからです。この連載でやった事を少し応用して以下の3つのパターンでRSIの応用形EAの作成・検証をやってみましょう。

 

  • RSI期間変数を最適化する
  • RSIエグジット戦略
  • RSI20−80戦略

 

今回は、最初の「RSI期間変数を最適化する」をやります。

変数化の効果

前回、RSI期間のパラメーターを変数化しました。

 

参考:パラメーターと変数化の効果

 

変数化した目的の一つが今回の「RSI期間変数の最適化」です。

 

通常RSI期間は「14」か「9」くらいがノーマルなのですが、通貨ペアや使う時間軸によっては、別の数値が有効なことがあります。変数を最適化することで、過去の値動きで有効だった数値をみつけることができます。最適化のやり方については、過去記事も参考にしてください。

 

参考:MT4最適化手順

RSI期間設定変数の最適化結果

今回は「GBPUSD1分足」を使ってみます。実際にやってみると以下のようになりました。

 

参考:RSI期間設定の最適化手順

 

これ、皆さんのMT4でもやってみてくださいね。こういう最適化の結果をみながら感じたことをメモしておきEAつくりのネタにするのもいいと思います。

 

100くらいが最適というのは面白いですよね。RSI100のチャート線も通常のRSI14とは全く違う動きをします。私はこのRSI設定期間お最適化結果を初めてみたときにこんなことを感じました。

 

RSI100は、普段は反応がなく急激に相場変動があったときに反応する。つまり、このRSI100が短時間で大きく動くタイミングを捉えれば、トレンドを掴むのに有効かもしれない。

こういった思いつきや感じたことを次のEA作りのネタにします。この思いつきで作成したのは、「特定期間でRSI値が大きく動いたときにポジションを持つEA」です。

 

このEAは、RSIをベースにしていても通常の「30−70で売買シグナル発生」のものとは全く違う売買をするものになっています。

 

今回のRSIのように、変数化をして最適化を活用することで、その応用範囲は大きく拡がります。思いつきを少しづつ形にしながら、やっていくことでEA作成技術も少しづつ向上していきます。興味のでたことを形にしていくのは「物作り」に共通する楽しみでもあります。たまにですが、EA作りをしていると童心に戻っている自分を感じることもあります。

 

何ができるか、ワクワクするんですよね。

 

この気持ちを継続できれば、いずれ面白いEAが作れるだろうと思っています。

MT4EA作成編目次

EAを手軽につくるやり方をまとめました。

 

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2014/05/07


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