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FX投資で勝てるようになったきっかけの話

私が、FXや株式投資などの投資運用で勝てるようになったきっかけは、一冊の本との出会いでした。それは30年ほど前のある日のことです。それをきっかけに、本当に利益を出せるようになるための実践の日々が始まったのです。

 

今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。

 

一冊の本

fx投資で勝てるようになったきっかけ

「なんだ、この本は?」

 

先輩の机の上に何気なしに置いてあった本、それは林輝太郎先生の本でした。

 

「ツナギ売買の実践」

 

これが最初に読んだ林輝太郎先生の本です。最初の数ページをみて大きなショックを受けました。

 

「わからない。」

 

「何を書いてあるのかわからない。」

 

その本の内容は、当時の私にはまったくわからないものでした。そもそも「ツナギってなんだ?」という世界です。

 

証券会社内部にいても、「ツナギ」という言葉を知っている人もほとんどいません。他にも知らない単語が沢山あります。一回読んで理解するのは私には無理でした。

 

「でも、この本のなかに僕の疑問を解決するヒントがあるかもしれない」

 

そう感じたんです。「僕の疑問」というのは、「何をやってもほとんどの投資家は結局損をしている。相場で本当に勝てる道は他にあるのではないか」ということです。

 

夜、本屋によって同じ本を買いました。同時に、林先生の本が他にも数冊あるのも知りました。

 

帰りの電車でずっと読んでいました。

 

1冊読み終わった頃には、なぜか涙まででていました。

 

「わからない」

 

「書いてあることは、ちょっとしかわからない」

 

「でも」

 

「でも、ここには大きなヒントがある」

 

数日後には、林先生の別の著書を数冊まとめて購入しました。読み込むうちに考え方が少しづつ理解できてきました。

 

理解するに従い、手ごたえは更に重くなっていきます。

 

「これだ。」

 

「これなんだ。」

 

林先生の方法は、これまで何十冊も読んだ株式投資本とはまるで違うものでした。「どれが上がるか」という銘柄探しなどは、まったくありません。

 

  • 運用対象や運用銘柄選びで儲かるんだったら、世界中に投資成功者が沢山いるはずだ。でも、現実にはいない。
  • 本当に利益を出すために大切なことはそんなことではない。運用技術を磨き抜くことがもっとも大切なこと。
  • 運用銘柄は絞り込み、売買道具を信じ、売買をしていくことのみで十分である。

 

まとめてしまえば、「そんなことで大丈夫なのか」といいたくなることも多いです。

 

でも、基本を忠実にやっていくことで力がついていくという考え方に共鳴するものがありました。

 

前にも書きましたが、私は欲張りなんです。

 

短期間で1億や2億儲けて満足するつもりはない。

 

長期間かけて、ビックリするような大金を手にするんだ!

 

そんな、欲張りな私の心の奥深くに先生の言葉は入り込んできたのです。

 

「この考え方だ。この考え方であれば。私も相場師になれる」

 

そこから、私の実践の日々が始まりました。

 

実践上、どんなことが大切なことなのかなどは次回より書かせて頂きます。


感じ方は人それぞれ

私は、林輝太郎先生の本を今でも読み直し、教わり続けています。友人知人に「投資について知りたい」と言われたときには、まずは1冊読んでみることもすすめています。

 

投資に興味のある友人知人は、それぞれ一度は本を読んでいます。

 

でも、その後「俺も始めたよ」という話は聞いたことはありません。

 

メルマガ読者の中でも、林輝太郎先生の本を読んだ方は相当います。でも、実践には入らないかった方がほとんどです。

 

実際に場帳・グラフ記入を始めた方もいますが、続かずに途中でやめた方も多いです。

 

それを非難はしません。

 

私はこう考えています。

 

「人に合う投資法は、人それぞれで違う」

 

皆さんが、私同様に林先生の投資法を実践する必要はないんです。自分に合うものを見つけられれば問題はありません。

 

参考までに、私の父の話をさせていただきます。父は昨年亡くなりました。この話は、父が無くなる数年前に知ったことです。

父の教訓と投資家の現実

私の周囲の人は、投資運用が嫌いな人ばかりでした。それでも、私の父は投資の勉強をよくしていたようです。

 

そんな父が、大損して大きな借金を抱え込んだ時期があります。その時期は、私の小さい頃で「我が家はなんて貧乏なんだ」と思っていたころと重なります。

 

当時の私は、貧乏は農家をやっているせいだと思っていました。

 

母も祖母も、私にはそう言っていました。

 

でも、現実は違っていたのです。株式投資や商品先物などの大損で抱えた借金返済に追われていたというのが真実でした。

 

借金の金額はわかりません。でも、「実は農家の収入がそこそこあったこと」や「父や母が築いた資産額」などから、当時であれば都内にまともなビルが買えたくらいの金額だったろうと思われます。

 

多分、両親達は私達に知られたくなくてごまかしていたのでしょう。

 

でも、これによって、私の人生の方向性も大きく変わりました。

 

「農家を続けたら貧乏から抜け出せない。絶対に農家はしない」

 

私は、農家の跡取りとして育てられていました。でも、小学校時点ですでに農家を継ぐ気はなくなっていたのです。

 

「朝から晩まで働いても一生貧乏から抜け出せないのは嫌だ!」

 

今振り返っても、子供ながらにそう考えたのは当然の成行だったという気がします。

 

いまさら、「もしも」はありませんが、貧乏の理由が相場の大損であることを教えてくれていたら、私は農家を継いでいたかもしれません。

 

見方を変えれば、大きな借金を返済するだけ農家は稼げるということでもあるからです。それだけの収入があるのであれば、農家は充分に魅力的です。

 

小さい頃の私は「将来は、必ず金持ちになる」としか考えていませんでした。職業はなんでもいいからお金持ちになりたかったのです。

 

話を父の投資に戻します。

 

父の投資のやり方は詳しくは知りません。

 

でも、適当にやって損をした訳ではないということだけはわかります。

 

父は、真面目という粘土で作られたような人だからです。

 

無口でいつも畑を耕している。いつも真面目で手を抜いたりしない。

 

作物への愛情と工夫を怠らずに続けることが出来る。

 

だから、とてもおいしい野菜を作り、多くの人から称賛を受けていました。そんな父のことです。投資にも真面目に取り組んでいたのは間違いありません。

 

父は・・・・

 

「真面目に努力して、真面目に勉強して、真面目に大損した」

 

・・・その典型なんです。

 

どんな運用をしているかった知らなかったものの、林先生の著書をプレゼントしたことがあります。

 

でも、父は実践しませんでした。

 

父には、林先生の本は合わなかったのです。

 

そんな父の姿を、母や祖母など周囲の人はみていました。

 

だから思ったのでしょう。

 

「投資運用は努力してもダメ。子供たちにやらせてはいけない」

 

私が、銀行をやめて証券会社に入社を決めたと伝えたとき、母は泣きました。

 

大反対でした。

 

農家を継がないのは良い。

 

でも、せめて証券会社以外のところに入ってくれ。

 

その願いは私には届きませんでした。私なりの信念のもとに、決めたことだったからです。

 

・・・・話を戻します。

 

  • 勉強すれば儲かる。
  • 情報集めすれば儲かる。
  • みんなと同じことすれば儲かる。

 

もしも、投資の世界がこれだけの世界であれば、世の中億万長者だらけになります。

 

現実には、絶対にそうはなりません。

 

これから書くことが、皆様の運用の参考に少しでもなればと思っています。

 

次回より、実践で大切にしてきたことについてまとめていきます。

FX勝利貫徹編 目次

 

「心得編」はこちらです。

 

2019/01/23


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