第18歩 場帳・グラフトレードで伸びるタイプ・伸びないタイプ
どんなFX・株式投資運用法でもそうですが、私のやっている「場帳・グラフトレード」にも、「伸びるタイプと伸びないタイプ」がいます。伸びるタイプの共通点のようなものがあるので、今回はその辺をまとめさせていただきます。
今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。
自分で答えを見出す大切さ
日々の場帳・グラフ記入で悩んだら、まずは自分で考えるクセをつけてください。
そうすると、大きく伸びるようになります。
これに関して、とても参考になる記事を見つけました。
以下記事抜粋
「教えた答えはすぐに忘れてしまうが、自分でたどり着いた答えは一生忘れない」
ここ最近、テニスの大阪なおみ選手に関するニュースが色々なところで報道されています。1月の全豪オープンを初制覇し、世界1位に就いて以来初の大会前にサーシャ・バインコーチとの関係を解消し、初戦で敗退してしまいました。
昨年の世界最優秀コーチ賞を受賞したサーシャ・バインコーチ。大阪選手との契約解消の真意は分かりませんが、世界トップクラスのコーチであることは間違いありません。そんなサーシャコーチは、大阪選手へのコーチングでも有名になりましたが「常に自分の力で考え解決すること」を大阪選手に求めていたそうです。
私が、世界のコーチングから学んだことは「教えた答えはすぐに忘れてしまうが、自分でたどり着いた答えは一生忘れない」でした。
たしかに答えを教えたほうが早いですし、その場ではミスがなくなります。さらに、急いでいる時などはついつい答えを教えてしまったり指示をしてしまいます。そして親御さんも指導者も、子どもたちが失敗しないように、良かれと思って先回りして助けてしまいがちです。しかしその行動は、子どもたちが自分自身で考えようとする芽を摘んでいるようなものなのです。
そして、一方的に教えられたことは子どもたちには伝わっていないケースがほとんどです。大人は正しい答えを伝え子どもたちが「はい!」といえば伝わっていると勘違いしてしまいます。
記事抜粋終わり
我が子もそうなのですが、こちらから一方的に教えたことはほとんど頭に入っていません。
息子はソロバンを習っています。
本人はソロバンがそれほど好きでないようで、嫌々やっている習い事です。
いつも妻が張り付いてソロバンの細かいところまで手伝った甲斐もあって、先日6級合格までいったのです。
でもですね。
未だに九九を忘れたり、足し算引き算ががわからなくなるんです。
6級までいってそんなことってありますか?
私もソロバンをやっていたので「6級合格したのにそんなのわからないはずがない」と不思議でしょうがありませんでした。
原因は、多分これなんですよね。
「教えた答えはすぐに忘れてしまう」
特に「怒られるから」と言った理由で「義務的に覚えた事」は忘れるのが早いんです。
日々の場帳・グラフ記入も似たようなことろがあります。疑問点が出たら教科書本を読み直して解決しようとするタイプの方が伸びるようです。
「私のレポートと教科書本」くらいで実践していて、たまに「今年は●●●万円利益出ました」なんてメール頂くような方です。
このタイプは、普段の疑問点は、ほとんど自分で解決しているようです。
行動しなければ忘れてしまう
今回の連載で「良いことを知った」と思っている方もいるかもしれません。
もし、そういう気持ちになっているのであればすぐ行動してください。
そうしないと忘れてしまいます。
それか「俺はもうこのやり方はわかった」という気持ちだけが残ります。気持ちだけでは利益にはなりません。
私のレポートを無理して手に入れる必要はありません。
まずは、本屋で林輝太郎先生の本を1冊手に取ってみてもいいです。
図書館に置いてあることも多いです。
ちょっと興味が出て来たら、板垣浩先生の「プロは教える株式投資」も読んでください。
そこまで行ったら場帳・グラフを揃えて記入も始めるべきです。
本を読んで終わらせるのは勿体ないです。
気合いを入れすぎて、過去何年も遡って場帳・グラフ記入しないといけないと思っている方も多いですが、最初は「記入開始した日」から始めてもいいんです。
私は、どちらかというと新しく場帳・グラフ記入をするときは遡らない方です。
これも見方を変えれば「チャンスをじっくり待つ練習」のようなものです。
運用技術の価値
「日々磨いた運用技術は一生使える」
私が25年以上続けてきて自信を持って言えます。1日1分程度とはいえ、その積み上げは大きな資産となります。
日々磨き続けることで、一生使える技術をしっかりと身に着けてください。
FX勝利貫徹編 目次
- 第1話:凡人の道
- 第2話:努力は報われない
- 第3話:FX投資で勝てるようになったきっかけの話
- 第4話:FX勝利貫徹の第1歩「正しい運用法とは」
- 第5話:第2歩:FX運用法を絞り込む
- 第6話:脳神経科学からみた「FXで失敗しやすい理由」
- 第7話:FX手法は一つで十分〜1投資分野1運用法
- 第8話:第3歩:兼業でFXやるときの鉄則
- 第9話:第4歩:正しく実践しなければFXで成果はでない
- 第10話:第5歩:売買開始は数ヶ月してからで良い。
- 第11話:第6歩:基礎練習の続け方
- 第12話:第7歩:ナンピン売買成功のカギは「損きり」にあり
- 第13話:第8歩:やらないとわからない事への対処
- 第14話:第9歩その1 FXで大損の種がまかれる時はいつなのか
- 第15話:第9歩その2 FX好調期に注意すべき3つの事
- 第16話:第10歩 FX本 利益につなげるための4つの読み方
- 第17話:第10歩その2 最高の学習時期に何をすべきか
- 第18話:第11歩 負けないためにすべき事「FXで絶対負ける人はどんな人」
- 第19話:第12歩 勝つために何をしているのか
- 第20話:第13歩 FX・株式投資「運用技術を磨く」とは
- 第21話:第14歩 「為替相場・株式相場をありのまま見る」ことについて
- 第22話:第15歩 AIの活用方針
- 第23話:AIの限界と激変時代の勝ち残り方
- 第24話:第16歩 FX売買で考えるべき一つの事
- 第25話:第17歩 場帳・グラフ記入で得た副産物
- 第26話:第18歩 場帳・グラフトレードで伸びるタイプ・伸びないタイプ
- 最終回:第19歩 千里の道を歩むがごとく
「心得編」はこちらです。