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心得編その3:見えない敵とどう戦うべきか

見えない敵 機関の売り 心得

相場の世界は、「買い」と「売り」の2つしかありません。「買いポジション」を持つ人の反対側には「売りポジション」を持つ人達がいます。でも、誰が売りポジションを保有しているのかを知ることは出来ません。

 

所謂「常に見えない敵と戦う」というのが、相場世界というものでもあります。

 

それ故に、はじまりやすい落とし穴があります。見えない相手とどう戦うのかは勝つために大切なポイントです。

 

相場運用の本当の敵は、意外なところにいるものかもしれません。

 


見えない敵とどう付き合っていくか?

上がると思って買っている。でも、なかなか上がらないし、むしろ下がっている。

 

しかも、下がり方が不自然だ。

 

まさか・・・どこかの筋が仕掛けてきているのかもしれない。

 

もしかしたら、相当強力な勢力が動いている可能性もある。

 

 

FX運用 見えない敵

 

誰もが、これまでの相場運用でこういうことを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

 

売買対象が沢山ある株式市場で、特によくある現象です。「●●が売っている」などという話は、ネット掲示板をみればすぐに見つかります。

 

FXの世界でもたまにあります。

 

トルコリラ円などの高金利通貨などで「欧州勢が売り」とか「機関投資家が売り」などという話は暴落時などの解説にでてくるときがあります。

 

ここで、ちょっと冷静になって考えて欲しいことがあります。

 

その売り方は・・・・・本当にいるのでしょうか?

 

もしいるとして、そんなに意識しないといけないものなのでしょうか?

 

その話に基づいて売買をしている方に聞けば、当然のように「YES」という答えが返ってきています。

 

でも、「本当はどうなんだろう」という気持ちが少しでもある方は、少し距離を置いて考え直してみてはいかがでしょう。

 

株式市場などで、大株主に顔を連ねるような方が更に買い増しをしていて株価が暴騰しているようなときは「本当にいる」ので、確かにその通りです。

 

日々の売買状況も全て公開するはずはないので、全ての売買が噂通りではありませんが、大きな流れとしては参考にすべきところがあります。

 

業績変化がそれほどでもないのに、短期で株価が2倍・3倍となれば「何かある」というのも当然だろうと思います。

 

でも、そうでないのもかなりあります。

 

業績悪化で株価が大幅に下げる。掲示板では「●●が売っている」と煽る言葉が並ぶ。

 

その掲示板の噂話に刺激されてブログ記事となり、その噂話は更に拡散する。

 

確かに、こういう噂話でも相場への影響はあるようです。

 

だからといって、その噂話を集めて何か有効な対策が打てるのでしょうか。

 

噂話は、「ガセ(にせもの)」が多いというのは周知の事実です。昔から、相場攪乱・相場操縦のためによく使われます。

 

昔もそれなりに影響力はありました。ネット掲示板が大きな力を持つようになった現代は、噂話を流す側にとっては、更に効果が出ている気がします。

 

「仮想の敵を作り出し、発信者の意図する方向へ相場を動かす」

 

自分の意見を述べているだけのものがほとんどですが、中にはこういう意図で発信されている噂話がかなり存在します。

 

FXの世界でも株式市場ほどではありませんが、時折あります。

 

こういう「見えない敵」とどう付き合っていくか。ここをうやむやにしていると周りに翻弄されて運用資金がどんどん減っていく運用になりやすいものです。

 

基本方針は、きっちり決めておかねばなりません。

「見えない敵」を作っているのは誰か?

そもそも「見えない敵」は誰が作り出しているのでしょう。

 

ネット掲示板などの噂話は、ほとんどが発信者が誰かはわかりません。

 

でも、その掲示板をみるだけでも記憶のどこかには残るもので、「気になる事」として記憶されてしまいます。

 

掲示板を読みながら、最初のうちは「そんなバカなことがあるか、俺は気にしなよ」とほとんどの人が感じています。

 

でも、その通りの値動きになると「もしかすると、この情報だけは正しいかも」という気持ちがでてくるものです。

 

無論、多くの場合、その相場変動が「たまたま」なのか「本当に情報通りの値動きなのか」ははっきりしません。

 

人間の記憶というのは恐ろしいものです。

 

何度も掲示板で同じ文章をみていると、知らぬうちに記憶されてしまいます。表向きは無視しているつもりでも、潜在意識に残り、いつの間にか気になって仕方が無くなります。

 

相場変動は「上げ」と「下げ」しかありません。

 

明日は「下げ」と主張して当たる確率は50%もあります。それにもっともらしい理屈をつけて発信すれば、その後の相場展開が偶然合うことで「ガセ」でも本物だと誤信してしまうものです。

 

これは人間の脳の仕組みから当然のことです。

 

この現状って「見えない敵を自分で作りだしている」とは、言えないでしょか。

 

ネット掲示板だけでなく、大量の情報収集によって様々な相場観が無意識のうちに形成されていきます。

 

いつの間にか、「仮想の敵」が出来上がっていく。ほとんどの場合、最初は「そんなの信じるか」という程度のものです。

 

値動きがその通りとなれば、そのネタを信じる気持ちは強くなります。

 

自分で敵を作るようなことをしていけば、売買もその噂に支配されるようになります。

 

安定した利益を出す道から外れて別の方向に進んでいくことにもなりかねません。

 

こう考えていくと、見えない敵を作り出しているのは誰かがみえてきます。

 

そうです。

 

見えない敵を月っているのは、言わずもがなの「自分自身」かもしれません。

 

投資家のそういう不安な心理をあおっている人々に載せられて御そらされている、というのが現実の姿かもしれません。

 

本当に敵とすべき存在は何か?

 

噂話や情報収集をしていく過程で脳に様々な情報が入っていく。その結果、「見えない敵」が自分の中で出来上がっていくんです。

 

本当の敵は「自分自身」なんです。

 

相場運用での全ての責任は自分が負わねばなりません。

 

判断仮定はどうあれ、損失という責任は負わねばなりません。

 

悪質な情報であろうと噂話であろうと、信じて売買判断したのは「自分自身」です。

 

「本当の敵は私自身」

 

私は、そう思っています。

 

「自分に勝てることが出来れば相場に勝てるのか?」

 

答えは、「YES」です。

 

見えない敵に勝つにはどうするか、

 

自分自身に勝つためにはどうするか。

 

結果を残している投資家は、ほぼ例外なく利用法や対応法を決めています。参考となるかどうかわかりませんが、私の対応法も次回ご紹介させていただきます。

FX初心者向け FX長期投資派の基礎 目次

2020/12/23


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