第9歩 破滅の種がまかれる時と注意点

相場運用成績には波があります。売買判断をするFXトレーダーにも様々な変化があり、いつも同じ心を保つことなどできません。

 

いつも平常心でFXトレードを続けて利益を出していくというのは、現実には不可能なことです。それでも勝ち続けるためには、「利益をだすべき時期にきっちり稼ぐ」と同時に「絶不調期に破滅を防ぐ」ことも重要になります。

 

どんな一流トレーダーにも、一生のうちに何度かは運用資産がゼロになるような経験やその直前までいってしまった経験をします。そういう時期をきっちりと抜けていくためにどうすべきかが第9歩のテーマです。

 

今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。

 

「大損お決まりパターン」にはまらないために

実践を続けていけば、いずれ「好調」と思えるような時期が必ず来る。そして、「不調」の時期も必ず来る。

 

それは、夏の次には秋が来て冬が到来するがごとしなのです。

 

どんな優秀な方でも、この連続からは逃れられない。トレードで利益を出し続けていくうえで必ず訪れるものと私は考えています。

 

私の運用も、この繰り返しを続けています。

 

これを繰り返しながら利益を増やしていけるようになることが、専業トレーダーとしてやっていくための必勝条件とも言えます。

 

なので・・・

 

正しい運用法を実践し軌道に乗ってくると、この「好調期」と「不調期」の繰り返しを何度も経験していくことになります。そして、増減を繰り返しながらも運用資産も増えていきます。

 

季節のめぐり変わりとトレードで大きく違うのは、冬に耐え切れずに春を迎えられないこともあるということです。

 

私たちは、なんとしてでも「春を迎えられるトレーダー」にならねばなりません。

 

いつも勝つ必要などありませんし、それにこだわる必要などありません。

 

いつも勝ち続けることなど、相場の神様が現存しても多分できません

 

勝つ時もあれば負けるときもある。トータルでプラスの成績を残すことが重要です。

 

これ案外認識されていない部分です。

 

FXトレードは、慣れてくればいつも勝てるようになると考えている方はかなりいるからです。

 

現実には、そんなことはありません。

 

先日、息子がこんなことをいっていました。

 

「パパ、プロ野球は10回に3回ヒット打てれば凄いって本当?随分、簡単なんだね。僕もプロ野球選手になれるかもね。」

 

ちなみに息子は野球のルールをあまり知りませんし、プロ野球選手の名前も知りません。運動もそんなにできない方です。

 

でも野球に興味はあるらしく、3割バッターというのが10回に3回ヒットを打つことだと説明したら、こんな発言が出てきたのです。

 

野球ファンの皆様にとっては、不遜な発言かもしれませんがお許しください。

 

でも、この発言は「野球を知らない人」にとっては当たり前の感想」に近いかもしれません。10回に3回ヒットをうつことがどんなに困難かは野球を知らない人には理解できない。確率的にはもっと高くても良い気がするのです。

 

FXで「いつも勝とう」と考えてしまうのは、この心理と似ています。

 

好調期と言えど勝率100%はまずありません。それに不調期が加わるのですから、勝率を意識していては大きな落とし穴に落ちてしまいます。

 

前置きが長くなってすみません。

 

春を迎えるトレーダーになるために、まずは好不調の波のなかで「どの時期をもっとも警戒すべきか」「何を注意すべきか」を理解しておく必要があります。

 

  • 不調期を注意すべきか。
  • 好調期を注意すべきか。

 

さて、注意すべきはどちらでしょう。

注意すべきは「含み損」のときにあらず。

絶不調期ともなれば、最悪破産となることもある。大損しないための運用は、充分に注意しなければいけないことです。

 

では、その注意はいつからすべきなのでしょう。

 

大きな含み損を抱えてから考える?

 

それでは、遅すぎます。

 

不調期に入ってからでよい?

 

これもまだまだ掘り下げが浅いです。

 

注意すべき時期は、目に見える損失や不調がでてきた時ではありません。

 

真実を見つけるには、そうなる原因を作った時期までさかのぼらねばなりません。

 

不調・大きな含み損となる原因=種がまかれたときはいつだったでしょう。

 

過去に大損経験のある方は、自分の売買を振り返ってみてください。

 

「あそこで調子に乗ってポジション増やしたりしなければよかった」

 

とか・・・・

 

「なんで、こんな天井で買いポジション作っているんだ!」

 

・・・なんてのが出てくるのではないでしょうか。

 

つまり・・・・

 

好調期に調子に乗って起こした行動が不調期に入り大損の種になっていたりしませんでしょうか?

 

このパターンは、非常に多いのです。

 

大体、簡単に利益が出せて気分が良い時期に後日の災難を招くようなポジションを作っているものです。

 

「大損の種は好調期にまかれる」

 

好調期に起こした行動が、その後の大損の原因となる。恐ろしいことに、その大損は破滅に至るような壊滅的なものにもなりやすいのです。

 

相場格言にもある「山高ければ谷深し」のごとく、天井圏で大きく利益を出して調子に乗って大きな勝負をしたときは本当に注意せねばならないときです。

 

運用始めてから大損までまっしぐら、そういう本当に不幸なケースもあるかもしれません。

 

でも、それは稀です。

 

私の知る限り、大損の前にはほとんどの投資家に「調子の良い時期」が到来しています。

 

大きな利益は出していなくても、サクサクと利益が出て調子が良いような時期を経験してから大損に至るというのがお決まりのパターンです。

 

後からみれば、この好調期に余計なことをやってしまったことが、その後の災いに繋がるわけです。

 

「調子の良い時期」の行動は、本当に注意せねばなりません。

 

利益がガンガンのって調子に乗って気分も良い。そんな時に、油断しているところを狙って破滅の種が植え付けられていく。

 

この「破滅お決まりパターン」を忘れてはいけません。

 

とはいえ・・・・

 

私もたまに忘れてしまいます(大汗)

 

 

なんたることだ!


 

はい、すみません。

 

ここの制御はとても難しいです。

 

それでも、意識しておけば被害はある程度おさえられます。

 

私も経験していることなのですが、好調期に破滅に繋がりやすい行動が3つあります。

 

次回は、その行動と対策についてまとめさせていただきます。

FX勝利貫徹編 目次

 

「心得編」はこちらです。

 

2019/03/04


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