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「人の行く裏に道あり花の山」」とはいうものの・・・

サヤすべり取り 第2回 人の行く裏に道あり花の山

 

「人の行く裏に道あり花の山」」の相場格言は、当てはまる人当てはまらない人に分かれます。

 

その実践活用方法もご紹介します。

 


FX長期投資派の基礎「心得編」

人の行く裏に道

私の運用は、5年・10年と長く続けて利益を積み上げていくことを目的としてやってきました。

 

これらは、師匠林輝太郎の著書から学び、サヤすべり取り・FX積立・サヤ取り・自動売買などで安定運用を続ける上で大切にしてきたことばかりです。

 

それら運用の、長期投資運用で大切にしていること、重要なポイントをこの連載でまとめていきます。

 

まずは、「心得編」です。

 

相場運用で重視または注意している基本的な考え方や基本方針についてまとめていくのが「心得編」です。

 

いずれも、私が運用上大切にしている考え方や相場運用の心構えです。

 

まだまだ未熟な部分は十分に承知しているのですが、少しでも参考になれば幸いです。では、始めさせていただきます。


心得編その1「表の道と裏の道」

 

  • 表の道:人気が盛り上がって支持されている投資時商品・売買見通しなど
  • 裏の道:その反対の立場、あるいは投資家に支持されていない投資商品・相場見通し

 

大きな流れができて、投資家の行動がどちらかに大きく偏っている時期です。運用上、どちらも注意すべき局面です。

 

これらの時期への注意喚起をする相場格言はいくつもあります。

 

「人の行く裏に道あり花の山」

 

解説の必要もないくらい有名な相場格言かもしれません。

 

大勢の逆をいくことが成功のコツであるという意味です。逆張り派がよく引用する格言でもあります。

 

この言葉がどこまで当てはまるかは、投資家の性格などで違ってきます。

 

例えば、「慎重派」と「積極派」です。

 

慎重な人は、少し場が盛り上がってくるとすぐに「上げ相場はそろそろ転換近いかも」と考えがちなところがあります。そういう時に「人の裏を行こう」とばかりに売りポジションを入れて、その後の本格上昇に飲み込まれてしまうということが起きやすいです。

 

逆に、いつでも積極的に攻めるタイプは、盛り上がってくるとこういう格言は頭の中から消えてしまいます。上がれば上がるほど激しく攻め立てていくため、大天井後に苦しむ傾向にあります。

 

積極派の方は、たまに思い出すと良い格言だろうという気がします。

 

私自身は、「慎重派」です。

 

この言葉を気にし過ぎているわけでもないのですが、、投資の世界に入ったばかりの頃は、早い段階で利益確定することが多かったです。

 

その後の更なる上げを見ているのが悔しくて、相当上がったところで再度買いを入れて失敗するというのが、当時の負けパターンです。今もたまにやってしまうんですけどね(汗)。

 

いろんな失敗や成功を重ねながら、この格言の見方も変化してきました。

 

この格言も踏まえて、私が「もっとも注意している局面」があります。

人の行く裏にいつも道があるわけではない。

現時点、私自身はこの格言に関してはこう解釈しています。

 

人の行く裏にいつも道があるわけではない。多くの場合、表の道をそのまま歩いていたほうが儲かることが多い。でも、絶対に注意しなければいけない局面がある。

 

  • それは「大人気」という局面である。

 

そういう時は、「人の行く裏に道・・」が当てはまると同時に、「裏道に更に裏道がある」とも心得ておくべきだ。

 

私の経験上、慎重派の方は運用当初はこの言葉は気にしない方が良い結果に繋がります。

 

慎重な方が「そろそろ危ない」と感じる地点は、後から見れば「まだまだいけた!」ということがほとんどだからです。

 

なので、慎重な方は「人の行く裏にいつも道があるわけではない。」という軽い気持でも良いと思っています。

 

注意すべきは、「大人気」という局面です。

 

相場が過熱して億単位で儲けた投資家が沢山でて大騒ぎになるような時などに十分な注意を払わねばなりません。

 

私が、投資の世界に入ってからもいろんな「大人気」相場がありました。

 

  • 1980年代後半の株式市場のバブル相場
  • リーマンショックまでのFX人気相場
  • 個別通貨人気相場
  • 英ポンド円
  • NZドル円
  • 豪ドル円
  • 南アフリカランド円
  • 金・原油暴騰時期
  • 仮想通貨人気相場

 

等々、だいたい数年に一度こういう大人気相場が起きています。

 

いずれの場合も投資家のポジションは「買い」大きく偏り、大きく上昇しています。

 

大人気相場は、基本的に「上げ相場」です。

 

「買っておけば儲かる」というのは誰にもでもわかりやすく、多額の資金が流れ込みやすいからです。

 

大きな上げ相場の後は、お決まりのように大きな下げげ相場に突入しています。

 

格言「人の行く裏に道・・」通りの局面ですが、この下げの波に「売り」で乗るのは、相当困難なものでもあります。

 

2018年末の投資対象でいけば、NYダウ辺りがこの状況に近い気もするのですが、ここに単純な売りで勝負をかけていくほどの勇気は今の私にはありません。

 

どんな銘柄でも、「上げ」と「下げ」は流れが違います。上げは緩やかでも、下げは激しいなどの違いがあるものです。

 

上げ相場を攻めるのと同じ感覚で下げ相場を攻めていては、勝利はおぼつきません。

 

こういう時は、買い中心の方は保有ポジションを決済するか減らすかして大底くらいところまで待つことに徹するのも有効です。

 

そのときの問題が、大底の見極めです。

 

大人気相場の後の下げ方は特に激しく、底だと思っても更に底がある。それが何段階も続きます。

 

「裏道だと思って仕掛けたら更に裏道があった」

 

これで、更に大きくやられます。

 

大人気となった相場は、参加投資家も多いためその後のポジション処理には時間がかかります。

 

数年かけて大底を形成することも多いです。

 

なので、人気相場の後1ヶ月くらい下げたくらいで「大底到来」とばかりに参戦すると痛い目に遭います。

 

「大底」と思っているため、撤退に踏み切るのも難しいものです。

 

「ちょっと上げたら売ろう」なんて悠長に構えていると、戻りなくズルズルと下げていくような値動きをするからです。

 

私も、この手の値動きで過去に何度も痛い目をみました。

 

何度か辛酸をなめながら、自分なりの「裏道に入るときの方針」を決めています。

裏道に入るときの方針

「裏道も表道も運用は得意分野のみにする」

 

これが、私の方針です。2018年11月現在の得意分野としているのはこれです。

 

  • FX:豪ドル円売買中心、たまに南アフリカランド円 
  • CFD:日経225とNYダウのサヤ取り

 

FXでは、豪ドル円が私の裁量トレード専門分野です。買いを中心に売りやFXオプションを組み合わせた売買をしています。

 

たまに、南アフリカランド円を豪ドル円の代わりに売ることもあります。

 

他の通貨は両建て運用の「スワップポイントサヤ取り」でのみ行うのが基本方針です。

 

自動売買と日本円資産ヘッジ用として米ドル円を保有がありますが、売買判断はせずに基本的に放ったらかしにしてあります。

 

1年に1度か二度、米ドル円が相当上昇したと思われるときに売りポジションを入れておく程度の売買はします。

 

他の通貨が人気となっても、外からみているだけです。大きく崩れだしたときも同様です。

 

「豪ドル円中心で南アフリカランド円を加えた2通貨売買」

 

この方針でやっています。この2通貨以外の通貨ペアで裏道を攻めることはしません。

 

この方針は、表道も同様です。

 

つまり、他の通貨ペアや投資分野で大人気になったからといって「買い」で入ることはありません。逆に、崩れだしたからといって「売り」を仕掛けることもしません。

 

CFD取引での「日経225とNYダウのサヤ取り」も同じ考え方です。

 

原油やコ−ンなど他の銘柄が魅力的に見えるときもあり、たまに実験売買と称して手を出してしまうことはあります。ここは、私の未熟な点でもあります。

 

ただ、そういう場合でもいつまでもその状況を続けることはありません。時期を見て、得意分野に集中していくようにしています。

 

これが私の基本方針です。

 

得意分野に集中してくことは、大きな意味があります。多くの投資家にとって、これから激動相場を生き抜いていくうえでも大切なことだと思っています。

得意分野に集中することの大切さ

2018年11月現在、世界の政治経済情勢を見る限り、大きな変動の波がいくつも起きています。

 

この波は、FXやCFDなどの相場変動にも大きな影響を及ぼすことになるでしょう。

 

投資家にとって、大きな変動は大きく利益を出すチャンスであとと同時に大きな損失を出すリスクも伴います。

 

十分に注意せねばなりません。

 

投資分野を得意分野に絞り込んでいくとで、このリスクある程度軽減することができます。

 

株・CFD・仮想通貨・FXなど他分野に投資をしていると、激変相場突入時には複雑な売買判断を強いられます。

 

含み損が増大する局面ともなれば、混乱して悪手も打ち易くなります。

 

投資分野を集中しておけば、売買判断の選択肢が減り、無用な混乱も起こさずに済みます。落ち着て売買判断をしやすく、この心理状態は攻め・撤退の両方で有効に働きます。

 

いずれは起こるであろう、大変動相場をきっちり利益を取って乗り切っていくためにも、今回の方針は大切なものとなります。

FX初心者向け FX長期投資派の基礎 目次

2020/12/18


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