第17歩 場帳・グラフ記入で得た副産物

人によって違う部分ではあるのですが、私は日々の場帳・グラフ記入を通じて営業の仕事もうまくいくようになったという経験を持っています。

 

一芸を磨けば多芸に通じる

 

こう書けば大袈裟かもしれませんが、一つの技術を深く掘り下げていくとそういう効果も出てくるものです。

 

うまく伝わるかどうかわかりませんが、その辺のことを今回は書かせていただきます。

 

今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。

 

1日1日の積み上げがもたらすもの

この連載で書いてきた私の運用法、始めてから25年以上になります。日数にすれば365×365=9125日です。

 

土日が入っているので、営業日で計算すれば6500日くらいに減りますが、自分でもよく続いているものだと思う時もあります。

 

でも、続くのは当然なんですよね。

 

1日1分程度のことで年間収支がプラスにできるようになったのですから、止めようなんて思わないです。

 

もっとも、年間数億円なんて派手な利益を出したことはありません。

 

それでも家族3人で生活していけるだけの利益を得ています。小学生の息子は習い事を4つやっていますが、本人のためになるのであれば教育費をさらに増やすくらいの余裕もあります。

 

この運用法で得られたのは「お金」だけではありません。

 

「人生を自分のペースで生き抜く自信がついた」

 

そう感じています。

 

日々の場帳・グラフ記入を続けてきたことで、仕事をうまくやるためのコツのようなものに気づけたからです。

 

チリのような積み上げがどれほどのものか。

 

あるいは

 

一芸を磨き続けることがいかに重要なのか。

 

そんなことを場帳・グラフ記入を続けていくことで気づけたのは人生にとって大きな収穫でした。。

証券営業 泣きながら歩いた日々

大学を卒業して東京にでてきて、証券会社・生命保険会社で営業を14年ほどやりました。

 

私は、もともと人見知りするタイプで、初めて会う人と話すのは苦手でした。

 

なので、証券会社の営業を選んだときには、「こんな自分でやっていけるだろうか」という不安もありました。

 

私を良く知る母は、証券会社で営業をするのに大反対でした。株や投資というものが大嫌いだったのもあるのですが、「営業なんて息子にできるはずがない」と思っていたからです。

 

でも・・・

 

「僕には相場師になるという夢がある。」
「夢のためには通らねばならない試練だ」

 

そう決意していました。

 

その仕事が自分に合うかどうかなんて考える必要はない。

 

夢のために必要な試練であれば挑戦するしかないんです。

 

そう心に言い聞かせて営業の世界に入ったのです。

 

案の定、営業を始めた頃は辛いことばかりでした。

 

辛かったですねぇ。

 

いきなり「はい、行ってこい」と放り出されて知らない家に訪問するんです。

 

昔よくあった「飛び込み営業」です。

 

これ、最初はとっても勇気がいるんです。

 

罵声を浴びたりすることもあったのすが、一番辛かったのは「無視」されることが多かったことです。

 

相手にもされず、何の話も出来ない、そんなことを何千件も経験しました。1日50件の飛び込み営業を2年続けましたから約2千件くらい訪問したことになります。

 

最初は、ただ辛いだけだった。

 

泣きながら東京都内を歩いていたこともありました。

 

生命保険会社に転職してからも営業でした。ただ、今度は「代理店営業=保険を販売する人をフォローする営業」です。

 

飛び込み営業はほとんどなくなったのですが、その分とても忙しい。夜12時超えたり、土日も仕事しても仕事が終わらないんです。

 

この営業も最初は辛かったのですが、「結婚」をしたこともあり生活のために必死で頑張っていました。

 

ある日のこと・・

 

毎日の活動記録と営業数字をみていて「あれ?」と思ったんです。

 

その数字を場帳・グラフのように並べてみていったらどうなるか。

 

実際に並べていったらいろんな事がわかったんです。「自分の営業の弱点」のようなものや「どう活動すればどういう成績がでるか」なんてことが見えてきたんです。

 

この結果をもとに行動を改善したら、営業成績は上昇しました。

 

それからです。自分のために営業日誌をきっちりとつけて分析するようになったんです。

 

営業日誌をつけた程度で成績が上がるはずはない。

 

営業経験のある方ほど、そう感じている方が多いと思うんです。

 

成果の出ない理由はいろいろありますが、営業日誌に関していえば「会社の規則などの義務的な理由で営業日誌をつけている場合、成果には繋がっていない」傾向があります。

 

「やらされている」という意識では、そこからの発展性はうすくなります。

 

「上司への報告のためにしている」ものであって「自分のためにやっている」という気持ちなので、それを工夫しようという気にはなりにくいのです。。

 

この基本部分は、場帳・グラフの見方と通じるものがあります。

 

日々自分の売買道具である場帳・グラフ記入をしていく。疑問点がでてきた自分でら問題点をみつけ解決策を考えていく。

 

この姿勢が大切で宇s。

 

同じなんです。

 

ちなみに、当時私の営業日誌記入時間は1日5分程度でした。上司に報告する必要のない営業日誌ですので、気を使う必要はなく自分にとって必要なことだけを書けばいいんです。

 

偶然ですが、この所要時間も場帳・グラフ記入時間と同じでした。

 

この程度の時間であれば、どんなに忙しくても続けられます。

 

日々の自分を分析するようになってから、営業成績は安定しました。

 

効果が出てくるに従い、何に対しても自信がもてるようになりました。

 

会社に対する態度も変わりました。

 

うまく表現できませんが「正しいことを主張する勇気」・・・そんなものがでてきたんです。

正しいことを主張することで得られたもの

会社にもよるのですが、「自分が正しい」と感じることが「会社の常識に反する」ようなとき、それに対して意見を言うのは相応の勇気がいるものです。

 

そもそも、多くの会社・組織では、不公平・理不尽というものがつきものです。

 

営業の世界はとくにそういう傾向があります。

 

それは、トラブルが起きたときなどに顕著に出ます。トラブルを起こした人が「力のある人」か「力のない人」かでその対処が違うことが往々にしてあるものです。

 

つまり「力のある人」には逆らえないといったケースです。

 

これ、いろんなところでありますよね。私も何度も経験しました。

 

自分が「正しい」と思っていることでも、その「力のある人」と対立するようなときは曲げないといけないようなときがあります。

 

昔の私は折れることしか知りませんでした。自分が折れる(負ける)ことで、その場が収まればよいとい考えです。

 

でも、相場で日々自分を磨いていくうちに考え方と行動は変わっていきました。

 

「正しいことはしっかりと主張すべきだ」

 

こう考えるようになったのです。

 

全体の流れを考えて、自分が折れることはあります。

 

でも「意見」を出すか出さないかは大切な部分です。

 

意見を出したうえで、各自の意見を調整し全体の流れを見ながら「押し通す」か「折れる」かを決める。

 

そんな柔軟な動きが出来るようになってきたんです。

 

今までは、「意見」を出す勇気さえなかった。

 

「空気は読む必要はあるが、同化する必要はない」の精神でいく。つまり、他人の一挙手一動作を気にする必要はせずに、自分のことに集中していく。

 

そんな事を仕事のなかで実行できるようになっていったんです。

 

いずれも頭ではわかっていることですが、体全体で理解できるようになるまでには時間と経験が必要です。

 

営業成績上位となって「意見」を言える人間になったことで、周りの評価は大きく変わりました。それが評価されたからこそ、当時最年少で支社長になれたんです。

 

・・・ この話はここいらで終わりにしておきますね。

まとめ

元々、私がサラリーマンになったのは、相場運用の元手が欲しかったという理由もあります。

 

そこで仕事をする楽しさを知ることも出来ました。

 

そして、場帳・グラフ記入を続けて得たことが他の分野への気づきに繋がってきたという経験をしてきています。

 

誰もが、私と同じような経験をするとは思っていません。

 

「1日1日の積み上げがもたらす効果」

 

場帳・グラフ記入を続けていくことで、いずれその効果を感じるときが何度もあると思います。その一つ一つの変化を大切にしながら、自分なりの相場感覚を育てていってください。

 

私も、ずっと続けていきます。

FX勝利貫徹編 目次

 

「心得編」はこちらです。

 

2019/04/10


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