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第9歩その2 FX好調期に注意すべき3つの事

サクサクと利益がでて気持ち良い。

 

正しい運用法を実践していれば、こういう時期が定期的に訪れます。こういう時期こそ注意せねばなりません。どこに注意していかねbならないかをまとめました。

 

今回この連載を読まれるのが初めての方は、第一話から読まれることをお勧めいたします。

 

なぜ好調期に注意すべきなのか

  • 悪い状態が続くと「なぜだろう」と考えることも有るが、好調のときは決して「なぜだろう」と考えない。
  • 好調の絶頂期に、自分はなぜこんなに相場が見えるのか、なぜ当たるのかを考えないから、花の命を短くする。すなわち、謙虚・感謝を忘れているのが普通である。
  • 人間は、調子の良い時に、なぜと考えず、自分の才能と力量だと思う。

以上、「相場戒律より抜粋

FX 好調 注意すべき事

こんな心理状態のご経験がある方、多いのではないでしょうか。私は何度もあります。

 

調子の良いときに謙虚さを忘れ、それが己の実力だと勘違いしてしまう。

 

私自身、好調時に「謙虚にいくぞ」などとブログ記事で書くときもあります。これは、私が謙虚である証ではありません。

 

むしろ、こういう文章を書きたくなる時は、日々増長する自分自身に脅威を感じているときが多いのです。

 

そんな自分の気持ちを抑え込むために、敢えてブログ・メルマガで「ここは謙虚にいきます」なんてしおらしいことを書いているわけです。

 

この部分は、どんな運用法でもどんなトレーダーでも同じようなところがあります。

 

いつも「好調」ということは絶対にありません。

 

そして、好調期の対処で、ほとんどの人の人生の蓄財力は決まると書いても大袈裟ではないのです。

 

好調期に利益を大きく出しても不調期にそれ以上を吐き出すような運用を続けているうちは、相場運用で大きな財産をつくることはできないからです。

 

好調期に悪手を打ったがために、不調期に苦しむことが多いことは前回書きました。

 

投資歴が長いのに運用資産は増えていないと感じる方の多くは、「好調期の悪手」によって、資産を大きく伸ばすチャンスを潰していることが多いのです。

 

そうならないために、好調期にやってはいけないことを3つ指摘させて頂きます。

 

好調期に注意すべき事

 

  1. 売買数量を増やす
  2. 資金を追加する。
  3. 自分から利益を減らす行為

 

いずれも好調期にやってしまいがちな行動です。私達の運用法でも「一相場終わるまでは売買数量を固定」するようにしています。

 

10万通貨単位で売買しているのであれば、ポジションを作ってからポジションゼロにするまでが一相場です。その後に「休み」を入れたら次の相場の売買数量増加を検討します。

 

「資金を追加する」行為も同じです。最初の運用枠が100万円であれば、それ以上の資金はつぎこみません。好調だからと言って、100万円追加のようなことをやれば、その資金で悪手を打つことが多いものです。

 

調子が良いからと他の投資分野に手を出すのも同じ行為です。私もたまにやってしまうので、意識して控えるようにしています。

 

ここまでの2つは、常識的な話なのでご同意いただけるでしょう。

 

多分、最後の「自分から利益を減らす行為」は「え、どういう意味?」と思われている方もいるかもしれません。

誰もがやりがちな「利益を減らす行為」とは

好調時は、言うまでもなく大きく利益を取れる時期です。こういう時期にはガッツリと稼ぐべきです。なので、「自分から利益を減らす行為」はするべきではありません。

 

ところが、現実には逆のことをやりたくなったりします。

 

例えば、よくあるのは2つです。

 

  • 薄利決済
  • 利益目標達成したから売買終了

 

ちょっと利益が乗ったからと言って薄利決済するというのはよくやってしまうことです。好調だからこそ「弱気になってしまうことはありがちなことです。

 

特に、それまでなかなか勝てなかった場合などは、まだ自信が持てません。「上昇して利益がちょっと出たからまず決済しておこう。いつものように下がったら買い直せばいいじゃないか」なんて心理です。

 

そういう時って、そのまま上昇してしまうんですよね。

 

もともと短期売買で薄利で稼ぐタイプの運用法であれば問題はありません。

 

でも、私たちのように、中長期の波を利用して大きく稼ぐのを理想とする運用法では、好調期の薄利撤退は利益を減らすだけです。

 

いつもは中長期でじっくり攻めているのに、好調期には短期売買気味になってしまうことがあります。こういう時は特に注意せねばなりません。

 

1日単位で値動きをみていたのに、分単位で値動きをチェックしているとすれば危険信号です。

 

売買のリズムが崩れれば、調子も崩れてきます。

 

もう一つ「利益目標達成したから売買終了」というのも私達の運用法では注意すべきところです。

 

「今回の利益は200万円で充分。欲張り過ぎは失敗の元」とばかりに、売買を強制終了するようなケースです。

 

私はこのパターンは、あまりやらないのですが、他の方のFXブログでたまに見るケースです。

 

「波に乗っている感じなのに勿体ないなぁ」

 

来ぞを見て、私はそんな感想を持っています。

 

好調時に利益を減らすべきでない理由は単純です。

 

「夏に稼がなければ厳しい冬を超えられない」

 

好調期には利益を出し、不調期には損失を出す、トータルで利益に持っていくのが一般的な専業トレーダーの運用スタイルです。

 

なので、夏=好調期にきっちり稼いでおかねば、冬=不調期の損失でトータル損失になることだってあります。

 

いつでも同じように利益を出していくことは出来ません。

 

そうである以上、大きく稼げる可能性のある時期には制限などつけずに稼ぎまくるというのが理想だと私は思っています。

 

失敗に気づいたら

 

好調期の失敗は、どれほど注意していても事前に完璧に防ぐことは難しいところがあります。後から見れば「天井の形」でも、運用当時は「まだまだ上がある」という判断を前提に買い進んだはずだからです。

 

失敗にお気づくのは、後からでもいいんです。しっかり対処すれば大丈夫です。

 

「失敗」ときづいたときの対処は、修正するしかありません。

 

具体的には、「損きり」であり「全体のポジションを半分にする」などの対応をします。

 

気づいた時に修正すれば、大損にはなるものの再起不能まではいかずに済みます。

 

数千万円以上の損失を出し、資金が枯渇してしまうところまでいってしまえば、復活は難しくなります。

 

あやまてば改むるにはばかることなかれ。           〜 孔子

 

充分に注意してまいりましょう。

FX勝利貫徹編 目次

 

「心得編」はこちらです。

 

2019/03/06


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