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FXオプション無税枠活用 その2

FXオプションを無税枠の範囲で活用する方法、2回目です。今回初めて読まれる方は、前回記事FXオプション税金 無税枠の具体的活用法をまずご確認くださいませ。

 

では、始めましょう。

通貨ペア決定後の流れ

その2で運用通貨を決めました。当然ながら、長期の見通しが合っていれば問題ありません。

 

「上げ」見通しだったのに実際にはほとんど値動きが無かったという場合でも、利益を確保できます。

 

この辺の勝ち易さがFXオプション「売り」の魅力です。

 

では、ポジションの取り方の説明に入らせていただきます。

 

その3:ポジションの取り方

 

無税の範囲内でFXオプションを利用する場合のポジションは、以下のどちらかになります。

 

  • コールオプション売り
  • プットオプション売り

 

どちらのポジションを取るかは、運用通貨ペアの長期見通しで決まります。

 

  • 運用通貨ペアが上昇見通しであれば「プットオプション売り」
  • 運用通貨ペアが下落見通しであれば「コールオプション売り」

 

こんな具合です。

 

期日があるためポジション保有期間は最大3〜5ヶ月です。年に2〜4回くらいポジションを取り、期日まで保有するのが基本スタイルです。

 

当然ながら、長期の相場見通しがずれることもあります。

 

そういう場合は、途中決済で損益確定することもあります。

 

通貨ペアを選んだ後、ポジションを作る際に悩むのが「権利行使価格」「期日」の選択です。

 

ここは人によって選び方は違ってくるところです。

 

「無税の範囲内でやる場合にもっとも無難と思われる選び方」

 

あくまで私の視点で書かせていただきます。

 

読者の皆様は、ここで書いたことを元にご自身の基準を作って下さいませ。

 

その4:期日と権利行使価格

 

権利行使価格とプレミアムには明らかな傾向があります。

 

  • 現在値よりも離れれば離れるほどリスクは低くなる。
  • 現在値よりも離れれば離れるほどプレミアムも低くなる。

 

米ドル円現在値が110円くらいですが、上下5円くらいの幅で権利行使価格が設定されています。

 

このため、現段階でも米ドル円105円のプットオプション売りや米ドル円115円のコールオプション売りのポジションが持てます。

 

これに期日も影響してきます。

 

  • 期日が短期となるほどプレミアムは低くなる。
  • 期日が長期となるほどプレミアムは高くなる。

 

「権利行使価格」と「期日」、2つの性質を理解したうえでどこでポジションを設定するのかを決めていきます。

 

実際のプレミアム表は以下のようになっています。

 

ストラングルの売り 具体的な使い方

 

この画像は、2018年7月24日時点のものです。当時米ドル円レートは111.32円でした。

 

  • 画像左側がプットオプション
  • 画像右側がコールオプション

 

権利行使価格110円のプットオプション部分をご覧ください。

 

「権利行使価格」と「期日」の特徴がそのままでています。

 

縦に期日が書かれていて「8月29日」「9月26日」の期日がこの画像では表示されています。

 

  • 権利行使価格110円のプットオプション売り、期日8月29日のプレミアムは0.645です・
  • 権利行使価格110円のプットオプション売り、期日9月26日のプレミアムは1.056です。

 

期日が長期になればプレミアム値が高くなっていることが確認できるはずです。同じ権利行使価格でも期日が違えばプレミアム値が違ってきます。

 

期日によって差が出る主な原因は「時間的価値」によるものです。

 

「金利」「ボラティリティ」に「時間的価値」が加わることで、長期になればなるほどプレミアムが高くなる仕組みになっています。

 

このため、為替相場が動かなければ日数の経過とともに「期日」までの日数が少なくなっていくため、プレミアム値も下がる宿命にあります。

 

この宿命を利益に変えていく方法が「オプションで売りポジションを保有」することです。

 

FXオプションで売りポジションを長期保有することで、プレミアム値減少を利益増加として恩恵を享受できるようになる訳です。

 

その5:低リスクでやるための簡単な法則

 

無税の範囲内で運用したいというニーズをお持ちの方の運用資金も様々です。50万円や100万円くらいから300万円や500万円くらいの方もいるかもしれません。

 

FXオプションとFXとの違いはここでもでてきてます。

 

「FXオプションは、運用資金が大きいほど損しにくいポジションが作れる」からです。

 

FXで無税の範囲でやる場合は、スワップポイント受取総額を35万円などの無税枠に合わせる方法のため、保有するポジション数量が同じであれば後日発生する含み損益などは同じになりました。

 

FXオプションは違います。

 

同じ豪ドル円プットオプション売り20万通貨保有しても、「権利行使価格」と「期日」の設定の仕方次第で収支は全く違ってくるからです。

 

「運用資金が大きいほど低リスクで目標利益を確保できる」

 

FXオプションは、これができます。目標利益は、ここでは「税金のかからない範囲の利益」です。

 

この場合、権利行使価格と期日は以下のような感じで探してみてください。

 

  • 権利行使価格は、現在値よりも出来るだけ離れた値
  • 期日は、目標利益を確保できるプレミアム値のところ

 

この2つの基準を満たすところでポジションを持てば、無駄なくリスクも取り過ぎないポジションが作れます。

 

注意して欲しいのは、「プレミアムが低くなりすぎているケース」です。権利行使価格が現在値から大きく離れたところでは、プレミアム0.1以下になるところもあります。

 

こういうのは避けた方が良いです。

 

なぜなら、プレミアムが低すぎる場合途中決済したくなっても利益が出しにくくなることがあるからです。

 

「ほぼ安全」という権利行使価格で仕掛けても、為替相場の変動次第では、その部分まで動いてくることがあります。

 

こういう時は、プレミアム値が大きく上昇するため「売り方」は損失のリスクが高まります。

 

こういう時は途中で、薄利利益でもいいから決済したいところです。あるいは、損きりも少額にしたいものです。

 

最初からプレミアムが低すぎると、こういう場合は薄利利益での決済はほとんど望めません。

 

ポジションを持ってみるとわかるのですが、最初からプレミアムが低いとその後為替が動いてもそれほど動かないのです。

 

私自身は、この辺も考慮して円絡みの通貨ペアでは、0.5以下のプレミアムで売りポジションは持たないようにしています。

 

これはあくまで私の基準です。

 

プレミアムが低いところでの売りポジションが損しにくいのも事実ですので、どの辺を選んでいくのかはご自身でお考えください。

 

運用資金の多い方ほど、それほど長期保有しなくても無税の範囲の利益を確保できるポジションが持てるはずです。

 

運用していない期間があると「儲けそこなう」ということを心配する方もいるかもしれません。

 

でも、無税の範囲内で運用したという方はそういうことを考える必要はないはずです。むしろ、8ヶ月くらいの運用で目標利益が確保できれば、4ヶ月はポジションを保有しなくて良いので余分なリスクを負わずに済みます。

 

長期間運用をしなくて済むのは、無税枠での運用ではここはメリット部分です。

全体の流れ まとめ

以上、大まかな流れをまとめてみました。

 

無税枠33万円の方が、FXで税金のかからない範囲でやる場合、低スワップポイントとなった現在は結構な資金が必要になります。

 

  • 運用通貨ペア 豪ドル円
  • スワップポイント 1万通貨 33円
  • 保有数量 25万通貨
  • 年間スワップポイント発生額想定 301,125円

 

この手の運用は、暴落可能性のある新興国通貨でやるのはおすすめしません。豪ドル円・米ドル円など先進国通貨ペアが望ましいです。

 

スワップポイントは、スワップポイント振替制度があるDMMFXの値です。

 

振替制度と代用有価証券制度の活用

 

この運用を強制ロスカットを防ぐために、レバレッジ2倍で行うと、必要資金は結構な金額になります。

 

  • 1万通貨あたり40万円
  • 40×25万通貨=1000万円

 

レバレッツジ3倍・4倍とすれば、口座資金は少な目でできますが、数年前に比べれば資金効率はかなり悪くなっています。

 

FXオプションを使った今回の方法は、50万円くらいでも出来るのですが安定してやるのであれば100万円くらいはあった方がよいです。

 

私のFXオプション口座資金が現在元金100万円くらいでやっています。最初300万円でやっていたのですが、この時期は収支トントンくらいでした。

 

途中より運用資金元金100万円に絞り込んでから利益も安定してきています。

 

これでも、2月から始めて115万円くらいまで増えてきています。この調子でやれば100万円くらいの運用資金でも年間20〜30万円くらいはいけそうです。仮に運用資金として200万円にしたとしても、FXに比べればはるかに少ない資金で目標利益を確保できると思われます。

 

税金のかからない範囲で運用したいと考えている方は、FXオプションも研究対象としてみてはいかがかと思います。

FXオプション攻略 2018年版 目次

2018/08/20


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