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カバードコール戦略体験談 公開口座で感じた事

カバードコール戦略 体験談

カバードコール戦略の考え方や仕掛け方などについて前回書きました。

 

実際の運用ポジションを2本保有しているので、その中身などもご紹介させて頂きます。

 

 

カバードコール戦略のリアル運用

 

今回は、カバードコール戦略で実際に保有中のポジションをご紹介します。

 

毎週成績を公開している「ループイフダン+カバードコール戦略」がそれです。

 

 

この公開口座でえは、以下の手順でポジションを作っています。

 

  1. 「米ドル円買い」のループイフダンを稼働させる。
  2. 下げ相場でループイフダンが最大本数になったら・・・⇒ループイフダン稼働停止
  3. コール売りポジションを入れる

 

この手順で以下の利益が得られます。

 

  • ループイフダン自動売買利益
  • 自動売買終了後の米ドル円上昇利益
  • 米ドル円買いポジションのスワップポイント
  • コール売りによるプレミアム利益

 

ループイフダン+スワップポイント投資+FXオプションという放ったらかしで増やせる仕組みを組み合わせたものです。

 

ここまでの運用成績

 

こちらが、5月26日時点での運用成績です。

 

 

2021年4月に200万円で運用を始めました。現時点の損益はこうなっています。

 

  • ループイフダン損益 : 554,143円
  • FXオプション損益 :ー220,405円
  • ここまでの利益確定額: 333,738円

 

1年2カ月くらいで利益率は17%弱というところです。

 

FXオプション損益がマイナスとなっているのは、相場の動きが想定通りになっているせいです。

 

もともと「米ドル円は長期的に上昇する流れに入った」と判断をして1年ほど前に運用を始めているからです。

 

長期的には上げ傾向でも、途中段階では適度に下げる時期もあるし、想定外に大きく下げる時期もあるかもしれない。

 

そのための備えとして、カバードコール戦略を使ってきました。

 

結果としてはFXオプション部分は、マイナスとなっているのですが、ループイフダン利益を出すための肥やしとなった感じですね。

 

米ドル円に関しては、長期的には「まだ上がる」と思っています。

 

でも、ここまで急上昇してきているので、ここからの調整もそれなりにあるだろうというのが正直な見通しです。

 

なので、カバードコール戦略はこのままでループイフダンと組み合わせた運用を続けていく予定です。

 

では、実際のポジションをご覧ください。

 

実際のポジション カバードコール戦略

 

次回のメルマガ相場生活入門で使用します。

 

画像1

 

カバードコール戦略 実際のポジション

 

画像2

 

カバードコール戦略 実際のポジション

 

現在仕掛けてあるのは2つです。

 

仕掛け その1

 

  • ループイフダン買い平均値 123.898円
  • コール売り 権利行使価格 125.00円
  • 権利行使日6月22日
  • 数量1万通貨

 

仕掛け その2

 

  • ループイフダン買い平均値 128.718円
  • コール売り 権利行使価格 130.00円
  • 権利行使日6月22日
  • 数量1万通貨

 

画像時点の米ドル円値は126.945円です。

 

調度良い具合に、2つのポジションは好対照になっていますね。

 

  • 仕掛けその1は「コール売りを入れてから上昇」
  • 仕掛けその2は「コール売りを入れてから下落」

 

それぞれの個別収支をみるとその特徴がわかります。

 

仕掛けその1の状況

 

説明をしやすくするため、先程の仕掛け内容を再掲載させていただきます。

 

仕掛け その1

 

  • ループイフダン買い平均値 123.898円
  • コール売り 権利行使価格 125.00円
  • 権利行使日6月22日
  • 数量1万通貨
  • 米ドル円現在値 126.945円

 

この個別収支は以下のようになっています。

 

  • FX損益             30,472円
  • スワップポイント          1,113円
  • コール売り プレミアム受取利益:10,590円ー27,180円=ー16,590円
  • 現時点の合計損益         14,995円

 

米ドル円値は、現在ループイフダンの買い平均値よりも高い水準にあります。

 

この状況では、カバードコール戦略は損失になることはありません。

 

コール売りは損失になるものの、FXの利益がそれを上回ることになるからです。

 

この個別損益は、そのカバードコール戦略の基本通りになっています。

 

仕掛け2の状況

 

仕掛け その2

 

  • ループイフダン買い平均値 128.718円
  • コール売り 権利行使価格 130.00円
  • 権利行使日6月22日
  • 数量1万通貨
  • 米ドル円現在値 126.945円

 

以下がこの個別収支です。

 

  • FX損益           ー17,734円
  • スワップポイント           677円
  • コール売り プレミアム受取利益:10,020円ー4880円=5,140円
  • 現時点の合計損益       ー11,917円

 

米ドル円値は、現在ループイフダンの買い平均値よりも低い水準にあります。

 

この状況だと、コール売りはプラスになるものの、ループイフダンは含み損です。

 

プレミアム受取利益10,020円は、スプレッド換算で1.002円に相当します。

 

米ドル円値が買い平均値128.718円より1.002円以内の下げに収まれば含み損を完全にカバーしてくれます。

 

でも、それ以上の下げとなれば含み損の方が大きくなります。

 

なので、完全にカバーはしてくれませんが、少しストレスを減らしてくれるという感じになります。

 

権利行使日まで保有する理由

 

これら2つのポジションは、すぐに決済することはありません。

 

基本的に、権利行使日の6月22日までは保有し続けます。

 

そうする理由は、「持ち続けることで利益が増える」からです。

 

ここから4週間で、2つの利益増加が期待できます。

 

2つの利益

 

  • スワップポイント
  • プレミアム減少利益

 

スワップポイント

 

ループイフダンの5月26日時点の米ドル円買いポジションのスワップポイントは「1万通貨 26円」です。

 

この記事を書いている日から6月22日まであと27日あります。

 

  • 今後のスワップポイント 26円×27日=702円

 

2つのポジションで2万通貨ですので、こうなります。

 

  • 702円×2万通貨=1.404円・・・利益1

 

それぞれのプレミアム減少利益もある程度計算できます。

 

プレミアム減少利益

 

仕掛け1

 

権利行使価格が125円で現在値が126.945円ですので、このまま権利行使期日まで行った場合のプレミアム値は以下のように計算できます。

 

  • 権利行使日のプレミアム想定値:126.945−125.00=1.945

 

1万通貨で19.450円です。

 

現在のプレミアム値27,180円は、権利行使日までいくと想定値まで下がることになります。その差額分がこれから増える利益となります。

 

  • 27,180円ー19,450円=7,730円・・・利益2

 

仕掛け2

 

米ドル円現在値が権利行使価格を下回っていますので、このままいけば現在のプレミアム4880円はゼロ円になります。

 

  • 4,880円ー0円=4,880円・・・利益3

 

放っておいて増える利益額は・・・

 

利益1・利益2・利益3を合計したのが、これから増える予定の利益です。

 

  • 1.404円+7,730円+4,880円=14,014円

 

ここから6月22日までの約4週間でこれくらいの利益が増える予定となっています。

 

2万通貨の米ドル円買いポジションで14,014円の利益はスプレッド70銭相当です。

 

放っておけば増える利益で、これだけのものはなかなかありません。

 

なので、このまま放っておけば良いわけです。

 

リスクと対処方針

 

カバードコール戦略で、大きな損失を被る可能性があるのは「大きな下げ相場の時」です。

 

今回紹介した2万通貨のポジションも、米ドル円がここから5円・10円と下げていくことになればFXポジションの含み損が増えていきます。

 

コール売りポジションは満額利益確保となるのですが、利益限定なのでFXポジションの含み損を全て補填することはできません。

 

この特徴は、ループイフダンと組み合わせた場合でも同じです。

 

こういう場合、どうしたらいいでしょうね?

 

私のループイフダン運用ルールでは、2つのどちらかで対応しています。

 

リスク対処方針

 

  • コール売りを再度出来るようなら2回・3回と仕掛ける。
  • 仕掛けられないならスワップポイント溜めるだけにしておく。

 

米ドル円の下げがそれほど深くなければ、コール売りを期日が来るたびに何度も仕掛けられます。これで、利益の上乗せができます。

 

でも、大きく下げてしまうと、調度良いコール売りの設定自体が提供されなくなってしまいます。

 

そういう時は、米ドル円が上がってくるまで待つだけです。

 

その場合でも、スワップポイントは溜まっていきます。

 

そのため、20円くらい下げても耐えられるように、最大レバレッジも2.5倍程度にしています。

 

長期的には、米ドル円はまだ上げると見ていますので、これで問題はないかなと思っています。

 

リアル運用での基本スタイル

 

カバードコール戦略を組み合わせた運用を1年ちょっと続けてきて、それなりのノウハウのようなものも身についてきています。

 

基本的に、仕掛けた後はそのまま権利行使期日まで保有するスタイルです。

 

「カバードコール戦略は権利行使日まで放置」

 

これで問題ありません。

 

理由は、先程計算した通りで、日数が経過することで利益が増加していくからです。

 

コール売りを権利行使日前に決済したくなる時もあるのですが、ほとんどのケースで期日まで保有した方が良い結果となることが多いです。

 

これは、先程計算した「放っておけば増える利益」があるので、途中段階で上手に運用しようとして動いてもうまくいかなかったりするのためです。

 

のんびり構えてやった方が、良いことが多いようです。


FXオプション講座2022 目次

 

 

ここで使っているFXオプション口座はサクソバンク証券です。

 

2022/06/02


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