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一攫千金戦略 天井・大底で大きく狙うときに有効

FXオプション 天井 大底での勝負

 

大きな相場変動が起こりそうな時期に大きな利益を狙っていく仕掛けです。

 

 

大変動で大利を狙う「一攫千金戦略」

 

そろそろ大きく動きそうだ。

 

大きなポジションで勝負をしたいところだが、リスクも大きい。

 

この原稿を書いている2022年4月11日現在の為替相場は、調度そんな局面のような気がします。

 

ここ1カ月くらいで約10円上昇した米ドル円、そろそろ大きな下落があるかもしれない。

 

あるいは真逆に・・・米ドル円はまだまだ上昇する。・・・という見通しの方もいるかもしれません。

 

いずれにしてもこの局面は、ここから更に大きく動きそうですよね。

 

こういう局面でリスクを限定させて大きな勝負をして大きな利益を出したい!。

 

そういう時に、使えるのが今回の「一攫千金(イッカクセンキン)戦略」です。

 

  • 大きく動けば、大きな利益を得られる
  • もし上昇しても損失は少なく済む

 

そんな攻め方ができます。

 

米ドル円がそろそろ下げそうだと見ている方が多いようなので、「米ドル円下げ相場狙い」から始めさせていただきます。

 

下げ相場狙いの一攫千金戦略

 

プットオプション プレミアム表

 

FXオプション 一攫千金戦略 下げ相場狙い

 

この戦略、下げ相場狙いでは「プット買い」を使います。

 

プット買いは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。

 

この画像は、2022年4月11日の権利行使日4月27日のプットのプレミアム表です。

 

  • 米ドル円現在値 124.25円
  • 権利行使日4月27日(期日まで16日間)

 

期日まで約2週間ですので、比較的短期です。相場が明日にでも動きそうなときの攻め方といえます。

 

私であれば、123円か122円のプット買いを狙います。

 

それぞれ必要資金は以下のようになります。

 

権利行使価格123円のプット買い

 

  • プレミアム 0.514
  • 1万通貨買い   必要資金   5,140円
  • 10万通貨買い  必要資金  51,400円
  • 100万通貨買い 必要資金 514,000円

 

権利行使価格122円のプット買い

 

  • プレミアム 0.294
  • 1万通貨買い   必要資金   2,940円
  • 10万通貨買い  必要資金  29,400円
  • 100万通貨買い 必要資金 294,000円

 

100万通貨も仕掛けると必要資金も大きくなるのですが、FXで100万通貨の米ドル円売りポジションの必要資金は500万円前後ですので、その10分の1〜20分の1の資金で済みます。

 

しかも、リスクはこの金額が上限です。

 

これくらいの資金でも、爆発力は大きいのです。

 

米ドル円が118円まで下落するとどうなるか?

 

米ドル円が、ここまでの反動で権利行使日までに大きく下げて118円になった場合、このポジションがどのようになるか計算してみましょう。

 

ちょっと大き目ですが、100万ドルのポジションでやってみます。

 

米ドル円 権利行使日の想定値

 

  • 118円

 

権利行使価格123円 権利行使日のプレミアム清算値

 

  • 123−118=5.000

 

100万通貨保有時の受取金額

 

  • 5.000×100万=5,000,000円

 

最終損益

 

  • 5,000,000ー514,000円=4,486,000円

 

権利行使価格122円 権利行使日のプレミアム清算値

 

  • 122−118=4.000

 

100万通貨保有時の受取金額

 

  • 4.000×100万=4,000,000円

 

最終損益

 

  • 4,000,000ー294,000円=3,706,000円

 

どちらにしても大きな利益になっているのが確認できると思います。

 

  • 514,000円⇒最終利益4,486,000円 約8倍
  • 294,000円⇒最終利益3,706,000円 約12.6倍

 

最初の投資金額は、権利行使価格122円の方が少なく済むのですが、現実に大きな利益となったときは、権利行使価格123円の利益の方が大きくなります。

 

倍率としては、122円ですが利益金額自体は123円の方が大きいんですよね。

 

リスクを大きく取れば、リターンもそれだけ大きくなる。

 

リスク・リターンの原則の通りです。

 

小資金で大きな勝負

 

この仕掛けのもう一つのポイントは、「必要資金」です。

 

  • 米ドル円100万通貨売買のFX必要証拠金 約500万円
  • 権利行使価格123円の必要資金⇒514,000円
  • 権利行使価格122円の必要資金⇒294,000円

 

3つとも、売買数量は同じ100万通貨です。

 

FXの必要証拠金に比べると、とても少ない資金でポジションが作れます。

 

FXで100万通貨売買をする際は、値動きも考慮して、この2〜10倍前後の資金を準備するのが普通です。

 

でも、FXオプションは、値動きを考慮してもこれ以上の資金は不要です。

 

最大損失がこの金額だからです。

 

下げ相場狙いで仕掛けたけど、大きく上昇してしまった・・・という場合でも、この投下資金分が全損となることだけを覚悟すればよいだけで、「追加資金を入れなきゃ!」なんてことは考える必要はありません。

 

更に大きく伸びそうなときはFXポジションに変更

 

既に利益が乗っていて、権利行使日以降も大きく下落しそうな時は、そのままFXポジションに変更して勝負を続けることもできます。

 

米ドル円122円プット買い⇒FX 米ドル円122円売りポジション

 

FXポジションに変更した場合は、FXルールでの必要証拠金が必要になります。

 

つまり、FXに変更した瞬間より、100万通貨分の必要証拠金約500万円が必要となります。

 

「権利行使日」という制約も消えると同時に「損失限定」という特徴も消えて、普通のFXポジションとなるということです。

 

勝率低く 全損の可能性も高い

 

小資金で大きく狙える・・・という意味で、この仕掛けはとても魅力的です。

 

でも、「確率的に勝ちにくい」ということも理解しておかねばなりません。

 

今回の仕掛けも、米ドル円124.25円のときに、権利行使価格123円と122円で仕掛けています。

 

権利行使日に米ドル円が権利行使価格を下回らねば、プレミアム価値はゼロとなり投下資金はゼロ円になってしまいます。

 

なので、あまり頻繁に仕掛けるものではありません。

 

私は、「天井臭い・そろそろ反動で大きく下げそうだ」というときだけ、この「下げ相場狙いの一攫千金戦略」を使うようにしています。

 

上げ相場狙いの一攫千金戦略

 

上げ相場狙い 一攫千金戦略

 

天井圏・大底圏と思われる局面で、大きな利益を狙う「一攫千金戦略」、前回は「下げ相場狙いの仕掛け」を説明しました。

 

次は、「上げ相場狙いの仕掛け」をご説明します。

 

FXオプション 上げ相場狙い

 

この時点の状況

 

  • 日時:2022年4月13日
  • 米ドル円 126.04円
  • オプションの権利行使日:2022年5月4日

 

この日は、黒田日銀総裁が円安容認発言をしていて、円安が加速しそうな動きが出ていたころです。

 

上げ相場を大きく狙うのであれば、「コール買い」を使います。

 

コール買いは、「上げ相場で利益・下げ相場で損失」で「利益限定なし・損失限定」という性質を持ちます。

 

ここで、更なる円安をリスク限定で狙うには、調度良さそうな内容です。

 

私が仕掛けるとすれば、薄赤色の権利行使価格127円か薄青色の129円です。

 

それぞれの必要資金はこうなります。

 

権利行使価格127円(薄赤色部分)

 

  • プレミアム     0.742
  • 1万通貨     7,420円
  • 10万通貨   74.420円
  • 100万通貨 744,200円

 

権利行使価格129円(薄青色部分)

 

  • プレミアム     0.300
  • 1万通貨     3,000円
  • 10万通貨   30.000円
  • 100万通貨 300,000円

 

米ドル円現在値は約126円ですので、権利行使価格129円までは3円上昇と少々厳しい感じもします。

 

その代わり、利益が出にくいのでプレミアムも0.300と低くなっていて、手軽な感じになっています。

 

いずれのポジションも、最大損失はこの代金が上限となり、米ドル円が大きく下げようとも含み損が増加するようなことはありません。

 

上げ相場狙い 米ドル円が132円になるとどうなるか?

 

目論見通りに、米ドル円が大きく上昇し132円になった場合の損益を計算してみましょう。

 

下げ相場狙い同様、今回も100万ドルのポジションでやってみます。

 

米ドル円 権利行使日の想定値

 

  • 132円

 

権利行使価格127円 権利行使日のプレミアム清算値

 

  • プレミアム価値:132−127=5.000
  • 100万通貨保有時の受取金額:5.000×100万=5,000,000円
  • 最終損益:5,000,000ー744,200円=4,255,800円

 

権利行使価格129円 権利行使日のプレミアム清算値

 

  • プレミアム価値:132−129=3.000
  • 100万通貨保有時の受取金額:3.000×100万=3,000,000円
  • 最終損益:3,000,000ー300,000円=2,700,000円

 

現在値から6円も上昇すると、どちらもかなりの利益額になります。

 

  • 744,200円⇒最終利益4,255,800円 5.7倍
  • 300,000円⇒最終利益2,700,000円   9倍

 

仕掛け時に支払うオプション代金が、何倍になったかでみると権利行使価格129円の仕掛けの方が9倍と大きなものになります。

 

ただ、129円まで上昇しないと価値はゼロになるポジションでもあるので、その辺も考慮しておかねばなりません。

 

更に大きく狙う時にはFX買いポジションに変更

 

上げ相場狙いのコール買いも、プット買いと同様に権利行使日以降FXポジションに変更できます。

 

  • プット買い⇒FX売りポジションに変更
  • コール買い⇒FX買いポジションに変更

 

権利行使日時点で、権利行使価格以上に上昇して利益が乗っている状況で「まだ上がりそうだ」という見通しであれば、そのままFXポジションに変更して利益を伸ばせます。

 

やり方は、行使方法を「現金⇒スポット」に変更しておくだけです。

 

この場合、注意して頂きたいのはFXポジションに変更した時点から、FXのルール適用を受けることです。

 

米ドル円100万通貨の買いポジションであれば、約500万円相当のFXの必要証拠金が必要です。

 

この辺は、プット買いでも書かせて頂いた部分と同様になります。

 

最後に、この一攫千金戦略のメリット・デメリットについてまとめさせて頂きます。

 

一攫千金戦略 メリット

 

  1. 小資金で大きな利益を狙える
  2. 天井・大底臭いところからの大きな利益を狙うときに有効
  3. 権利行使日以降、利益を伸ばしたいときはFXポジションに変更可能

 

FXだったら500万円くらいの証拠金が必要な100万通貨のポジションでも、FXオプジョンであれば数十万円でポジションが持てます。

 

リスクも、その数十万円の範囲に限定できます。

 

天井・大底圏の変動リスクの高い局面で、損失限定の勝負をかけるのに適した攻め方の一つです。

 

更に、利益を伸ばしたいときはFXポジションにも変更できるという仕組みも持っています。

 

一攫千金戦略 デメリット

 

  1. 勝率は低い

 

現在値よりも1〜3円くらい動いたところで仕掛けることが多いので、勝率はどうしても低くなります。

 

小資金で済むとはいえ、投下資金は全額損失となる可能性も低くはありません。

 

有利な点だけでなく、不利な点の両方も熟知したうえで検討されてみてください。


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2022/04/18


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