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FX売りと「コール売り+プット買い」比較

一段落したとはいえ、まだまだ円安相場は続きそうです。

 

でも、いずれは円高相場が到来するだろう。

 

しかも、次の円高相場はかなり強烈なものになるかもしれない。

 

そう考えている方は多いのではないでしょうか。

 

山高ければ谷深しの格言は、相場ではよくある展開でもあります。

 

実は、私もそう考えている一人です。

 

出来ることならば、マイナススワツプポイント支払いのある米ドル円売りはしたくない。でも、高いスワップポイントを受取ながら、突如到来するであろう円高相場に備えたい。

 

そんな都合の良い気持ちでいます。

 

その要望をある程度叶えてくれるのが、今回紹介する「コール売り+プット買い」です。

 

単純に米ドル円売りをした場合との比較を入れながら説明させていただきます。

 

 

下げ相場向き コール売り+プット買いの特徴

 

 

これは、昨日作ったコール売り*プット買いのFXオプションポジションです。

 

画像の内容と当時の状況をまとめると以下のようになります。

 

  • 当時の米ドル円相場:1ドル=161.50円
  • コール売り10万通貨:権利行使価格162.50円・権利行使日7月31日・プレミアム0.625(62,500円受取)
  • プット買い10万通貨:権利行使価格158.75円・権利行使日7月31日・プレミアム0.574(57,400円支払)
  • プレミアム受払収支:62,500円受取ー57,400円支払=5,100円受取

 

コール売りは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「利益限定・損失限定なし」という性質を持ちます。

 

プット買いは、「上げ相場で損失・下げ相場で利益」で「損失限定・利益限定なし」という性質を持ちます。

 

つまり、この2つを組み合わせると権利行使日の米ドル円の値によって、以下のような損益の出方になります。

 

  • 米ドル円162.50円超:損失拡大
  • 米ドル円158.75〜162.50円:5,100円利益のみ
  • 米ドル円158.75円未満に下げる:利益拡大

 

下げ相場で利益を拡大していくので、FXで米ドル円売りポジションに似たような感じになります。

 

でも、損益の出方が違いますよね。

 

比較してみましょう。

 

FX売りポジションとコール売り+プット買いの比較

 

当時の米ドル円相場は、161.50円でしたので、FXで161.50円の売りポジションを作ったとして比較してみることにします。

 

つまり、こうです。

 

  • FX・米ドル円161.50円 10万通貨売りポジション
  • FXオプション:米ドル円 コール売り*プット買い 10万通貨

 

大きな違いは5つです。

 

  1. ポジション作成時の収支
  2. マイナススワップポイントの有無
  3. 期日の有無
  4. 下げた時の損益
  5. 上げた時の損益

 

順番に説明していきますね。

 

その1:ポジション作成時の収支

 

まず、ポジション作成時の違いです。

 

FXで売りポジションを作った時点では、損益の発生はありません。でも、FXオプションでは、ポジションを作った際と決済した時の2回損益が発生します。

 

今回のケースでも、FXでは損益の発生はなく、FXオプションでは5,100円の受取が発生しています。

 

その2:マイナススワップポイントの有無

 

次に、ポジションを維持する時の違いです。

 

FXでは、毎日スワップポイントが発生します。今回の米ドル円売りポジションでは、マイナススワップポイントが毎日発生します。長期保有になると、この累積が結構キツいんですよね。

 

FXオプションでは、スワップポイントの受け払いはありません。なので、何日保有してもマイナススワップポイントを気にする必要はないという違いがあります。

 

その3:期日の有無

 

FXには期日がありません。でも、FXオプションには期日があります。

 

今回のポジションは、7月31日が期日です。

 

7月31日のNY夜時間に清算が行われます。

 

その4:下げた時の損益

 

米ドル円が下げた場合、FX売りポジションも「コール売り+プット買い」のどちらも利益になります。

 

でも、利益の出始めるポイントが違います。

 

FX売りポジションの場合は、161.50円よりも下げ始めれば利益になります。

 

日数が経過していてマイナススワップが累積している場合は、その分を加味した損益が実質の利益となります。

 

FXオプションの場合は、先程計算したように162.50円よりも下の値であれば利益となるものの、本格的に利益が大きくなり始めるのは158.75円より下げてからになります。

 

当然ながら10円規模の下げとなったとしても、利益額はFX売りポジションの方が大きくなりがちです。

 

その5:上げた時の損益

 

米ドル円が上げた場合の損益の出方も微妙に違ってきます。

 

FX売りポジションの場合は、161.50円よりも上昇すればその分だけ含み損が増えていきます。

 

それに加えて、日数が経過すればマイナススワップポイントの累積分も損失に上乗せされます。

 

「コール売り+プット買い」の場合は、162,50円までは利益がでます。マイナススワップポイントもないので、それを考慮する必要もありません。

 

なので、今回のケースでは、5円・10円の上げ相場となった場合には、FXオプションの方が損失が少なくなります。

 

両者の使い分けのポイント

 

FX売りポジションと「コール売り+プット買い」の使い分け判断は、その時点の相場状況で決めています。

 

「もうそろそろ下げる」という自信があるのであれば、単純にFX売りポジションでいきます。

 

でも、「そろそろ下げそうだけど、いつ下げだすかはわからない。もしかしたら数か月この展開かも・・・」なんて状況であれば、「コール売り+プット買い」の方がおすすめです。

 

「コール売り+プット買い」は、マイナススワップポイントがありません。

 

しかも、期日があるので、期日になったら一旦消滅してくれますので、再度考え直すこともできます。

 

今の米ドル円相場は、正に「そろそろ下げそうだけど、いつ下げだすかはわからない。もしかしたら数か月この展開かも・・・」という状況です。

 

それでも、保有している買いポジションでスワップポイントを受け散り続けたいと私は思っています。その欲求を満たす選択肢が、「コール売り+プット買い」というFXオプションでの攻めとなっています。

 

この仕掛けができるのは、サクソバンク証券だけです。

 

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2024/07/11


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