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FXオプション 「買い」の基本的考え方

私が今FXオプションで力を入れているのが「買いの使い方」です、今回は、私なりの「買いの使い方」についてまとめさせていただきます。二兎を追うものは一兎も得ずといいますが、目的をきっちり決めて使うことが、FXオプションでは大切です。

「捨て駒」と「本気玉」 2つの使い方まとめ

小資金で大きな利益が狙えるのがオプション「買い」の魅力です。その一方で勝率は低目となるため、戦略もなく「買い」ばかり仕掛けていけば無駄にお金を減らすリスクもあります。

 

私は、「小資金で大きな利益が狙える」という特性を活かしてFXポジションとの組み合わせで使っています。

 

その使い方は、大きく2つに分かれます。

 

  • 捨て駒的使い方 小資金で大量に仕掛ける
  • 本気玉的使い方 資金大き目で少量で仕掛ける

 

上げ狙いなら「コールオプション買い」、下げ狙いなら「プットオプション買い」を使います。

 

捨て駒的使い方

 

勝ちにくく、捨て駒になるのを覚悟で、安価に購入できるFXオプションを仕掛けていく使い方です。

 

現在値から2円くらい離れた権利行使価格のプレミアムは非常にお手軽な値になっています。当然、勝利率は25%以下のことが多くなります。

 

こういうポジションを仕掛けるときは、「勝ちを過剰に期待しないで仕掛ける」ように心がけています。

 

具体的にはこんな仕掛けです。

 

勝率22%で10倍狙い

 

説明するまでもないかもしれませんが、勝率は低くても仕掛けるときは「このオプションが利益になるかもしれない」と思ってはいます。

 

この記事では、現在値から離れた権利行使価格で少額で購入できるプレミアムのオプションを購入しています。

 

大きく上げたときに利益になるコールオプション買いポジションで、前回書いた「スワップポイント複利戦略」の考え方でやっています。

 

この記事では2万通貨ですので大量ではありませんが、基本的には勝率薄目を覚悟で仕掛けています。

 

この捨て駒的な使い方は、以下のようなときに有効です。

 

  • FXポジションの含み損増大リスクを緩和したい。
  • 相場が大きく伸びたら利益を増やしたい。

 

この2つは、「既存ポジションのリスクヘッジ」「利益を大きく乗せる」と状況は対照的ではありますが、「そこまで動かない可能性も高い」という局面で仕掛けている点が共通しています。

 

私の気持ちとしては、このFXオプションポジションは「利益になったらラッキー」という感じです。

 

本気玉的使い方

 

本気玉は、「勝ちに行くときの使い方」です。FXオプション「買い」は、強力に攻めたいときにも有効です。

 

「リスク限定 レバレッジ50倍ポジション」

 

こんな事がFXオプションをつかえば出来てしまうからです。

 

1.6万円で1万通貨の豪ドル円コールオプション買いを保有すれば、レバレッジは50倍相当になります。

 

10銭くらい不利ではあるものの、上がれば大きな利益になるにも関わらず、下がっても1.6万円以上の損失にはならない。

 

この考えでやるとこういうポジションになります。

 

レバレッジ64倍並+損失限定の豪ドル円買いポジション

 

この状況って、凄いことだと思っています。

 

私がFX口座で1万通貨の豪ドル円買いポジションを持つ時は運用資金は最低でも20万円は用意します。

 

FXポジションは、レバレッジにすれば4倍程度ですが、それでも「万が一の暴落時にはどうするか」「損きりをどうするか」気にしながらやります。

 

これらの心配は、FXオプションを使えば大幅に軽減されます。

 

10万通貨の豪ドル円買いポジションでも、これまでのように余裕を持たせて200万円前後の資金を口座に入れておかなくても購入代金20〜30万円で含み損増加を心配することのない状況が作れるからです。

 

期日の為替値がFXオプションポジションの権利行使価格までいかなければ購入代金が全額損失になるだけです。

 

特に、FXでハイレバレッジ勝負をかけたくなったときなどは、FXオプションも検討すべきです。

 

豪ドル円買いポジションを持てば受け取れるはずのスワップポイントは、FXオプションポジションではありません。

 

それでも、「期日まではロスカットされない」「損失はプレミアム購入代金に限定される」という部分はメリットが大きいです。

 

この本気玉は、私の豪ドル円裁量トレードでもいろんな局面で使っていけそうです。

 

  • 天井圏:特に1回目の利益確定後に更に買いポジションを作る時
  • 底値圏:ある程度の買い数量になったときの追加ポジション

 

などが有望です。

2つの使い方 比較

先程の「捨て駒的使い方」での記事と比べてみてください。プレミアム値が全然違うことはすぐにお気づき頂けると思います。

 

  • 捨て駒的使い方 プレミアム値 0.307
  • 本気玉的使い方 プレミアム値 1.232

 

同じ1万通貨でプレミアム値が4倍くらい違います。本気玉的使い方はプレミアム値は高くなるものの、それだけ「勝てる可能性が高いポジション」ということにもなります。

 

それぞれの現在値と権利行使価格の違いもご覧ください。

 

  • 捨て駒的使い方 現在値82.20円 権利行使価格84.00円
  • 本気玉的使い方 現在値79.60円 権利行使価格78.50円

 

捨て駒的使い方は、現在値よりも権利行使価格が2円近く高く「アウトオブザマネー」と呼ばれる状態です。

 

それに大して本気玉的使い方は、現在値よりも権利行使価格が1円くらい安く「インザマネー」と呼ばれています。

 

プレミアムと見比べて頂くとよいのですが、本気玉的使い方の方がプレミアム購入代金は高いものの、期日に利益となりやすいポジションです。

 

その代わり、相場が大きく下がった場合の損失も本気玉的使い方のポジションの方が大きくなるという関係となります。どちらを使うかは状況に応じて決めながら、リスクを減らしたFX運用に繋がていければと考えています。

FXオプション攻略 2018年版 目次

2018/10/24


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