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カバードコール FXでの現実的な使い方

カバードコールをFXで有効に使っていくための手順と方法をまとめてみました。スワップ投資家が、FXでカバードコールをどう仕掛けていくのかとしう視点で書かせていただきます。

カバードコールをFXで活用

前回御描きましたが、カバードコールを仕掛ける前提条件は以下のような状況です。

 

  • 豪ドル円買いポジションをスワップ目的+大幅上昇狙って長期保有中
  • そろそろ下げ相場突入濃厚になった。
  • 今回の下げ相場見通しに自信があるので少しお小遣いを頂こう。

 

これで、カバードコールを設定します。設定した後は、FXとFXオプションのポジションはこうなります。

 

  • FX;豪ドル円買いポジションそのまま保有中
  • FXオプション;新規コールオプション売りポジション作成

カバードコール FX スワップ派

これでカバードコール完成です。

 

勝ち易さは権利行使価格をどれにするかで調整できます。

 

仮に豪ドル円現在値82円で、コ−ルオプション売りを仕掛けるとすれば現在値よりも高値の権利行使価格を選べば良いからです。

 

  • 権利行使価格83円
  • 権利行使価格84円
  • 権利行使価格85円

 

現在値に近い権利行使価格ほど勝てる確率は下がります。逆に、現在値よりも遠い権利行使価格を選べば勝てる確率は上がります。

 

その代わりという訳でもないのですが、利益として得られる予定のプレミアム値は、現在値よりも遠い権利行使価格ほど下がっていきます。

 

「ここから下がる」と見ていても1円や2円の揺り戻しは普通にあります。現実にどの権利行使価格で仕掛けるのかは、その辺も考慮して行います。

 

スワップ投資の長期保有ポジション、所謂「放置投資ポジション」でカバードコールを仕掛けた場合のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

カバードコールメリット・デメリット

FX+FXオプションの組み合わせでの「カバードコール」には大きく3つのメリットデメリットがあります。

 

  • 長期保有ポジションのスワップポイント受取はそのまま継続
  • 下げ相場:コールオプション売りで利益上乗せ
  • 上げ相場;オプション損失とFXポジションで利益相殺

 

まず、保有中のFXポジションはカバードコール設定後も今まで通りスワップポイントを受取続けることが出来ます。FXポジション自体は全くいじらないのでそのままになるからです。

 

そして、想定通りに下げ相場となれば、FXオプション口座で作成したコールオプション売りポジションの利益が確定します。FX利益にFXオプション利益が上乗せされる感じです。

 

FXポジションは、含み益が減るまたは含み損となっているかもしれません。それは、これまでの下げ相場と同じです。

 

これまで、スワップポイント目的の放置ポジションは、大きく上がるまではずっと何もしないというのが基本行動でした。なので、下げ相場でも何もせずじっとしているだけです。

 

私も「下げ相場継続しそうだ」と感じてはいても放置ポジションは、そのままにしてありました。

 

カバードコールを活用すれば、その時期を収益機会に変えられる可能性があります。

 

でも、下げ見通しが狂ったときはちょっと悲しい結果になります。

 

FXオプションで含み損が出始めるからです。

 

FXポジションでは上昇によって利益がのり始めています

 

これによって、FX+FXオプションの合計収支でみれば損失が一方的に増加して窮地に陥るような事態は避けられます。

 

下げ相場見通しが狂ったのでやむを得ないのではありますが、「何もしなければ単純に儲かったのに・・」という気持ちになってしまうかもしれません。

 

この後悔の気持ちが強くなりすぎる方は、カバードコールは使わない方が良いです。

私の活用予定

私は、何年も長期保有している豪ドル円買いポジションを常時保有しています。代表的な運用法は、この2つです。

 

  • 資産倍増計画
  • FX積立

 

資産倍増計画ポジションは、「2倍になったら決済」ですので、買値から5円や10円上昇したくらいでは決済検討もしません。

 

FX積立ポジションも、買値から15円以上の上昇を利益確定の目安としています。

 

両方とも買いポジションを数年保有することは普通です。上げ相場で利益確定チャンスが無ければ、下げ転換してもそのまま保有し続けて次の上昇相場を待つことになります。

 

下げ相場の時もスワップポイントは受け取れます。

 

とはいうものの、こういうのって「明らかに下げ相場」と言える時期には勿体ないんですよね。軽い売りポジションでも載せて数円取れれば、数十万円〜100万円程度の利益上乗せにもなるからです。

 

さおれでも、昨年までは「ケタの考え休むに似たり」と自分に言い聞かせて「下げ相場確実」と思っていてもそのままにしていました。

 

今年からは違います。

 

FXオプションを活用していけるからです。

 

次の上昇期後の転換期などに「そろそろ下げ相場突入濃厚」と感じるところがあれば、このカバードコール戦略を仕掛けていくつもりでいます。

 

勝ち易くするために、コールオプション権利行使価格は現在値よりも数円上で設定します。見通しが少々狂っても利益を確保できる配慮をしながらやっていきます。

 

2018年9月現在の豪ドル円は、「下げ相場の大底確認時期」ですので、まだまだカバードコールの出番はありません。

 

それでも、この下げ相場もいずれは終わります。

 

そうなれば、もしかすると年末くらいにはカバードコールを仕掛けられそうな展開もあるかもしれません。

 

頭の中に戦略を置いたまま、時期を待つつもりです。

 

このカバードコール戦略、スワッツプ派には有益ですので是非覚えておかれることをおすすめいたします。

FXオプション攻略 2018年版 目次

2018/09/24


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