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FXで専業トレーダーになる目安

専業トレーダーになるのは、基本的にはオススメはしません。精神的にキツイし税金や健康保険料負担も重いからです。でも、どうしてもという場合の目安はこの辺かと思います。

専業トレーダーになって割を食わない水準とは

専業トレーダーのFX税金が、サラリーマンに比べて重いということは前回書かせて頂きました。

 

参考:専業トレーダー自営業のFX税金 負担率でわかった重税の仕組み

 

サラリーマンをやりながらFXをやっている場合と専業トレーダーの場合では同じ300万円の利益でも税金や健康保険料の負担額が数十万円違ってきます。

 

それだけではありません。目に見えにくいつらい部分もあります。

 

専業トレーダーになると、日々のトレードのプレッシャーが違います。特に、不調期の利益が出せずに損きり続きの苦しみなどはサラリーマンの頃とは全く違います。

 

俺は独立して本当に良かったのだろうか、と弱音を吐きたくなることも一度や二度ではありません。

 

その苦しみを超えて利益が出るようになると、今度は税金や健康保険料の重い負担がのしかかってきます。

 

トレードに苦しみ、利益が出れば税金にも苦しむ・・・・私が独立したてのころはこの繰り返しでした。

 

せめて、負担率で割を食わないレベルの利益が出せるようになってから独立するというのも一つの考え方だと思います。

 

無論、利益が増えてもFXの税金は減りません。でも、サラリーマンの給与所得は所得とともに税率が上がっていく仕組みです。

 

  • サラリーマンは累進課税
  • FX税金は20%一律分離課税

 

FXの税率は20%で一定です。逆に、サラリーマンは、給与所得が増えれば増えるほど税率が上がっていきます。このため所得が増えれば増えるほど立場は逆転します。その視点から計算したのが下記ページです。

 

参考:「サラリーマン止める前に読む記事

 

FX利益1200万円くらいが分岐点です。

 

これは「同じ1200万円を稼ぐのであればサラリーマンで給与所得で得るよりもFXで稼ぐほうが負担率が低い」という基準です。

 

独立してから「あ〜、今の利益額だったらサラリーマンの方が良かった」なんて思わなくても良いレベルの目安になるかと思います。

 

尚、「利益額が調整できる」という状況を作れるかたであれば株式会社を作り法人口座でFX取引をするというのもあります。

法人化して給与所得者になるという選択肢

利益額500万円くらいで安定しているような場合、自分で作った会社の社長として500万円の給料を払う仕組みにすれば、サラリーマンの給与所得控除を使うことができるためFX利益に係る税金は大幅に減らせます。

 

表向きはとっても良い感じですよね。ただ、これを理想どおりにやるのはなかなか難しいのです。

 

会社自体は、ネットで探せば30万円くらいで作ることができます。会社を作り、法人口座を作るまではそれほど難しくはありません。

 

問題は取引を開始したあとです。

 

  • 役員報酬は基本的に年に一回しか変更できない。
  • FXの利益調整が難しい(ガツンと稼げばFXの税率よりも高い法人税をガッツリ払うことになる)。

 

株式会社として法人にすると個人自営業とはまるで違うルールがいくつもあります。FXの利益が大きくなったから社長の給料を増やそうとしても簡単には増やせないのです。

 

投資スタイルによって利益の出し方は様々です。数年に1回大勝するタイプの方は、いつもは利益以上の給料を払って赤字法人にしておいて、大きな利益がでたときに清算するなどの方法はあると思います。

 

いずれにせよ、法人設立をして法人口座で取引をしようとお考えの方はこういう法人ならではの違いも理解しておくべきです。

 

無論、高レバレッジで取引できるというのも法人口座の大きな魅力です。私も、将来的に自動売買などで法人口座を開設する可能性はあります。

 

ただ、今は法人口座でFXをする予定はありません。私の運用スタイルでは、年度ごとの収益のブレが大きいので利益調整が難しいためです。

FX税金2013 目次

2013/10/08


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