確定拠出年金 手数料資料
確定拠出年金の手数料についてまとめました。
種類は多いが金額は小さい?
確定拠出年金には、毎月手数料がかかります。種類がいくつかあります。
- 加入時手数料
- 移換時手数料
- 掛金拠出者 口座管理手数料等
- 運用指図者 口座管理手数料等
- 給付を受ける者 給付事務手数料等
- 還付を受ける者 還付事務手数料等
そして手数料支払先は3箇所あります。
- 国民年金基金連合会
- 事務委託先金融機関
- 運営管理機関
*2013年11月現在
書き並べているだけでも、なかなか複雑です。支払先のなかで運営管理機関というのは、スルガ銀行やSBI証券などのことです手数料の安さで抜きん出ている2社の手数料表です。
こんなにいろんな手数料を払うのは嫌だと思ってしまう方も多い気がします。ただ、現実に毎月払う手数料はそれほど大きくはありません。
スルガ銀行とSBI証券の手数料表をお借りしてきました。こういう形でまとめてあると分かり易くなりますね。手順別にまとめると以下のようになります。
加入時移管時に払う手数料
- SBI証券 3750円
- スルガ銀行 2700円
毎月掛金についての手数料
- SBI証券 残高50万円未満 478円 残高50万円以上 163円
- スルガ銀行 163円
年金給付時の手数料
- SBI証券 1回につき420円
- スルガ銀行 1回につき420円
語句補足
加入時手数料 移換時手数料
確定拠出年金を始めるときに必要なのが加入時手数料です。運営管理機関の変更する際の手数料が移管時手数料です。スルガ銀行からSBI証券に変更する場合などが移管時手数料に該当します。
毎月掛金についての手数料
毎月の掛金にかかる手数料です。残高50万円未満というのは確定拠出年金資産残高のことです。積立総額が単純に50万円という意味ではなく、運用成績も加味した残高となります。
年金給付時の手数料
年金給付を受ける際に徴収される手数料です。
なんか、随分取られているような気がしますよね。この手数料は掛金に関わらず固定されているというのもポイントです。確定拠出年金は掛金5000円から始められのですが、この手数料を考慮すると最低でも10000円くらいから始めたほうがいい気がします。
ちなみに、この2社以外の金融機関は、ほとんどが478円以上の手数料を必要とします。この手数料は毎月掛金より差し引かれます。
手数料だけでみるとスルガ銀行のほうが有利なのですが、SBI証券は運用商品のラインナップが魅力的です。元本保証のない運用商品では信託報酬という運用者の手数料が発生するのですが、SBI証券グループが揃えている運用商品は低信託報酬の投資信託が充実しています。
スルガ銀行の運用商品は、。大手証券・外資系の投資信託が中心です。
もしも、確定拠出年金個人型の検討をするのであれば最低でもこの2社両方の資料を取り寄せすることをおすすめします。手数料だけでなく運用商品の優劣も重要です。
私の確定拠出年金方針
私は、「資産残高50万円まではスルガ銀行」で続けていくつもりです。
運用商品的にはSBI証券のほうが魅力的なのですが、運用開始して数年と日が浅いのものが多く長期運用で好成績を維持してくれるかどうか実力はまだ未知数です。
毎月2.3万円の積立で資産残高50万円になるには単純に積み立てても2年かかります。これくらいの期間があれば、ある程度の優劣が確認できると思われます。50万円を超えればSBI証券の毎月の手数料もグーンと下がりますしね。
参考までに、スルガ銀行⇒SBI証券のような変更には、ちょっとした注意点があります。SBI証券のQ&Aではこう書かれています。
将来運営管理機関を変更しようという場合は、先ほどの移管時手数料のほかにも運用商品の変更コストも意識しておきましょう。コロコロと運営管理機関を変更すると不利になるという側面もあるので、特殊な事情がない限り変更はしないようにするのが無難です。
最初の運営管理機関は慎重に選びましょうね。
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