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全額掛金控除 国民年金基金の資産効果

今回から数回は、節税をしながら資産を増やしていける金融商品をご紹介します。今回は国民年金基金です。掛金が年金受取になり毎年の所得控除にもなる国民年金基金について試算しながらその効果を確認してみました。加入対象となる方の参考となれば幸いです。

国民年金基金 掛金控除の考察

前回の所得控除のときに書いた国民年金基金についてもう少し詳しく紹介させていただきます。

 

参考:所得控除 税金を減らすポイントその2

 

自営業の方は勿論のこと、サラリーマンを辞めて専業トレーダーになるつもりの方や、主婦で専業トレーダーとしてガンガン稼いで行くつもりの方は、いずれ役に立つかもしれません。

 

FXのトレードで税金を減らすための必要経費がそんなに作れないということは、確定申告をやっている多くの方が感じているはずだからです。積極的にいろんな商品を購入すれば、必要経費は確かに増やせますが、当然購入のためお金もかかります。

 

国民年金基金や確定拠出年金は、掛け金は将来も資産として残ります。

 

とくに国民年金基金は、元本維持性が高く将来の受取総額が毎月の掛金総額割れしにくくなっています。つまり、掛金分は将来年金給付として回収できるようなイメージです。平均寿命以上長生きすれば基本的に掛金総額割れはしません。

 

それなのに、全額所得控除となるので、毎年の税金を減らせます。

 

  • 資産を維持あるいは増やす。
  • 税金を減らす効果もある。

 

この2つを満たす金融商品はなかなかないのですが、国民年金基金はそれを満たす数少ない金融商品です。ということで、FX税金を減らすための手段として国民年金基金と確定拠出年金の仕組みは把握しておくべきだろうと思っています。

 

でも、両方ともいろいろと仕組みが複雑なところがあります。内容の理解を深めるために、今回は国民年金基金について試算してみました。

国民年金基金45歳男性 掛金控除の効果

私の年齢とほぼ同じ45歳男性の場合で国民年金基金の試算をしてみました。

 

参考:国民年金基金 試算

 

試算してみると面白いことがわかります。この事例では「80歳で死亡するともっとも不利」という結果になっています。この結果は、設定次第で変わるのであまり気にする必要はありません。

 

試算結果には4つのポイントがあります。

 

  • 毎月の掛金総額
  • 節税できる金額
  • 受給できる年金額
  • 遺族一時金(途中で死亡した場合に遺族が受取る)

 

この国民年金基金は、将来の年金を増やすためのものです。ただ、年金を受取る前や年金受取保証期間中に死亡したときでも、遺族一時金としての補償があります。このため、このパターンの場合は基本的に払った金額以上のお金が本人または遺族に将来支払われる感じになります。

 

この内容で、保険料全額が所得控除となり税金を減らす効果があります。

 

この掛金控除でお得という感覚はちょっと不思議な感覚かもしれませんね。毎月の掛金は減らずに、確定申告時などに税金が還付されるあるいは減るという仕組みだからです。でも、FXで確定申告されている方は、この意味がご理解いただけると思います。

 

時間があれば、ご自身の年齢を打ち込んで試算してみて下さい。

 

ちなみに、男性よりも女性の方が掛金が高くなります。

 

これは、女性の方が長生きするかです。終身年金の場合、長生きすればするほど沢山の年金がもらえるため、その原資となる掛金は男性よりも高くなってしまいます。これも、年金ならではの特徴ですね。

ニーズに合わせて掛金も変更可能

年金支給にはいくつかの種類があるため、国民年金基金のシミュレーションも本人のニーズに合わせて作ることができます。例えば、先ほどのシミュレーションページで条件変更してみましょう。

 

保険料をもっと安くしたい。

1口目のA型をB型に変更:掛金15,865円⇒14,565円になります。この場合でも、将来受取る年金額は変更ありません。

 

その代わり・・・・・遺族一時金が大幅減となります。

 

80歳前に死亡した場合は、遺族一時金が大幅に減りるため、早期死亡の場合には、受取額が掛金よりも少なくなることもあります死亡時の備えは十分あるという方はこのパターンがよいかもしれません。

 

年金受給開始時期を早くする

1口目・2口目ともに年金受給開始時期は65歳になっています。2口目の年金を60歳から開始に変更してみます。具体的には、2口目をT型からV型に変更します。

 

掛金15.865円⇒16,245円

 

年金受給年齢を早くすると保険料負担も上昇しますね。

 

国民年金基金の加入検討をする場合は、この年金額シミュレーション機能で本当に必要かどうか判断に使えます。

 

注意すべき部分としては、途中で解約してそれまで積み立てたお金を引き出したりすることが出来ないこと等です。

 

参考:国民年金基金Q&A

 

これらのQ&Aなども参考になるだろうと思います。

FX税金2013 目次

2013/10/26


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