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必要経費と損失繰越で税金がこれだけ違う|FX税金を減らす工夫

必要経費が大きく作れれば税金を大幅に減らせます。でも、無茶は禁物ですね。

税金を減らす工夫

今回から数回で、税金を減らす工夫について書かせていただきます。この中で使っていなかったものが一つでもあれば、数万円〜10万円以上の税金を減らせるかもしれません。

 

FX必要経費損失繰越

数万円〜10万円以上と書くと、大袈裟な気もするかもしれません。

 

でも、そうでもないのです。私を含め多くの投資家は税金の仕組みにうとく詳しい内容を知らないからです。そのため、確定申告で使えるはずのポイントに気づかず、減らせるはずの税金を減らさずにそのまま申告をしているケースが多いのです。

 

税金のハンドブック読むだけでは気づかないこともいろいろあります。当然ですが、気づかなければ、毎年税金を多く払い続けることになります。でも、知っていれば毎年税金を浮かしていけることにもなります。

 

私自身確定申告はサラリーマンを辞めてから始めました。最初の頃は、確定申告が終わってから気づいて随分悔しい思いをした経験があります。確定申告で税金を払うのは一緒でも、少しでも税金を減らせる工夫をしていけば、その差は数十万円にもなるというのは大袈裟でもなんでもないのです。

 

では、始めましょうね。

 

FX利益の定申告の際、利益から差し引くことで税金を減らせる代表格として以下の2つがあります。

 

  • FXに関する必要経費
  • 所得全体に関する所得控除

 

所得全体というのは、FX以外の給与所得などを含んだ全体の収入部分の意味です。

FXに関する必要経費

税金計算で使うFXの所得金額は以下の計算式になっています。

 

FXの粗利益 − FX取引に係る必要経費 = FXの所得金額

 

必要経費については以下のページでまとめてあります。

 

参考:FX必要経費のまとめ

 

通常、FX業者さんで発行する年間損益報告書の金額が「粗利益」となります。仮にFXで300万円の粗利益がでて、必要経費が0円であれば、FXの所得金額と税金計算はこうなります。

 

  • FXの所得金額:300万円 − 0円 = 300万円
  • 税金:300万円×20.315%= 約60.94万円

 

必要経費が10万円ある場合はこうなります。

 

  • FXの所得金額:300万円 −10万円= 290万円
  • 税金:290万円×20.315%= 約58.81万円

 

必要経費10万円増えるだけで、税金が約2万円減っています。

 

この計算式をみると「必要経費を沢山つくれば税金は大幅に減らせる」と誰もが思いつくのですが、現実はそれほど簡単なものではありません。私の場合、必要経費は全部で5万円もありません。運用でお金がかかることがほとんどないので、粗利益がほとんどそのままFXの所得金額になります。

 

毎月情報料を払っている方や、自動売買の有料プログラムなどをいくつも購入している場合などを除けば、FX運用で必要経費が沢山作れる方は少ないだろうという気がします。

 

ただ、スキャル系の方はFX専用のパソコンや取引用にモニターを数台購入してトレードルームを整備している方もいます。そういう費用はかなり認めてもらえる部分があると思われます。

 

必要経費がかなり大きく作れそうで不安な部分があるときは、事前に税務署に相談にいくのもオススメです。最近の税務署の職員さんは、出来ることは出来ると丁寧にアドバイスしてくれる方が多いです。

損失繰越がある場合

もしも、前年の損失繰越が100万円あれば、税金は更に減らせます。先ほどの必要経費10万円のケースで、損失繰越100万円ある場合の計算をしてみましょう。

 

(290−100)×20.315%=約38.59万円

 

参考:損失繰越について
損失繰越は、過去3年以内に損失を出していて、しっかりと損失繰越の手続きをしていれば利益を出したときに相殺できます。逆に、手続きをやっておかねば前年損失を出していて、今年利益がでても相殺はできずにそのまま税金を払わざるを得なくなります。

 

この3つのケースをまとめてみましょう。

 

  • 必要経費  0円損失繰越   0円:税金約60.94万円
  • 必要経費10万円損失繰越   0円:税金約58.81万円
  • 必要経費10万円損失繰越100万円:税金約38.59万円 

 

同じFX利益300万円の確定申告でも、税金が大分違ってきますね。

 

そして、案外効果が高いのが「所得控除」です。これについては、次回やらせて頂きます。

FX税金2013 目次

2013/10/22


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