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ドルコスト平均法 名前の由来

この「ドルコスト平均法」は、FXよりも株式投資や投資信託で有名な言葉でもあります。株式投資からFXに入ってきた方などは、よくご存知の方もいるでしょう。

 

「ドルコスト」という名前からするとFX運用の言葉みたいですけど似て非なるものです。

 

米ドルで購入する株式や投資信託の買い平均値を効率よく下げていく方法という意味だからです。ちなみに、英国では「ポンドコスト平均法」と呼ぶようです。米国では米ドル・英国では英ポンドとなるからです。

 

この考えで行けば、日本では「円コスト平均法」となるのですが、こういう呼び方は今のところ聞いたことがありません。

 

日本では一般に「ドルコスト平均法」と読んでいます。まあ、名前にあまりこだわらなくてもいいですよね。重要なのは中身ですね。

 

今回は、ドルコスト平均法の効果を計算してみます。

ドルコスト平均法と分割売買の単純比較

 

大きな往来相場での比較

 

これは、ドルコスト平均法と一般の分割買いの買い平均値を比較したものです。80円で1000豪ドル水準に合わせて比較してあります。

 

同じタイミングで買っているのにドルコスト平均法のほうが買い平均値が有利になっているのが確認できると思います。

 

0.72円買い平均値が下がります。それほど凄くもない気がするかもしれません。

 

でも、いつもと同じような買い方をしているのに買い平均値が自然に下がるってこことは通常ありえないことです。買い平均値を下げられるってことは、上げ相場になれば利益をだしやすいということにもなります。

 

買うタイミングを今まで通りで「買い方」を変えるだけでそういう効果があるということが重要です。

 

まあ、買物するときにポイントが10倍つくってのと似ているかもしれません。いつもと同じもの買っているのにポイントが大量につくとうれしいですよね。

 

う〜ん、例えが適切でないような気がしますが先にすすみます。

 

同じ技術レベルで利益を増加させる効果

この比較をご覧になって「それほど大きなメリットはない」と感じられたかもしれません。

 

私自身はこう感じました。

 

「今までの正しい運用法にドルコスト平均法を取り入れれば、それだけで利益が大きくできるようになるかもしれない」

 

運用技術を補ってくれる効果と言ってもいいかもしれません。

 

「うねり取り」にせよ「サヤすべり取り」にせよ、通常利益を安定させて大きくしていくには「運用技術の向上」が必須条件となります。

 

ところが、計算上は今までの「数量ベースのポジション作成」を「ドルコスト平均法の約定代金ベースのポジション作成」に変えていくだけで利益を増やしていけることになります。もしかすると運用技術の向上が無くても利益が増やせるかもしれないというところに大きな魅力を感じました。

 

勿論、計算上ではあります。これが現実となるかどうかを実験売買で試しているところです。

 

今回の試算でも買い方を変えるだけで0.72円平均値が下がっています。これは視点を変えて利益幅で考えれば72pipsの利益を増やせたことになります。通常の売買で72pipsの利益を上乗せするのが簡単かどうかを考えてみれば少し印象が違ってくるかもしれません。

 

この辺の感じ方は人それぞれだと思います。

 

次回、実際に売買をしてみて感じた「ドルコスト平均法 3つの優位性」についてご紹介します。

FXでやるドルコスト平均法 目次

2012/06/28


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