豪ドル値動き 過去20年の値動きからわかること
MT4のチャートを使用して1991年から2013年までの約23年間の月足チャートの画像です。豪ドル運用で長期投資をする際の参考となる特徴がでてきています。
豪ドル円 豪ドル米ドル 23年史
豪ドル円(AUDJPY)
豪ドル円の1991年からの月足グラフです。
豪ドル円60円と100円で赤線を2本引いてあります。
ちなみに、1990年以前の豪ドルは200円台という時期もありました。1990年以降の20年という長い期間だけで見れば、50〜100円の大きな値幅の往来相場を数年単位で繰り返しているという形にも見えます。
興味深いのは、100円台から崩れだすときは、必ず10円規模の大きな陰線が発生しているということです。大きな上昇相場で100円を超えてきてから月足が大きな陰線となったらリバンドしそうでも一旦損きりしたhぽうが良いということかもしれません。
2014年現在の豪ドル円は、93円です。このチャート上だけ見れば下げそうな感じもあります。でも、大きな往来相場が続いているからといって、これからの下げにビクビクする必要はないと思います。ただ、全体の投資家心理が大きく買いに傾き自分自身も超強気になってしまったときなどは思い出して欲しいのです。
豪ドル円という通貨は、こういう激しい往来をしてきた通貨ペアである。
私は、スワップポイントを利用した豪ドル運用を10年間くらい続けています。調子の良いときは油断しがちで、ルール規定以上の買いポジションを作りたくなることもあります。このグラフは、そういうときに何度も見直してルールを守る資料とするつもりです。
豪ドル米ドル(AUDUSD)
豪ドル米ドル1.0と0.5で赤線を2本引いてあります。
2013年後半より豪ドル中銀総裁が「豪ドルは高すぎる」という連発をしてAUDUSDは大きく下げました。しかし、このグラフを見る限り、下げても豪ドルはグラフ上歴史的な高値圏を継続中という見方もできます。豪ドル経済の苦境を思えば、円高に苦しんでいた2年ほどまえの日本と似ている気もします。
先ほども似たような事を書きましたがこれらのグラフだけだと、豪ドルはまだまだ売りだという気もするかもしれません。でも、為替水準というのは時間が経てば変わるものなのであまり神経質になるのは禁物です。あくまで油断しないために気持ちを抑える資料のような見方をして頂ければと思います。
豪ドル 共通の特徴
この2つの月足グラフで豪ドル円(AUDJPY)・豪ドル米ドル(AUDUSD)共通の特徴があります。
豪ドルは、下げるときは短期で大きく下げる
豪ドル円(AUDJPY)・豪ドル米ドル(AUDUSD)ともに、下げるときは大きな陰線が出現しています。そして大体2本・3本と繋がって大きな暴落となる傾向があります。豪ドル系通貨での運用をする場合は、この特徴も理解しておくとよいかもしれません。
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