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メリットその2:豪ドルの相場観ほぼ不要 1億円ためてみよう 第4回

ポジション作成や決済がルール化されているため、相場観はほとんど入りません。現在のような高値圏は、低リスクに押さえながら来るべき豪ドル下げ期に備えておくという気持ちでやっています。

その2:相場観がほとんどいらない

純ドルコスト平均法2つ目のメリットは「相場観がほとんどいらない」ということです。この運用法の毎月の流れをまとめると以下のようになります。

月初:

 

  1. 積立金入金
  2. 買い平均値をもとに購入レバレッジを決める(0〜4倍の範囲)
  3. 注文実行⇒約定

 

あとは、翌月まで基本的にやることなし。

 

この中で相場観らしき作業が入るのは2番です。とはいえ、購入レバレッジは基本的に買い平均値と現在の豪ドル円値との比較で決まります。

  • 買い平均値よりも豪ドル円現在値が上げていればレバレッジ低目
  • 買い平均値よりも豪ドル円現在値が下げていればレバレッジ高目

 

ただ、この際に「今月はどうしても買う気になれない」というときがあったりします。これが唯一相場観が入るときとも言えます。そういう時はその月の買いは見送ることもあります。例えば、こんなときです。

 

過去記事:現実運用から感じる効果と怖さ

 

私は、豪ドル裁量トレードでの売買判断の一部も毎月の豪ドル購入レバレッジ判断の参考材料としていますが、それはほんの僅かな部分にすぎません。

 

ただ、基本的に上げすぎて警戒すべきときや下げすぎて怖いときが中心なので、こういうのは相場観とさえ呼べないかもしれません。こんな感じでほとんどがルール化されているため、個人が個別判断する部分はあまりありません。

ルールに従う安心感

為替サヤ取り教室 サヤ棒グラフ

この運用法でのポジション作成日は最初から決まっています。私の場合、月初で基本的に1日で、忙しいときや土日のときだけ2〜4日に作成することにしています。ポジション作成が数日遅れるとしても「豪ドルが高値圏にあるか数日待とう」という意味ではありません。

 

その日は豪ドル円が高くても安くても買います。

 

毎月の売買で買う数量は、レバレツジ0〜4倍と決めていて、これに例外はありません。どんなに強気で沢山買いたくてもレバレッジ4倍ですので毎月の入金額の4倍が上限となります

 

レバレッジ4倍というのは微妙な数字でもあります。いつも高レバレッジで取引している方からみれば「そんな低いレバレッジでお金増えるの?」となりますし、低リスクのスワップ投資が中心の方から見れば「そんなに高くて大丈夫?」といいたくなります。

 

多分、堅実なスワップ投資という意味ではレバレッジ4倍は高い部類に入ります。

 

もしも、ずっと4倍で買い続けるとかなりの確率で失敗することになるでしょう。


下げ相場を待つ余裕も大切

でも、大丈夫なんです。毎月4倍で買うわけではありません。例えば、前回積立時の2014年9月のレバレッジは1倍でした。

 

私が4倍でポジションを作るのは、豪ドル円が大きく下げたときがほとんどです。高値圏では0〜2倍程度の低レバレッジでポジションを作り続けていますので全体のレバレッジは低く、その分万が一の暴落時でも慌てることはありません。

 

実際、2013年11月からの積立では、ほとんどの月がレバレッジ0〜1倍で、2倍が1回あるだけです。これは、豪ドル円が下げそうで下げない動きを続けているためです。こんな感じで高値時にはリスクを抑えこんでおきます。

 

これにより、下げ相場が始まったら勝負する余力を作っておきます。

 

豪ドル円が大きく下げる局面が到来すれば、レバレッジを上げて買っていきます。それによって、買い平均値は下がり毎日受取るスワップポイントも増えます。スワップ投資をしていて「下げ相場、待っていました!」というのはちょっとおかしいのですが、おそらくこの運用法を私と一緒にやっている多くの方は同じ気持ちだろうと思います。

 

  • 上げ相場はのんびりやって下げ相場到来を待つ。
  • 下げ相場は少し緊張しながらポジションを増やしていく。

 

この連載でもすでに書きましたが、この運用法でのここ2年間の運用成績は20%複利ペースを維持しています。それでも、現在のレバレッジは1.7倍程度にすぎません。

 

参考記事:月1万円積立でも1億円

じっくり待てればそうは負けない

相場というのは不思議な傾向があります。

 

それは、「急いでやると負ける」ということです。自動売買でも裁量トレードでもそうなのですが、「今が大チャンス」なんて慌てて口座開設してポジションを作るようなときは、かなりの確率で失敗します。このパターンは、私も何度も経験しました。

 

これとは、逆に「大きく下げたら買おう」とか「今月はじっくり戦略を練って来月からゆっくりやればよい」という感じでどっしりと構えられるようになると、運用成績は安定してきます。

 

これって、一種の成功法則なんです。

 

この純ドルコスト平均法は、運用ルールでポジション作成の日を月に1回にしています。このやり方は、この成功法則にも沿った売買を自然に実現できていることにもなります。

 

これからも、ゆっくり堅実にルールに従ってやってまいります。

1億円ためてみよう 目次

 

純ドルコスト運用法の運用ルール及び成績は以下のページにてまとめてあります。

 

SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法運用状況

2014/09/22


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