レバレッジ4倍を投下するタイミング 1億円ためてみよう第13回
最大レバレッジ4倍での買いタイミングについてまとめました。この純ドルコスト平均法は、多くのメルマガ読者に実践いただいています。一種の集団売買のような感じになっているので、その先頭を走る私が失敗するわけにはいきません。今回のルールは、その辺も考慮したものになっています。
安値更新・安値近辺時:基本4倍、弱気2〜3倍について
純ドルコスト平均法の通常月の買い方について前回は説明させていただきました。
前回記事:買い平均値を基準に判断
いつもはレバレッジ0〜3倍くらいでの買いが中心となります。下げ相場突入したばかりと思われる時期は最大レバレッジは3倍以内に抑えています。レバレッジ4倍での買いポジションは、下げ相場が深くなったときに投下することにしてあります。それがこのルールです。
安値更新・安値近辺時:基本4倍、弱気2〜3倍
過去のポジションでいくと2013年の豪ドル円87円の頃が調度その時期でした。当時はその辺が大底になってくれたため、うまく底値で大きめのポジション作成に成功しています。毎回この時のような買い方ができるわけではありませんが、出来るだけ底値で拾っていける形を維持していきたいと思っています。
豪ドル円は落ちだすと底抜け気味になることがあります。そういった時に大怪我しないためのルールでもあります。このルールを作ったのは、最初の一年で感じた心理的ストレスが原因です。
レバレッジ5倍で感じた下げ相場突入の恐怖
この純ドルコスト平均法は、最初の1年はレバレッジ5倍でやっていました。積立額も月3万円程度と今の3分の1くらいのころです。このとき豪ドル円が105円くらいから80円台後半まで15円以上下げる局面を経験しています。
金額を抑えた積立だったのでそれほど恐怖することはなかったのですが、レバレッジ4〜5倍で大きく買っていて下げると心理的に厳しくなるとこの時感じたのです。
昨年の15円程度の下げというのは、豪ドル円では1年に1回程度はあります。そして数年に1回くらいは20〜30円規模の下げ相場があり、それ以上に深い下げも過去何度かあります。
この純ドルコスト平均法は、5年・10年・20年と続けることで大きく資金を増やしていけます。今後、それらの大きな上げ下げの波を乗り切って資金を増やしていかねばなりません。
15円程度の下げで心理的負担を感じているようでは、長く続けていくことは難しくなります。
なので、最大レバレッジ4倍以内に下げています。机上の計算ではレバレッジ5倍でもやっていけそうだったのですが、実際に実践していくことで心理的負担のない水準がもう少し下だとわかったわけです。そして、その4倍投下の基準もある程度大きく下げてから底らしい動きが出てからに限定するルールに変更しています。
それが「安値更新・安値近辺時:基本4倍」というルールです。
今回の豪ドル円相場でいけば、本格的に下げるとすれば11月以降だろうと思っています。11月の買いの段階では、おそらく0〜3倍以内の通常と同じ売買判断になります。11月の買いポジションを作成後に大きく下げるようであれば、12月以降にレバレッジ4倍での買いを入れていく可能性があります。
ですので、レバレッジ4倍での買いを入れ始めるのは速くても12月以降ということになります。無論、そこまで深い下げが無い場合はレバレッジ4倍での買いを入れる出番は暫くはありません。
高値圏はレバレッジ0倍で様子見もあり
安全性に配慮して、高値圏での買い方も買えました。豪ドル円が高すぎると感じるときは、レバレッジ0倍として買いポジションを作らなくても良いことにしています。
現在の豪ドル円90円台でこのレバレッジ0倍のルールを適用することはありませんが、豪ドル円が105円台くらいまで上がればこのルールによって今月は積立のみで買いポジション作成なしという可能性もあります。
ここまで慎重にならなくてもいいんじゃないの?
こういう意見もあるかもしれません。でも、これくらいで調度いいと思っています。今年の豪ドル円は大した下げもない珍しい年だったので慎重すぎるという意見は多いかもしれません。でも、この緩やかな値動きが通常の豪ドル円の動きだと錯覚すると後日ヒドイ目に遭います。
今のような緩やかな時期にこそ、本格的な下げ相場に突入したときのことを考えて対策をうっておくべきでしょう。
スワップ投資は、「慎重すぎる」と言われるくらいが調度良いんですよね。
利回りは下がるかもしれないが安全性第一
この純ドルコスト平均法は、私だけでなく多くの読者が実践しています。ルールは人それぞれだと思いますが、私の運用状況を参考にされている方も多いと推測されます。
それも意識して、今後も私の運用は安全第一でやっていきます。私がこの運用で大損するときは、多くの読者が傷つくときでもあります。損失補償は出来ないとはいえ、これを自分の責任と感じている次第です。
1億円ためてみよう 目次
- 第1回:「メルマガ読者1億円計画」
- 第2回:月1万円積立で1億円となるペース維持
- 第3回:誰にでもできてあまり差がでない資産運用
- 第4回:メリットその2:豪ドルの相場観ほぼ不要
- 第5回:メリットその3:自分のペースでできる
- 第6回:大損失とドルコスト平均法
- 第7回:FXで儲からない理由とドルコスト平均法
- 第8回:大阪堂島米相場と純ドルコスト平均法
- 第9回:資金管理ルール2014
- 第10回:予備資金をお忘れなく
- 第11回:売買ルール
- 第12回:買い平均値を基準に判断
- 第13回:レバレッジ4倍を投下するタイミング
- 第14回:豪ドル円暴落周期性のまとめ
- 第15回:3年目以降の大損防止ルール
- 第16回:利益確定ルール留意事項
- 第17回:高値掴み防止ルール
- 第18回:全ポジション決済のルール
- 第19回:FX利益確定 2000pips狙いの理由
- 第20回:ドルコスト平均法 損きり不要の理由
- 第21回:円安で焦るときのFX対処法
- 第22回:FXでのルール破りするときの考え方
- 第23回:低スワップポイント時代の対応
- 第24回:低レバレッジが大勝利の鍵
- 第25回:暴落相場で勝負できるための3つの要素
- 第26回:場帖・グラフ使ってドルコスト平均法をしたい方へ
- 第27回:円安インフレ時代への準備はできていますか
純ドルコスト運用法の運用ルール及び成績は以下のページにてまとめてあります。