利益が乗った後の決済ルール
豪ドル買いポジションをつくり、上昇してきたら次はいよいよ利益確定です。いよいよ決済場所を探すことになります。今回はその決済ルールです。
- 豪ドル平均値から10%以上上昇目安に決済
- 上げの流れが変わったと感じたら決済する
ここは単純に考えています。
決済ルール 単純に無理せず決済
簡単すぎるように感じるかもしれませんが、これが一応の目安です。損きりは、基本的にはありません。大底と思われるところを確認した後に買い始めるので、そこから大きく下げて苦しむケースは少ないだろうと思われるからです。
ただ、FXに絶対はありません。ダメと思うようなときは損きりを実行します。
上げの波に乗ってくれたら、暫くはそのまま買いポジションを維持します。豪ドルは上昇を開始すれば10円くらいは上げていくことが多いので、買い平均値から10%上昇くらいは狙えるだろうと思います。
この基準でいくと「800pipsくらいが今回の利益目標」となります。
でも、いつも調子よくいくものでもありません。状況が変わってきたらこの利益目標にはこだわらずに決済するつもりでおります。今回のポジションもまだまだ2回目の実験売買ですので、適度なところで決済するかもしれません。
最初のうちはほどほど利益でやっていく
どのFX運用法でもそうですが、慣れないうちはあまり大きく利益を追いかける必要はありません。最初のうちは「利益を出すこと」がもっとも重要になります。まだルールもしっかりと固まってはいないので、何度か売買する必要もあります。私も最初のうちはほどほどのところで決済するようにしてい
ます。
慣れるに従い、少しづつ利益を大きくしていくような手順です。
例えば・・・
仕掛けのルールで「200pips以上上昇したら買いポジション中止」というルールがありました。これ以降は、再下落がない限り「どこで決済するか」がポイントになります。
この「200pips利益」で決済しておくのも良いかもしれません。ここでこういう事を書くのは「利益が増える苦痛」を軽減するという意味もあります。
「利益が増える苦痛」って初耳かもしれません。でも、利益が出せるようになってきた多くの投資家が経験することでもあります。特に私のような凡人で小心者はそうなので。今まで投資運用で苦しんできた人ほど、大きな含み益を出すと慣れていないせいもあって苦痛を伴うってことがあります。
含み益が気になって夜も眠れない。
こんな経験がそうです。
利益を増えるのを待つ
慣れてきても、10%上昇まで待てないというケースもよくあります。10%上昇まで待っていたら途中で下げてきたというケースもでてくるからです。
あと、あまり知られていませんが「利益が増えていくのを我慢する」というのは結構な苦痛です。損きりも苦しいのですが、利益を増やすというのも苦しいものです。行動経済学のプロスペクト理論などを持ち出すまでもなく投資家心理はFXで利益を伸ばしていくためには改善していく必要があります。
でも、そんなに深刻になる必要はありません。
この辺は理解して改善していこうとすればいずれ直せます。
なので、我慢が出来ないときは、最初のうちは200pips以上くらいの水準で決済しても良いと思います。あるいは、その後下がってきたら利益200pips以下でも利益が出せる水準のうちに利益確定でも構いわないです。
あとは、何度か売買していくうちに自然に利益を増やしていけるようになってきます。
2円=利益200pips以上になったらどこかで決済する。
こんな感じで柔軟に考えておけばいいと思います。
私としては、大体500〜1000pipsくらいで利益確定したいと思ってはいます。ただ、上昇の流が変わったと判断したときなどは一旦利益確定して資金を休ませるつもりでおります。簡単ではありますが、今のところ決済ルールはこれくらいでいいと思います。
FXでやるドルコスト平均法 目次
FXでやるドルコスト平均法の目次です。
- 第1回FXでやるドルコスト平均法
- 第2回分割売買とドルコスト平均法の違い
- 第3回同じ技術レベルで利益を増加させる効果
- 第4回3つの利点 ドルコスト平均法を使うメリット
- 第5回1通貨でもスワップポイントが発生 ドルコスト平均法で使うには最適
- 第6回FX 売買ルールなくして成功なし
- 第7回資金管理ルール 説明
- 第8回仕掛けルール 安全性重視
- 第9回FXでどうしても天井圏で買って苦しんでしまう皆様へ
- 第10回凡人でもFXで利益が出せるようになった理由
- 第11回FX手書き為替グラフ 2つのメリット
- 第12回仕掛けルール 続き
- 第13回買いポジションに利益が乗ってきてからのルール
- 第14回最初のうちはほどほど利益 決済ルール
- 第15回やってはいけない禁止事項について
- 最終回「豪」ドルコスト平均法 全体の流れのまとめ