やってはいけない禁止事項
「豪」ドルコスト平均法運用でやってはいけないと決めている禁止事項についてまとめておきます。
禁止事項
「新高値更新時期は新規ポジション禁止」
この「豪」ドルコスト平均法で禁止事項にしていることがこれです。これも、安全重視のルールです。
新高値とは、ここでは「今回の上昇で一番の高値」という意味です。為替グラフを描いている方は自分のグラフをみて判断すればいいですし、グラフを描いていない方はいつも使っている業者さんの日足折れ線グラフなどでも出来るかもしれません。
特に難しいことはありません。
「グラフがどんどん上に伸びていく状況」
こういう時には新規買いポジションは作らないということです。大底を確認したと思われる安値圏を丁寧に拾っていくというのが、この運用法が低リスクである所以です。ですので、買い始めた後もリスクを高めるようなことは慎んでいきます。
大底確認しなくてもある程度の安値圏なら買い始めてもいいんじゃないの?
こういう意見もあるかもしれません。これについては、少しリスクを取っても良いならいずれそうしてもいいと思います。でも、ある程度の安値圏というのがクセものですのでご注意下さい。
仮に、豪ドルが高値から10円下げたします。
これを「ある程度の安値圏」とよぶことは出来るかもしれません。
でもそこから更に10円や20円下げる可能性だって充分にありますよね。
買い始めを「ただの安値圏」とするか「大底確認したと思われる安値圏」とするかでは、買いポジションを作り始めるポイントが大きく違ってくることもあります。
最初のうちは「大底を確認したと思われる安値圏」でやるのがもっとも無難という気がします。私は、今後もこの買い始めのポイントは変えないつもりです。
「そんなの当たり前だろ」と思った方へ
この禁止事項のルールを聞くと「そんなの当たり前だろ」と思う方が大勢います。正常な心理状態ならば、この禁止事項は当然のことのように感じるからです。でも、現実にはこれをきっちりと守っているという方は、案外少ないのです。値動き次第で投資家の心理はコロコロと変わるからです。
- 相場が上がりだすともっと買いたくなる。
- 相場が下がりだすと買う気がうせてくる。
私自身、いつもこういう傾向があります。特にガンガン上がりだすと「もうちょっとポジション増やそうか」という気もちが抑えられなくなるので、禁止事項として設定して自分を押さえ込むようにしています。
まあ、私のようにならない方は、不要なルールかもしれません。
その他
文章にする禁止事項というほどではありませんが、やっていることはいつもの豪ドルスワップ投資売買と似ています。
例えば、「日中、為替値はあまり見ないようにする」などです。
こういう運用法は、ちょこちょこと為替値をみるとうまくいきません。目先の急落・急上昇に目が取られてしまい、決済しなくて良いところで決済をするようになってしまうからです。
朝に、「今日の売買判断」をして「今日は売買なし」と決めたら、翌日の朝までは為替値をみないくらいで調度良いです。私もそうしたいのですが、メルマガ・ブログ記事を作ったりする関係でちょっと無理がるようです。
昔は、為替レートがHP上に出てくると目をそむけたりしたりもしていました。でも、出来上がる記事が不自然になったりするので止めました。
昔は為替レートが大きく動くと衝動売買をしてしまうこともたまにありました。最近は、そういう事はほとんどなくなってきたのでたまには見ても良いかなと感じているところです。
FXでやるドルコスト平均法 目次
FXでやるドルコスト平均法の目次です。
- 第1回FXでやるドルコスト平均法
- 第2回分割売買とドルコスト平均法の違い
- 第3回同じ技術レベルで利益を増加させる効果
- 第4回3つの利点 ドルコスト平均法を使うメリット
- 第5回1通貨でもスワップポイントが発生 ドルコスト平均法で使うには最適
- 第6回FX 売買ルールなくして成功なし
- 第7回資金管理ルール 説明
- 第8回仕掛けルール 安全性重視
- 第9回FXでどうしても天井圏で買って苦しんでしまう皆様へ
- 第10回凡人でもFXで利益が出せるようになった理由
- 第11回FX手書き為替グラフ 2つのメリット
- 第12回仕掛けルール 続き
- 第13回買いポジションに利益が乗ってきてからのルール
- 第14回最初のうちはほどほど利益 決済ルール
- 第15回やってはいけない禁止事項について
- 最終回「豪」ドルコスト平均法 全体の流れのまとめ