コーン サヤすべり取り 理論と実践の差
私の売買ルールは、始める前に最低限のことをゆるく決めるようにしています。どんな投資分野でも運用でも「理論」と「実践」には必ずズレがあるからです。今回の「コーン サヤすべり取り」も最低限の大まかなルールを決めてゆったりを始めていきます。
豪ドル円サヤすべり取りと共通点が多い理由
前回までで「コーン サヤすべり取り」の概要を説明させていただきました。難しい運用法ではないので、運用前の大枠説明は終わりです。豪ドル円で私と一緒に場帖トレードをしている方は既にお気づきだと思います。
一緒ですよね。
豪ドル円売買でやっている●●▲■と一緒なんですよね。
私の場帖トレードのやり方は、サヤすべり取りの基礎としてまとめたのが●●▲■です。
参考:●●▲■ 詳細
今回の「コーン サヤすべり取り」は、このやり方と似通っている部分が多くあります。基礎部分は同じなので、他の投資分野でも使えるんです。
一般的には「コーンの売買」というと、すごく警戒してしまうかもしれません。
でも、現実にはそうでもないんです。
「コーン売買」は、勝ち易い理由があるからです。私の中で今のコーン相場は、「南アフリカランド円が売りでスワップポイントが受け取れる状況」に重なります。
南アフリカランド円とコーン
「コーン サヤすべり取り」は、既に書いたように上げる可能性は薄く下げる可能性の高い時期に仕掛けていきます。しかも、変動するとはいえ現在の価格調整額の利回り水準はレバレッジ1倍で7.5%レベルでFXの南アフリカランド円と同等です。
これ「売りポジションで得られる価格調整額」です。
先程、FXに置き換えれば「南アフリカランド円売りポジションでスワップポイントがもらえる状況」と書いた理由がこれです。
おそらく、南アフリカランド円でスワップ投資をしたことがある方は一度はこう思われたことがあると思います。
「南アフリカランド円が、売りポジションでスワップポイント受け取れたらいいなぁ・・・」
南アフリカランド円は、新興国の宿命として「長期的には下げやすい」傾向を持ちます。高いスワップポイントは、それでも南アフリカに投資を呼び込むためにやむを得ないという事情もあります。
だから、スワップポイント目的で買いポジションを保有していても、本音では「売りでスワップポイント取れれば・・」という投資家がかなりいます。
「コーンの売り」は、「下げやすく価格調整額を得やすい」という意味では南アフリカランド円売りポジションでスワップポイントを受け取るようなものでもあります。
少なくとも、私はそう感じています。
でもですね。
ここまで書いたのは、理論にすぎません。コーンだって、ここ数年は落ち着いていますけど今年は荒れる年かもしれません。ちょっと不吉なのが、トランプ大統領の暴れ具合です。不思議なもので、農産物相場が荒れる時は米国経済も荒れたりするものです。
この辺は、トランプ大統領の登場がその兆候でないこをと祈るばかりです。
勝ち易い時に勝てばよい
私の「コーン サヤすべり取り」は、早ければそろそろポジションを作り始めます。状況を見ながらなので4月以降になるかもしれませんが、逆ザヤにならない限り売買を開始することになるでしょう。
もしも、ここから逆ザヤになるようであれば2017年の売買は見送ることにしています。この辺の理由は連載中に書いているので割愛させて頂きます。
逆ザヤ期は、荒れた海に乗り出すようなものです。私は、「勝ち易いときに勝てばよい」と思っています。勝ち易い時期を待って仕掛ければ、それだけ安全性が高まります。
失敗の可能性も薄く、比較的平易に利益も取れます。
ここに書いたことについて、未だに疑問を持っている方もいるかもしれません。
別に、それで良いと思います。
無理に、CFD取引を始める必要はないからです。
FXや株式投資で、既に稼ぎ続ける手法を確立しているのであれば、他の分野に手を出す必要もありません。私は、もともと新規分野での投資法実践が趣味のようなところがあります。その延長上で、ブログ・メルマガを書いているというところもあるのです。
なので、忙しいサラリーマンの方などが私の真似をする必要はありません。
一つの運用法をしっかり磨いていけば、いろんな投資分野に手を出す必要はありません。
私のメルマガは、いろんな運用法を紹介していくのでその中から読者の皆様に合うものを見つけて頂くためのものでもあります。私に合わせて、次から次へと新しい事をやってもらうためのものではありません。
今回の「コーン サヤすべり取り」は、これから実践に入ります。売買内容はいつものようにブログ記事やメルマガ記事にまとめていく予定です。そして、ある程度売買ルールがまとまったところで理論をまとめていくことになります。
売買がある程度固まってきたら、また記事にまとめていきます。
CFD取引2017年 目次
- 第1回CFD取引 税金面の優位性と2016年振り返り
- 第2回CFD取引口座選びで重視した4ポイント
- 第3回くりっく株365 たった4銘柄でも人気定着
- 第4回CFD取引と現物株比較
- 第5回くりっく株365はなぜ高レバレッジで取引が可能なのか?
- 第6回くりっく株365配当投資 6つのメリット 前編
- 第7回配当頻度と無期限保有可能 株365配当投資6つのメリット後編
- 第8回くりっく株365 リスクヘッジ手段としての使い方 3つの優位性
- 第9回FXとCFD 相関係数を利用した異銘柄売り
- 第10回くりっく株365 3つの両建て向け制度
- 第11回くりっく株365「転売・買戻しの申告」 3つの優位性
- 第12回CFD取引 調整額からみた分類 両建て派必須知識
- 第13回CFD取引資金 数百円からできるTwitter(ツイッター)
- 第14回GMOクリック証券CFD取引 2つのデメリット
- 第15回CFD取引 スプレッドと売り派のメリット
- 第16回配当相当額を狙ったくりっく株365 NYダウ運用
- 第17回日経225をNYダウ暴落用に使う2つのメリット
- 第18回FX投資家がCFD取引でも成功しやすいのはなぜか?
- 第19回CFDコーン 売り有利の理由
- 第20回コーンサヤすべり取り 売買道具
- 第21回サヤすべり取り 2つの収益源
- 第22回サヤすべり取りが流行らない理由
- 第23回サヤすべり取り レバレッジ1倍でも破滅する仕組
- 第24回大富豪の投資法「サヤすべり取り」 2つの意味
- 第25回CFD取引農産物銘柄 他とは違う重要な変動要因とは
- 第26回順ザヤと逆ザヤ サヤすべり取り売買の基本
- 第27回コーンサヤすべり取り リスク管理とレバレッジ
- 最終回「勝ち易い時に勝てばよい」 CFD取引2017
2017年現在、使用している3つのCFD口座