くりっく株365配当投資 6つのメリット 後編
くりっく株365配当投資 6つのメリット 前編の続き、後編です。
配当頻度が高く長期保有が可能
投資信託などで高い人気を誇るのが「毎月分配型」です。配当頻度が高いところが大きな魅力となっているのですが、くりっく株365でも似たようなところがあります。
日経225やNYダウなどは、先物や信用取引での売買も可能です。でも、いずれの金融商品も「ポジションをずっと保有し続ける」ということはできません。ETFを現物株で保有する場合には配当目的の長期保有も可能なのですが、先物や信用取引などレバレッジを効かすような売買には期日があります。
先物には3か月ごとに期限が設定されているし、信用取引では6か月の期限があり、どちらにも決済期日があります。
ポジションを作ったまま放ったらかしというやり方は、日経225先物などではできないのです。
これに対してくりっく株365は、「決済期日」がありません。このため、FX同様にポジションを作ったまま数年放置しておくことも可能です。私もスワップ目的で保有しているFX口座の放置ポジションが結構あります。
参考:資産倍増計画
これの一番古いポジションは2012年5月ですので4年半になります。
日経225先物などではこれと同様の運用は無理です。でも、くりっく株365では似たような形でやることが可能です。実際に、毎月少しづつですがくりっく株365放置系ポジションを増やしているところです。
くりっく株365は、配当相当額発生日数」が他口座に比べて格段に多くなっています。
これは、配当派にとってうれしい特徴です。
配当目的で株式保有している方などはよくご存じでしょうが、株式投資の配当金や他CFD口座の配当に近い性質の調整金の発生頻度は少な目です。
- 通常の株式配当は年に2回、多いところでも年4回
- CFD取引でも配当に近い調整額は大体年4回程度⇒しかも、マイナスのときもある。
FXのスワップ投資のように毎日のようにお金が増えるという楽しみはありません。株式投資で配当目的での保有というのは管理は楽なのですが、日々楽しみがあるという感じではありません。
これに対して、くりっく株365は以下のような感じになっています。
- 日経225:月1回くらい
- NYダウ:不規則ながら月5〜8回くらい
- FTSE100:週1回くらいのペース
- DAX@:配当無
日経225は年12回くらい、FTSE100・NYダウに至っては年数十回発生します。
今年の前半まで、FTSE100を保有していたのですが毎週のように配当相当額が受け取れるというのは楽しいものです。
これに対して、他口座では配当に近い調整金などは年4回程度の発生が普通です。口座によっては、金利負担が毎日のように発生することもあり、配当目的の保有自体が難しいと感じる口座もあります。
念のために申しあげておくと、「年間の総発生額」は口座間で極端に大きな差はありません。
既に書いた「配当相当額売買同値」「金利負担ゼロ」「その他の要因」などによってくりっく株365の方が多目になているかなという程度の差です。
そもそも他口座では、「配当」という言葉自体がなく問い合わせをしても「CFD口座には配当はありません」との回答があってCFD取引に慣れていない方は混乱してしまうこともあるようです。
おそらく「配当相当額」という具合に配当という言葉を使っているのは、CFD取引ではくりっく株365だけです。
なので、この辺の差は最初は見えにくい部分です。
1年単位では「調整金多かった口座」「調整金少なかった口座」という差はあっても長い目でみると納得のいくくらいの差に収まるというのが、私がいくつかのCFD口座を使ってきて感じる部分です。
くりっく株365などのCFD取引はFXとの損益合算ができます。メルマガ読者のほとんどはFXをやっている方ですので、この税金上のメリットはやはり大きいです。
注意すべきは、「くりっく株365の配当相当額は決済して損益となるタイプ」というところです。FXのスワップポイントでも決済した年に課税対象になるタイプがありますが、それと同じということです。
配当相当額が溜まって100万円くらいになっても決済しないうちは、課税対象にはなりません。
もしも、この損益合算を活用するのであればポジション決済などは年内に行う必要があります。来年の確定申告時期に気づくと手遅れという感じになるのでご注意くださいませ。
積立系運用でポジション増加中
私が、NYダウ配当中心でNYダウのポジションを保有し始めたのは3ヶ月ほど前の2016年8月からです。株価が高値圏で推移していることもあり、不用意に大きなポジションを作らずに少しづつ増やしています。
1枚で年間4〜5万円くらいの配当が期待できる銘柄なので、20〜25枚で年間100万円くらいの配当相当額が期待できます。現在3枚の買いポジションを相場変動をみながら、その辺まで増やしていく予定にしています。
配当相当額を貯めながら、じっくりと資産形成に取り組んでいます。
CFD取引2017年 目次
- 第1回CFD取引 税金面の優位性と2016年振り返り
- 第2回CFD取引口座選びで重視した4ポイント
- 第3回くりっく株365 たった4銘柄でも人気定着
- 第4回CFD取引と現物株比較
- 第5回くりっく株365はなぜ高レバレッジで取引が可能なのか?
- 第6回くりっく株365配当投資 6つのメリット 前編
- 第7回配当頻度と無期限保有可能 株365配当投資6つのメリット後編
- 第8回くりっく株365 リスクヘッジ手段としての使い方 3つの優位性
- 第9回FXとCFD 相関係数を利用した異銘柄売り
- 第10回くりっく株365 3つの両建て向け制度
- 第11回くりっく株365「転売・買戻しの申告」 3つの優位性
- 第12回CFD取引 調整額からみた分類 両建て派必須知識
- 第13回CFD取引資金 数百円からできるTwitter(ツイッター)
- 第14回GMOクリック証券CFD取引 2つのデメリット
- 第15回CFD取引 スプレッドと売り派のメリット
- 第16回配当相当額を狙ったくりっく株365 NYダウ運用
- 第17回日経225をNYダウ暴落用に使う2つのメリット
- 第18回FX投資家がCFD取引でも成功しやすいのはなぜか?
- 第19回CFDコーン 売り有利の理由
- 第20回コーンサヤすべり取り 売買道具
- 第21回サヤすべり取り 2つの収益源
- 第22回サヤすべり取りが流行らない理由
- 第23回サヤすべり取り レバレッジ1倍でも破滅する仕組
- 第24回大富豪の投資法「サヤすべり取り」 2つの意味
- 第25回CFD取引農産物銘柄 他とは違う重要な変動要因とは
- 第26回順ザヤと逆ザヤ サヤすべり取り売買の基本
- 第27回コーンサヤすべり取り リスク管理とレバレッジ
- 最終回「勝ち易い時に勝てばよい」 CFD取引2017
2017年現在、使用している3つのCFD口座