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くりっく株365はなぜ高レバレッジで取引が可能なのか?

CFD口座によって最高レバレッジは大きく差が出ています。くりっく株365は、おそらく国内CFD口座では一番の高レバレッジ口座です。その理由とメリットについてまとめました。

くりっく株365の毎週変動型レバレッジ制度

くりっく株365の必要証拠金は、毎週変動しています。この必要証拠金決定方法は、単純に対象銘柄の価格変動にレバレッジ●●倍という固定レバレッジを考慮して算出するというものではありません。くりっく株365の大きな特徴の一つが「高レバレッジ取引が可能であること」ですが、その高レバレッジを可能としているのがこの計算方式です。

 

ちなみに、4銘柄の2016年10月31日時点の1枚あたりの必要証拠金は以下のようになっています。

 

  • 日経225    63,000円
  • NYダウ     39,000円
  • FTSE100  18,000円
  • DAX@     33,000円

 

2016年10月31日値でみた1枚の約定代金はこうです。

 

  • 日経225    1,735,000円
  • NYダウ     1,816,700円
  • FTSE100    695,600円
  • DAX@     1,066,100円

 

ここから計算される現在の最高レバレッジは以下のようになります。

 

  • 日経225    約27.5倍
  • NYダウ     約46.5倍
  • FTSE100  約38.6倍
  • DAX@     約32.3倍

 

概ね高レバレッジではあるものの、銘柄によって大幅に違うのが確認できます。しかも、この最高レバレッジは毎週変動します。

 

変動するというよりも、そもそも「くりっく株365の最高レバレッジは●●倍」という発想で決めているのではないというのが正確な表現かもしれません。

 

この最高レバレッジもCFD口座間で大きな差があります。レバレッジ10倍程度という制限のある銘柄も他の口座では存在します。

 

くりっく株365の高レバレッジを可能としている理由は「必要証拠金計算方法」にあります。

高レバレッジが可能な理由 くりっく株365の証拠金計算方法

繰り返しになりますが、くりっく株365は毎週証拠金が変動する仕組みです。そのため、高レバレッジ取引をする方は証拠金計算方法を理解しておく必要があります。

 

くりっく株365の証拠金計算方法は、公式ページにて公開されています。ちょっと抜き出してきました。

 

【株価指数証拠金基準額の算出方法】

  1. 株価指数証拠金取引における株価指数清算価格の価格変動率(当日清算価格÷前取引日清算価格の自然対数)について、算出基準日(毎週最終取引日)の属する週から遡る過去24週間分の標準偏差を算出し、ヒストリカル・ボラティリティ(取引日率換算値)とします。
  2. 価格変動率が正規分布すると仮定し、両側99%の範囲をカバーするために、ヒストリカル・ボラティリティに2.58を乗じます。
  3. 算出基準日の株価指数清算価格を乗じ、価格変動率から価格変動幅に変換します。算出された数値を30の倍数となるように切り上げ、100倍した額を株価指数証拠金基準額とします。
  • (計算例)平成25年7月1日〜7月5日を計算対象期間とすると、日経225株価指数証拠金取引の1取引単位あたりの証拠金基準額は以下の通りとなります。
  • 7月5日の算出基準日における、過去24週間分のヒストリカル・ボラティリティが0.0193027…、清算価格が14,418円でした。これを上記算出方法(1.〜3.)に当てはめます。
  • 0.0193027…×2.58×14,418円 ≒ 718.03円
  • 算出された数値を30の倍数の720円に切り上げ、720円を100倍した7万2千円が証拠金基準額となります。
  • ※この株価指数証拠金基準額は、算出基準日の翌週の最初の取引日に公表し、翌々週での取引に適用されます。

 

これを見る限り、毎週の証拠金結締に大きな影響を及ぼしているのが過去24週間分の値をもとに算出される「ヒストリカル・ボラティリティ」であることが確認できます。

 

  • 相場変動が大きくなると必要証拠金が増加する⇒最高レバレッジが低下する。
  • 相場変動が小さくなると必要証拠金が減少する。⇒最高レバレッジが上昇する。

 

各銘柄ともに、相場変動に合わせて以上の傾向があると推定されます。限度一杯のポジションを作る方以外は、これくらいの大まかな理解で良いと思います。

 

銘柄別にみると「FTSE100」はサービス提供依頼ずっと必要証拠金が少な目で高レバレッジの取引が可能になっています。これは、英国のEU離脱の国民投票の後も変化がありません。

 

もしもですが、リーマンショックのような大変動期が到来すると必要証拠金もそれなりに上昇していくことになります。ただ、24週分=約半年の値動きを考慮して決められるので、必要証拠金がいきなり2倍になるような大変動はまず起きないと思われます。

 

この高レバレッジ気味の制度は、私達低レバレッジ派にもメリットがあります。

低レバレッジ派のメリット

私は、くりっく株365でも「低レバレッジ派」のままです。銘柄によって取引形態を大きく変えたりはせず、FXでやっていたことをCFD取引でも応用してやっているからです。高レバレッジ取引ができるというのは、低レバレッジ派にとってもメリットがあります。

 

「必要証拠金が少なくて済むため余裕資金が増えて強制ロスカットされにくくなる。」と、いうことです。

 

仮にNYダウであれば、レバレッジ10倍程度のCFD口座であれば必要証拠金は1枚で約18万円必要になります。これに対してくりっく株365は、1枚3.9万円です。

 

これで、強制ロスカットまでの余力が違うか比較してみましょう。

 

仮に、為替影響度や損益計算方法が同じで、どちらも強制ロスカットラインが証拠金100%未満としましょう。

 

50万円で1枚の買いポジションを保有したとした場合の強制ロスカットまでの余力はそれぞれ以下のようになります。

 

レバレッジ10倍のCFD口座

 

  • 証拠金余力:50万円ー18万円=32万円
  • 変動値幅余力:32万円÷100=3200

 

くりっく株365

 

  • 証拠金余力:50万円ー3.9万円=46.1万円
  • 変動値幅余力:46.1万円÷100=4610

 

くりっく株365 高レバレッジ

 

現在のNYダウ値が18,167です。強制ロスカットまでの余力が3200なのか4610なのかでは心理的にちょっとした差がでます。

 

仮に2000くらい下げたとすると、元々の余力が3200の口座では「損きり」か「追加資金」の検討に入る時期です。

 

それくらい下げると相場は反転するものでもあり、心配は杞憂に終わることも多いのですが、気を揉むことになります。

 

くりっく株365では、2000くらいの下落であればまだ余力はあります。完全ホールドの方針であれば、そのまま状況をみていれます。

 

CFD口座は、それぞれいろんな差があるもののくりっく株365の高レバレッジ気味の制度は、強制ロスカットされにくいというメリットがあると言えます。

 

無論、高レバレッジは諸刃の剣です。

 

高レバレッジで大きな勝負をかけて大きく負けてしまうきっかけにもなります。

 

高レバレッジ口座の良い所は、その選択権が投資家側にあることです。無理に高レバレッジ取引をする必要はなく、低レバレッジに抑えて自分なりの運用をしていけば問題はありません。

 

各口座の制度をしっかり把握して活用していきましょう。

CFD取引2017年 目次

 

2017年現在、使用している3つのCFD口座

 

2020/08/05


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