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サヤすべり取りが流行らない理由

富豪の投資法などと呼ばれているサヤすべり取りですが、誰でも儲かる夢の運用法ではありません。手堅い運用法でありながら、サヤすべり取り実践者が増えな理由がそこにある気がします。その陰の部分についてまとめました。

サヤすべり取りのリスクとは

サヤすべり取りは、富豪の投資法などと呼ばれたりもします。しかしながら、リスクの無い投資法など世の中のどこにもなく、サヤすべり取りも例外ではありません。いつもはローリスクなので、ある程度資産を増やすことはできます。しかし、リスク管理が甘ければいずれ破滅するというリスクもはらんでいます。

 

サヤすべり取りを「秘伝中の秘伝ゆえ一部の投資家にしか伝わっていない」などと書かれた記事もあります。私も昔はそう思っていました。

 

でも、今の私はそう思っていません。

 

だって、そんな秘伝中の秘伝の投資法を何のコネもない凡人の私が知ることが出来るはずがないのです。

 

「サヤすべり取りという投資法が拡がらない理由」

 

その理由は全く別のところにあると私は思っています。

 

正直なところ、サヤすべり取りで本当に資産を残せた人はそんなに多くないかもしれないという気がしています。地味な運用法なので、基本をしっかりと守って続けている人は少ないからです。

 

  • 毎日やるべき事が何らかの理由で続けられない。
  • あまりにもゆったりした売買で嫌になる。
  • 他の投資法に目がいき止めてしまう。

 

以上のような理由などで、段々と半端に作業をやるようになってしまうのが後々の失敗に繋がっていきます。

 

どんな運用法でも、中途半端にやればうまくいきません。

 

ところが、サヤすべり取りは中途半端にやっても、”いつもの時期”であればそこそこの利益が出てしまいます。これが後々の大怪我の元になります。

 

人間というのは、元来怠け者の傾向があります。手間をはびぶいて中途半端にやっても利益が出るのであれば基本に忠実でなくても問題視しんくなります。「これでも利益が出るから問題ない」という気持ちにもなるからです。

 

その気持ちが続くと、ますます手を抜いてしまうものです。

 

そうなっているうちに”破滅期”が到来します。

”いつもの時期”と”破滅期”

サヤすべり取りは、いつもはローリスクなのです。

 

でも数年に一回くらいのペースで”いつも”ではない時期が到来します。それによって最悪の場合”破滅”まで追い込まれてしまいます。サヤすべり取りのお決まりの破滅パターンは、以下の流れで発生します。

 

小さく売りポジションを仕掛ける

 

ちょっと儲かる

 

大きく儲けようと売りポジション仕掛け

 

大きく儲かることもある

 

もっと儲けようとポジションを長期保有

 

ある程度まではいくかもしれない。

 

更に投資継続 利益は出続ける

 

数年に一度発生する暴騰相場到来

 

損きりできずに飛ばしてしまう。

 

私も、20年以上前にこの流れで全資産を吹っ飛ばしました。当時の全財産500万円です。手取10万円台のときの500万円ですから、ちょっと痛いなどというものではありません。

 

最後の追い込まれて損きりをした時の絶望的な心境は今でも忘れられません。

 

この流れ、FX投資家であれば「何かと似ている」と思ったかもしれません。

 

そう「スワップ投資で失敗するパターン」によく似ているのです。この関連性は、サヤすべり取りに興味のある方には重要なところです。

スワップ投資経験の大切さ

そもそも「FXのスワップ投資」と「サヤすべり取り」は、やり方がよく似ています。売買だけを見ても、見分けはつきません。具体的な目に見える違いとしては、スワップ投資人気通貨の南アフリカランド円やトルコリラ円は、サヤすべり取りの投資対象にはならないなどがあります。

 

サヤすべり取り

 

私自身、10年以上前にFXを始めたばかりの頃は「サヤすべり取りを応用したのが私のスワップ投資」なんで書いていましたが、今はほとんど書かなくなりました。

 

こういうのは、読者にとっては、「どうでも良い部分」だと感じたからです。

 

ただ、やっていることが似ていれば破滅するパターンも似ています。

 

リーマンショック時には私も相応の大怪我を負いました。

 

でも、破滅まではいかずに立ち直り、元の軌道に戻ってきています。

 

私が破滅せずに済んだのには、いくつか理由があります。その一つが「過去に商品先物で大失敗していた経験」を活かせたことです。

 

今から20年以上前のことですが、サヤすべり取りを始めたばかりのころに破産寸前に追い詰められたことがあります。

 

相場というのは何が起きるかわからず、低レバレッジでもとことんまで負けて大損することがあることをその時、思い知らされました。

 

その経験があったので、豪ドル円でのサヤすべり取りではリー万・ショック時後の上昇局面である程度有効な対応が取れたと思っています。

 

これは、読者の皆様にとっては逆パターンで考えて頂いて欲しいのです。

 

もしも、スワップ投資で大損した経験を持ちで「コーン サヤすべり取り」に興味をお持ちであれば、過去の苦い経験を活かすことができるということです。歴史は繰り返します。過去の教訓をしっかり活かしていければ、相場で大怪我をすることは少なくなり、手堅い運用ができるようになるからです。

 

サヤすべり取りとスワップ投資は、よく似た運用法です。それ故に、運用対象が「コーん」などの農産物であってもスワップ投資で身に着けたリスク管理の考え方などは必ず活かすことができます。

 

破滅の回避

 

破滅を回避する方法はあります。確実ではありませんが、あります。私自身、20年以上前に一度破産状態になったもののそれ以降は、そこまで追いつめられる失敗はしておりません。

 

そのカギは「日々の作業の継続」です。

 

日々の売買道具記入をいかに基本通りにやっていくかが、破滅を回避する力となります。売買道具記入の大切さは、豪ドル円売買以上に大切になります。

 

「豪ドル円買い」と「コーン売り」では、大きく違うところがあるからです。

 

この違いについては、次回書かせて頂きます。

CFD取引2017年 目次

 

2017年現在、使用している3つのCFD口座

 

2017/01/16


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