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CFDコーン 売り有利の理由

売りが有利となる理由は簡単です。有利な環境を活かして利益を挙げていくのがサヤすべり取りというやり方です。

コーンは、売りを中心?

CFDコーン 売り

前回のメルマガで「コーンは売りが有利」と書きました。今回は、その理由を書かせていただきます。その理由とは、これです。

 

参考:コーン売りの魅力 利回り150%の価格調整額

 

コーンの売りポジションを作成してずっと保有した場合、価格調整額がいくら頂けるのかをまとめた記事です。

 

1枚の証拠金は2000円程度なのですが、2016年の1年間売りポジションを維持しただけで1.5倍の3000円の価格調整額が受け取れているのが確認できます。

 

でもこれって、「怪しい情報に騙されているときのような心境」になる方もいるかもしれませんね。随分、おいしい状況のようだな。こういうのって長くは続くないと推測されるかもしれません。

 

おそらく、初めてこの数字をみる方の多くがこのまま利益がでる数字とは思わないはずです。。

 

でも、これはそれほど特殊な状況でもないのです。商品先物やCFD取引の仕組みを知っていいる方には、当たり前という部分もあります。

 

まず、2015年の価格調整額の受取額を先ほどのページで確認してみてください。合計額は約4000円になります。

 

2016年は3000円だったのですが、2015年は4000円頂ける環境だったことがわかります。

 

この価格調整額は、年度によって大きく上下します。でも、3000円というのが特別好条件であったわけでないことは確認できるはずです。結論から書けば、金額は年度によって結構上下しますが、売りで価格調整額を受け取れるのは特殊なことではありません。

 

この「売りで価格調整額を受け取れる状況」を先物市場では、「順ザヤ」と呼んでいます。「順ザヤ」と逆の状況を「逆ザヤ」と呼びます。

 

「順ザヤ」というのは、相場環境が通常の状況であることを意味します。いつもこの言葉通りになるものでもないのですが、「コーン売りで価格調整額を受け取れる環境」は特殊なものではないということです。


基本順ザヤ 暴騰時には逆ザヤになりやすい

先ほどの文章を整理すると以下のようになります。

 

  • 売りポジションで価格調整額受取=順ザヤ
  • 買いポジションで価格調整額受取=逆ザヤ

 

これらには以下のような傾向もあります。

 

  • 順ザヤ:収穫量が平年どおり又は豊作で安定した相場のときは順ザヤのことが多い。
  • 逆ザヤ:大凶作など収穫量が大幅に落ち込んでコーンが大暴騰するときには逆ザヤになり易い。

 

豊作や平年通りの収穫のときは順ザヤ、大凶作相場で大暴騰するときは逆ザヤになり易いという傾向があります。

 

基本的には、順ザヤで推移するものの、数年に一度は大暴騰を演じるというのが「コーン」など農作物相場の基本パターンです。

 

最近は異常気象気味になることも多く、農作物も収穫量の影響を受けているため、逆ザヤになる時期が昔よりは増えました。

 

コーンも2013年頃は逆ザヤだった時期があります。この時期のコーン値は、現在の2倍くらいまで暴騰しています。

 

スワップ投資でも同様ですが、想定以上に相場が大きく動くと損きりを迫られるというのはコーンでも同様です。

師匠の教え

順ザヤの先物買うべからず  〜米相場格言

 

これは、先物業界で有名な格言の一つです。現在のコーンのように「売りポジションで価格調整額受取」となるようなときは買いから攻めてはいけないという意味です。

 

古い格言ですが、これはCFD取引でも通用します。

 

農作物系のCFD銘柄は、先物から値を生成しています。価格調整額も先物価格の限月間価格差(サヤ)を元にしたものです。表向きはCFD取引という名でも、中身は「商品先物相場」とほぼ同じものです。

 

なので、順ザヤを買いで攻めるときは十分に留意しておかねばなりません。私の師匠林輝太郎の語録にも同様の言葉があります。実際のところ、この言葉を知っているだけでも相場の大怪我防止に役立ちます。

 

前回「株式相場から商品相場に入ってくると負けやすい」と書きました。その理由が「買いは不利」というもので、今回説明した内容がそれです。

 

実は、CFD取引でも商品先物相場でも多くの方がこの辺の「サヤ」あるいは「価格調整額」の仕組みには疎い傾向があります。

 

それ故、「今はコーンが買い」という流れがあったりすると単純に乗ってしまいやすいのです。

 

「実はコーンは売りが有利だった」

 

こういう仕組みを最後まで知らない方も多いのです。これからCFD取引をする場合には、この辺は十分にご注意くださいませ。

 

ただ、売りでとっていくといってもただ売ればよいというわけではありません。

 

FX同様、どういう運用法でやっていくかが重要となります。コーン売買では、私がもともと商品先物相場でやってきた方法を使います。豪ドル円に応用した「サヤすべり取り」という運用法です。サヤすべり取りの基礎は●●▲■にまとめています。

 

参考:●●▲■

 

こもやり方を基礎として「コーン サヤすべり取り」をやっていきます。

CFD取引2017年 目次

 

2017年現在、使用している3つのCFD口座

 

2016/12/28


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