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スワップ放置投資 運用通貨の考え方 FX税金2015第10回

「税金のかからないスワップ投資7つのポイント」の続きです。スワップ放置投資をする通貨ペアを選ぶ基準についてまとめました。

 

今回は【その2:通貨ペア選定】です。

 

今回から連載を読み始めた方は、準備編から確認することをおすすめします。

 

その2:通貨ペア選定

「長期的に値動きが安定していそうな通貨ペアを選ぶ。」

 

これとても大切です。

 

スワップ放置投資は、スワップポイントの出るポジションをそのまま維持し続けることで毎日発生するスワップポイントを受け取り続けることを基本にします。税金のかからない範囲でやる場合も、やり方は一緒です。

 

運用通貨ペアを選ぶ際、高金利に目が行き過ぎないようにご注意ください。高金利通貨の中には、高金利を維持しないと為替値が保てず下げやすい傾向をもつものがいくつかあります。この手の通貨ペアは、長期保有するとスワップポイント以上の下落を演じることがよくあります。

 

下げて値が戻ればよいのですが、何年経っても戻ってこないこともよくあることです。例えば、数か月前にネット上でよく話題になったブラジルレアルです。

 

かなりの暴落だったのですが、これでも過去の暴落に比べれば軽微なほうです。ブラジルレアルは、「通貨切り下げ」という通貨価値を一気に半分にするような激しい行為を何度もやっているという過去もあります。

 

この辺は、メルマガ記事でも書いたことがあるのでご記憶の方もいるかもしれません。

 

「通貨切り下げ」というのは、例えばlこういうことです。

 

「1米ドル120円をいきなり200円にするよ!」

 

こんな事を一方的に宣言して、一気に変動させてしまうようなものです。値が一気に飛ぶため、その途中で損きりも何もできないということが当然のように起きてしまいます。

 

暴落とは次元の違う恐ろしい現象の一つです。昔はFXなんてなかったため個人投資家が巻き込まれることはありませんでした。しかし、現在は世界中の通貨がFXで取引できる時代のため注意が必要です。先進国通貨では起きることはまずないのですが、新興国通貨では過去も何度か起きています。

 

ブラジル・レアルは、今後も要注意です。

 

新興国通貨は好景気のときはそれなりに上昇することも多いのですが、一旦崩れだすと崩れ方も激しい傾向にあります。高金利だけに惑わされずに、慎重に運用対象通貨を選ぶようにしてください。

スワップ放置投資で無難な通貨

この運用をするのであれば、以下の基準を満たす通貨ペアが望ましいと思います。

 

  • 先進国の通貨ペア
  • 高金利通貨

 

現在の情勢でいけば、豪ドルかNZドル絡みの通貨ペアが良いだろうと思います。スイスフランがマイナス金利導入している関係でスイスフラン系通貨ペアのスワップポイントがかなり高目なのですが、今後も急変動が起きる可能性があるのでおすすめはできません。

 

私のスワップ投資は、基本的に豪ドル円です。

 

参考までに、スワップポイント振替制度を持つ外為どっとコムを使った場合で計算してみましょう。

 

外為どっとコム口座での利回り計算

 

2015年6月23日の豪ドル円スワップポイントは、1万通貨47円です。仮に証拠金30万円でスワップ放置投資をしたとします。

 

  • 年間受取額:47円×365=17,155円
  • 17,155円 ÷ 30万円 = 約5.718%

 

今までの私のポジションは、大体この基準で作っています。ただ、ここから大きく下落する可能性もあるので証拠金は1万通貨40万円くらいともう少し多目にしたほうが良いかもしれません。

 

長期的には、米国が金利引き上げを開始すれば豪ドルと金利が逆転したり、その影響で豪ドル自体が大きく下落するリスクもあります。とはいえ、日本円と金利が逆転することは当分ないでしょう。

 

いずれにせよ、豪ドル円であれば、あと数年は買いポジション放ったらかしでスワップポイント受取りが続けられるだろうと思われます。

 

豪ドル円買いポジションを放ったらかしにしておき、ある程度貯まったら税金のかからない範囲で振替えていけば税金をきにせず確定申告もせずにやっていけます。

FX税金2015 目次

連載FX税金2015の目次です。

 

 

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FX税金最新情報

2015/06/24


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