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FX利益20万円以下なら無税と信じていたら読む記事 FX税金2015第5回

FXで無税の範囲の復習に入ります。雑所得20万円というのは、サラリーマンだけの枠であり注意点もあります。有効活用するために、内容を把握しておきましょう。これについては、まず大雑把に職業別の無税範囲を確認しておきます。

 

  • サラリーマン確定申告不要枠 20万円
  • 専業主婦  地方税基礎控除 33万円
  • 自営業  なし

 

専業トレーダーは、「自営業」として届出をしてやっているのか「扶養家族」「無職」「法人口座」でやっているのかで扱いが違ってきます。この中でよくあるのが、サラリーマンの「20万円枠」の誤解です。

サラリーマン雑所得20万円無税の理解

良く知られている「雑所得20万円無税」にはいくつかの誤解があります。

 

  • 対象はサラリーマンのみである
  • 他に雑所得があったら合算する必要がある。
  • 確定申告不要枠であり無税枠ではない。

 

この3文をみて「そうだよね。理解しているよ」という方はこの先を読む必要はありません。うやむやな方は以下の記事が参考になると思います。

FX利益20万円以下 無税

参考:サラリーマン雑所得20万円の意味

 

確定申告をする必要が全くない場合に使えるのがこの20万円の枠です。見方を変えると、住宅ローン減税や医療費控除などで確定申告が必要な場合などは、10万円の利益でも一緒に確定申告をする必要があります。

 

なので、サラリーマンの方でも雑所得20万円の申告不要枠の対象外となる方が結構います。まあ、そういう場合は覚悟を決めて毎年確定申告を定例行事としてしまうのが良いと思います。

 

私もそうだったのですが、サラリーマンは確定申告をしたがらない傾向にあります。そして、それによって多目に税金を払ってもそのままとなってしまうのです。私の経験上、確定申告はやっておいた方が長期間でみると税金上得をすることが多いのです。

 

特に、FXは損失繰越の制度や確定申告をすることで書籍購入やFX用パソコンの費用の何割かも必要経費に出来るなど確定申告をするメリットが多くなっています。一つ一つは数万円程度の節税でもいくつも併せると10万円を超えることは珍しくありません。私も確定申告のメリットにはサラリーマンを辞めた後に気づき、とても悔しい想いをしました。

 

多忙な方のためには、E−TAXという制度もあります。

 

参考:国税電子申告 e-Tax

 

私まだ利用したことがないのですが、利用している知人の話では慣れてしまえばとても便利なようです。

自営業・個人口座専業トレーダーは無税枠なし

自営業の方でFXをやっている場合、この無税枠はありません。制度上は利益1円でも確定申告をする必要があります。自営業の方は、本業で確定申告をするのでFX用の追加書類を作成するだけです。手間的には大したことはありません。

 

でも、枠がないのは寂しいですよね。

 

個人口座で専業トレーダーをやっている方も、基本的には自営業と同様に申告不要枠はありません。とはいえ、専業トレーダーで税金の心配をする方は本格的に稼いでいるケースが多いので、この辺はあまり問題にはならないかもしれません。

 

個人口座で専業トレーダーをやっている方は、青色申告事業者となっているケースもあるようです。この場合、65万円の青色申告特別控除を受けられます。

 

参考:国税庁HP

 

これが受けられると税金対策上は有利です。他に全く所得がない場合、FX利益100万円台前半くらいまでであれば、各種控除+青色申告特別控除で課税対象となる利益をかなり減らせるからです。

 

ただ、専業トレーダーが青色申告の適用を受けられるかどうかは微妙です。何人かから「私は青色申告でやっています」というメールを頂いたのですが、判断は各税務署さんに任されているので絶対に受けられるものかどうかはわかりません。

 

この辺は、税務署の職員さんと相談をしながら進める必要があります。

FX税金2015 目次

連載FX税金2015の目次です。

 

 

FX税金に関する記事は下記にてまとめてあります。

 

FX税金最新情報

2015/06/10


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