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利益の出しすぎ注意

スワップポイントサヤ取りは、と超ローリスクということもあり日々の利益額は大きくありません。とはいえ、積もり続けると大きくなるもので、気づくと税金のかからない範囲を超えていることもあります。今回記事は、そうなり易いケースをまとめさせていただきました。

 

ご留意くださいませ。

税金のかからない範囲でやるとき特有の注意事項

利益の出しすぎ スワップ金利サヤ取り

スワップポイントサヤ取りを税金のかからない範囲でやる場合特有の注意事項があります。それは「十分に利益を出した後の新規ポジション作成」です。例えば、地方税基礎控除33万円の範囲でやる場合などが該当します。

 

まず、私の今までの運用利益推移をご覧ください。

 

参考:スワップポイントサヤ取り 運用成績推移

 

安全性が高く利益率は低いとはいえ年50万円以上となる年もあります。

 

私のように税金を気にせずにやっている場合は、このまま利益をもっと増やすことだけを考えておけばいいのですが、税金のかからない範囲でやる場合はそうはいきません。扶養家族から外れたくない、あるいは確定申告を絶対にしたくないという方は利益額を管理しておく必要があります。


ある程度利益が出た後の新規ポジション作成にご注意

例えば、先ほどの地方税基礎控除33万円の範囲でやっている方が、8月現在で30万円まで利益確定を終えたとします。

 

そこに、絶好の新規ポジションチャンスが訪れたとしましょう。

 

  • 今年はもう十分稼いだ。
  • 来年に向けて新規の仕掛けをしておこうか。

 

いつもであれば、こういう気持ちで次の両建てポジションを作ってしまうことでしょう。

 

でも、ちょっと待ってください。

 

この場合、来年まで5か月間は両建てポジションを決済しないつもりでポジションを作ることになります。そのスワップポイント差のまま、さしたる為替変動もなければ想定通りに翌年の利益として計上できるでしょう。

 

でも、利益が5万円くらい貯まってきたときに、前回書いたスワップポイント逆転現象が起きたらどうしましょうか。

 

参考:スワップポイント変動への対応

 

こういう時に「スワップポイント逆転したから決済しておこうか」という作業をやってしまいがちなのです。こうなると利益オーバーとなり、税金のかからない範囲を超えてしまうことになります。

 

こういうケースをできるだけ避けるには、ある程度利益が貯まったら翌年になるまでは新規ポジションを作らないというのが一番無難です。

 

あるいは、逆転現象が起きても利益がある程度減るまではそのまま両建てポジションを維持するというのも有効な時があります。とはいえ、利益を敢えて減らすというのは気分的には嫌なものなのであまりおすすめはしません。

もう一つの対処法

利益を出しすぎた時のもう一つの対処法は、「もう一度スワップポイントサヤ取り両建てポジションを作ること」です。

 

両建てポジションを保有して数日すると「片方が含み益 片方が含み損」となります。ほどよいところで含み損のポジションを決済します。これによって、その年の利益を大きく減らせることになります。
無論、含み損を出して決済した後は再び同じポジションを作り直して為替変動リスクをゼロに抑えておきます。あとは、翌年になってから決済となります。

 

このやり方はとても便利なのですが、やり過ぎにご注意下さい。

 

「策士策に溺れる」的な過ちに陥りやすいのです。税金のかからない範囲でやるFXは、欲を出さず単純なことを地道にやっていくのがおすすめです。

FX税金2015 目次

連載FX税金2015の目次です。

 

 

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FX税金最新情報

2015/08/08


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