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スワップ投資通貨ペア選び 私の基本基準

スワップ投資対象とする通貨ペアの選定の補足記事です。

通貨ペア選択で注意している事

連載中に、スワップ放置投資をする際の対象通貨ペアについて質問をいくつか受けました。それにお答えしている中で書いておきたいことが出来ましたので今回の記事にまとめまさせていただきます。それは、「私のスワップ投資通貨選定基準」についてです。●●▲■をお持ちの方は、「運用通貨の選び方」もご参照ください。

 

参考:●●▲■について

 

レポートでは、格付けを利用することについて書いています。この考え方の基本は、「将来の国力差を考慮してスワップ投資運用通貨ペアを決める」ということでもあります。「相対的に割安感がありプラススワップポイントとなる通貨ペアを売買対象とする。」

 

これが、私のスワップ投資の根底にある考え方です。

 

質問の中で「NZDUSD買いはどうか」や「ZARJPY買いはどうか」といったものもありました。私の結論から書くと「米ドル売りはやらない」「ランド買いもやらない」ということになります。

為替相場は国家の将来性を示す

昔から相場には先見性があると言われます。規制の入らない状態での為替相場の先見性とは「将来の相対的国力差」を示すと言い換えることができます。

 

*国力=国家の経済力を中心とする総合的力

 

  • 相対的に国力が上がっていく国の通貨は上がりやすい。
  • 相対的に国力が下がっていく国の通貨は下がりやすい。

 

為替相場は、USDJPY=米国/日本という感じで2国間の通貨で示されるため相対的な国力差という表現になります。

 

単純な発想ですが、将来国力が強くなっていくと思われる通貨を買っておけばスワップポイントの他に値上がり益も期待できます。逆に、国力が弱くなっていくと思われる通貨を買っているとスワップポイント受取り以上に通貨が下がるリスクがでてきます。

 

「将来の国力高A国買い>将来の国力低B国売り」という形でスワップポイントを受け取れる通貨ペアが私のスワップ投資対象通貨となります。

 

例えば、私がスワップ投資で選んでいるAUDJPYは、将来の国力を豪国>日本と感じていることが基本となっています。

国力を決める要素

私は大きく以下の要素で見ています。

 

  • 人口増減(自然増加や移民政策)
  • 国民の能力(学力や技術力)
  • 経済成長力や国家財政内容
  • 治安・政治の安定性

 

人口増加が続く国というのは、単純に経済規模が大きくなるため国力を高める有力な力となります。そして、人口増加によって消費増加も期待できるため経済成長もしやすくなります。

 

自然増ができない場合でも、移民流入で人口を維持できるのであれば良いと思っています。米国や欧州各国は、いろいろな問題を抱えながらもその問題と戦いながら移民を受け入れ続けているのは評価できます。

 

国民の能力も重要です。学力を疎かにする国は伸びません。中国や韓国が日本と肩を並べるまでに成長できたのは、日本に追いつくために彼らが学力向上に力をそそいだ結果でもあります。

 

10年以上前には、当時の中国人のなかには給料のほとんどを自己啓発のための勉強につぎこんで自分を磨き続けているという逸話をよく聞きました。今はこういう話は聞かなくなりましたが、10年以上前に必死で努力していた人々が今の中国の成長を支えていることは間違いありません。

 

これらを基礎とした総合的な指標となるのが経済成長力です。ただ、政府が成長維持のために無理をしているケースもあります。その目安として国家の財政赤字なども考慮対象としてます。

 

「治安・政治の安定性」については、先進国レベルが維持できるかどうかです。

 

これらの基準でみていくと日本の「将来の国力」は今のところ先進各国に比べて弱くなっていくと思わざるをえません。対照的に米国は、既に大国でありながら将来も成長する力を維持しています。先進国では潜在的成長力は抜きんでています。

 

なので「スワップ投資で米ドル売り」はしません。NZDUSDなどは、高スワップポイントが期待できる通貨ペアですが、このような理由から私のスワップ投資対象とならないのです。

 

では、日本が将来的に世界最弱国かというとそうではありません。

 

将来的にも日本より弱いかもしれないという国は存在します。例えば、南アフリカランドです。この国は、資源に頼った経済からの脱却が全くといっても良いほど進みません。そして治安も悪いままです。

 

資源価格の下落や経済が全体的に停滞し始めると大きく崩れやすい傾向は今後も続くと感じています。

 

なので「スワップ投資でランド買い」はしません。

 

これらの基準は慎重すぎると感じている方もいると思います。でも、これを厳守してきたからこそ、リーマンショックも乗り越えて10年以上スワップ投資を続けてこれました。

 

今後もこの基準は変えないつもりです。

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2015/07/22


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