当ページは、アフィリエイト広告を含みます。

FX含み益ポジションからの資金移動について

知っているつもりでうっかり漏らしていることってありますよね。この運用法は、そのうっかりが不具合につながることもあります。利用するFX業者の資金についてのルールは、把握しておきましょう。

読者からの質問で案外多い事項

FXに慣れた方でも、意外なところを把握していなかったり、誤解していることがたまにあります。特に、スワップ投資のように低レバレッジで少々の相場変動があっても強制ロスカットとはほぼ無縁であるとキワドイ部分のルールはあやふやだったりします。

 

両建運用は、で注意事項さえ守っていれば大怪我をすることはまずないのですが、細かい部分のルールはある程度熟知しておく必要があります。

 

たまに頂いたコメントやメールで本当に焦ったことが何度かあります。特に焦るのがこのケースです。

 

「含み益から資金移動ができると思っていました。」

 

例えば、買いポジションで大きな含み損がでた場合、大きな含み益となっている売りポジションから資金移動するケースがあるのですが、その場合移動できるのはあくまで「入金額ー必要証拠金」の範囲内です。含み益が数百万円でていても、そのお金は決済しない限りは引き出せません。

 

でも、「含み益が移動出来る」と思っている方が少なからずいます。

 

もしも、そのまま「含み益が移動できる」と思い込んでいたら、資金移動がうまくいかずに不測の事態も起こっていたかもしれません。

 

各社どこまで出金できるかという内容は違っています。今回のスワップポイントサヤ取りのような資金移動が重要な意味をもつ運用法では「出金できる範囲」を押さえておくことは大事です。

 

念のため、現在スワップポイントサヤ取りの南アフリカランド両建の売りポジション口座として使っているDMM.COM証券の口座状況をご紹介します。

 

DMM.COMは豪ドルのスワップポイントサヤ取りでもよく使う業者でもあります。多くの方はご存知の部分だとは思いますが、復習を兼ねて読んでいただければと思います。

DMM.COMの出金可能額

DMM.COM証券口座の売りポジションは以下の状態で作成しています。

 

  • 証拠金 100万円
  • ポジション 100万南アフリカランド売り
  • 売値10.837円

 

この段階で、必要証拠金は約40万円ですので出金できる金額は約60万円となります。

 

ポジションを作ってからもう2ヶ月くらい経過していて、為替値も動いてきました。原稿を書いている現在の南アフリカランド円は9.958円です。

 

口座管理画面の証拠金状況は以下のようになっています。

 

  • 純資産額 1,825,000円
  • 評価損益   825,000円
  • 証拠金維持率  458.77%
  • 出金可能額  602,200円

 

売値から0.8円下落しているので評価利益が80万円以上出ています。でも、出金可能額は約60万円のままです。

 

評価利益がどれだけ増加しようと出金可能額にはほとんど影響がないことが確認できます。

 

もしも値がほとんど動かなければ、売りポジション口座は毎日発生するスワップポイント支払いのために出金可能額は少しずつ減っていきます。

 

現在は、値が下落しているので必要証拠金も下がってきて出金可能枠としてはほとんど変化がないという感じになっています。

 

以上、たまに頂く質問に同様の内容があり心配になったので記事にさせていただいた次第です。

 

細かい部分ですが、把握しておけば怪我をすることはなくなります。安全な運用を安心してやっていきましょう。

スワップポイントサヤ取り 目次

FX業者のスワップポイント差を利用した運用法、スワップポイントサヤ取りの連載です。為替リスクほぼゼロで利益を出していくのがこの運用法の長所です。2つのFX業者を使って行う運用法で、現在の通貨ペア別の最適組合せは以下を参考にされてください。

 

スワップポイントサヤ取り 現在の最適業者

 

確実性が高い分だけ、利益率は低くなるのですが、安全重視の運用をしたい方に合います。ただ安全性確保には基本事項を守っていく必要があります。まずは、以下の記事で基本事項の確認ができます。

 

2013/07/16


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
TOPへ