スワップポイントサヤ取り、ここまでの成績
今回より、公開運用法の一つ「スワップポイトサヤ取りの連載に入ります。
サヤ取りとは何か?
サヤ取りは、裁定取引あるいはアービトラージとも呼ばれています。
大和証券さんのHPでは、こう説明されています。
裁定取引は、金利差や価格差に注目して、割安な投資対象を買い、割高な投資対象を売るポジションを取ることで、両者のサヤを抜こうとする手法。
参照元URL:https://www.daiwa.jp/glossary/YST0649.html
サヤ取りには、いろんなやり方があるため、その見方によって様々な説明がされています。
多分、最初のうちは何のことかわからないだろうと思います。
私なりに簡単に書くとすればこうなります。
- サヤ=価格差・金利差です。
- この価格差・金利差変動を利益に変えていく運用法をサヤ取りと呼んでいます。
説明が簡単すぎて、余計にわからないかもしれません(汗)。
一応、私なりに詳しく説明しているのがこのページです。
参考記事:サヤ取り 3つの種類と特長
サヤ取りにはいろんなやり方があるということは、おわかり頂けると思います。
私が、これから説明していく「スワップポイントサヤ取り」はこのページでは「市場間サヤ取り」のカテゴリーに入ります。
「FX口座間のスワップポイント差変動を利益に変えていくサヤ取り」
・・・ということです。
ここまでの損益・成績
スワップポイントサヤ取りのこれまでの成績は、ここに掲載しています。
このページ内の「ここまでの累計成績と年度別成績」という部分をご覧ください。
2010年から成績公開を始めてからの毎年の成績状況です。
いくつか気づく点がありますよね。
- 一年を通じて損失となった年がない
- 毎年の利益額に大きな差がある
- 利益最高の年でも、それほど大きくはない
毎年利益となっているのは、この運用法の大きな特徴の一つです。
この連載で触れる「リスク」に十分に注意していけば、毎年利益を出していくのは難しいことではありません。
でもですね。
2010年〜2022年までの13年間の累計利益は約650万円です。
650万円というとなかなかの金額ですが、13年間ですので毎年の平均利益額は50万円程度です。
運用資金が少ない訳ではないんです。
「安全第一」でやっているとうこともあるのですが、この運用法の特徴でもある「毎日の利益額が小さい」という部分が大きいのです。
この運用法は、大きい資金でガンガンやるようなものではありません。
私自身「ポジションを持たない余裕資金で少しでも増やせればよい」という気持ちでやっています。
多分、そういう発想でやっているので、これまで何度かあった大きな変動に巻き込まれずに済んだのだと思っています。
次回、仕組みを説明させて頂きます。